【西武新宿線】新型特急「トキイロ」2027年春デビュー!10000系後継は全8両が異なる色彩、全席コンセント完備&消費電力70%削減
イチオシスト

西武新宿線の利用者に、待望のニュースです。西武鉄道は2026年2月19日、公式サイトで進めていたカウントダウンを終了し、2027年春に導入する新宿線の新型車両「トキイロ(TOKIIRO)」の全貌を公開しました。長年愛された特急10000系(ニューレッドアロー)の後継として、空間プロデュースの丹青社とタッグを組んだ斬新なデザインは、1編成8両がすべて異なるカラーという珍しい仕様。全席コンセント完備など快適性が飛躍的に向上するだけでなく、環境性能も極めた次世代車両の魅力をレポートします。
【参考】西武鉄道が「トキイロ」商標出願、新宿線の次世代特急か(※2025年掲載)
https://tetsudo-ch.com/13022438.html
「時の色」を映す全8両のデザイン

愛称の「トキイロ」は、その名の通り「時の色(Time’s Color)」をイメージして名付けられました。最大の特徴は、これまでの西武鉄道の車両にはなかった大胆なカラーリングです。「街並みや人々の隙間をつなげる」というテーマのもと、なみ型のライン「エナジーウェーブ」を採用。朝・昼・夕方の空の色をモチーフにしたグラデーションが施され、1編成8両のすべての車両でカラーリングが異なるという、同社初の試みが取り入れられています。

車両前面は、朝焼けと夕焼けをイメージしたダブルフェイスデザイン。見る時間帯や距離によって表情を変えるドットデザインも採用されており、新宿線の風景に鮮やかな彩りを添えることになりそうです。

全席コンセント完備、ビジネスも観光も快適に
内装デザインにも力が入れられています。座席は車体デザインに合わせたレッドとオレンジを採用し、統一感を演出。気になる車内設備ですが、現代のニーズに合わせて以下の機能が全車両に完備されます。
主な車内設備
・リクライニングシート
・全席電源コンセント
・SEIBU FREE Wi-Fi
・ドリンクホルダー、フック
照明の色温度にもこだわり、床や壁面には落ち着いた色調を採用することで、自宅のようにリラックスできる空間を目指しています。ビジネス利用でのPC作業はもちろん、週末のお出かけでも快適に過ごせる仕様です。

レッドアローの系譜と「生活密着」への進化
今回の発表で鉄道ファンが最も注目するのは、「10000系(ニューレッドアロー)の置き換え」という点でしょう。池袋線・秩父方面の顔が「Laview(001系)」へと世代交代したのに続き、ついに新宿線にも新時代の波が到来します。
池袋線「Laview(ラビュー)」と新宿線「トキイロ」
興味深いのは、そのコンセプトの違いです。「トキイロ」は空間プロデュースの「丹青社」と共に、愛称からプロモーションまで一貫して策定しています。
建築家の妹島和世氏が手掛けたLaviewが「風景に溶け込む」デザインにより、「目的地(秩父)を目指すワクワク感」を演出しているのに対し、今回のトキイロは、「日常の移動時間に対する価値観の変化」を背景に挙げている通り、観光輸送だけでなく、通勤・通学という「日常をいかに豊かにするか」に重きを置いているように感じられます。
製造は川崎車両が担当。10000系と比較して消費電力を約70%削減(※直流モーター車比)するなど、環境性能も現行水準にアップデートされています。現時点で運行区間や停車駅は「未定」とされていますが、新宿線の新たな主役として、拝島ライナーのような着席ニーズにもどう応えていくのか、運行形態の発表も待たれます。
2027年春、新宿線の風景が変わる

新型車両「トキイロ」は、2027年春の運行開始を予定しています。西武鉄道の公式YouTubeチャンネルでは、現在製造中の構体検査の様子などを含めたティザームービーも公開されています。
2027年、新宿線の「通勤」が特別な「ひととき」に変わる
西武新宿線の新型車両「トキイロ」の発表。 全8両が異なる表情を見せる「エナジーウェーブ」のデザインは、駅のホームを歩く人々の目も楽しませてくれるでしょう。また、消費電力70%削減という驚異的な環境性能も、これからの時代の鉄道にふさわしい進化と言えます。
運行区間や停車駅の詳細はまだ「未定」ですが、2027年春のデビューに向けて、西武鉄道公式YouTubeでのメイキング動画公開など、楽しみは尽きません。次世代の新宿線の象徴となる「トキイロ」の動向に、引き続き注目していきましょう。
(画像:西武鉄道)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
記事提供元:旅とおでかけ 鉄道チャンネル
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