削りカスが金インゴットに!? 手仕事が生む「440万円の純金ぐい呑み」:所さんのそこんトコロ
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イチオシスト
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「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(毎週金曜夜8時)。
2月13日(金)に放送された「職人のナゾ道具!これじゃなきゃダメなんです!」をプレイバック。
【動画】削りカスが金インゴットに!? 手仕事が生む「440万円の純金ぐい呑み」
ものづくりを極める職人の手元には、一見すると用途がわからない“ナゾ道具”があるもの。今回は、そんな職人こだわりの道具に注目!

都内で作業を行う「石川工房」6代目の石川さんが使うのは、いびつな形をした一枚の木の板。5代目である父から受け継いだもので、長年使い込まれ、無数の傷が刻まれています。

両端は意味ありげな形で、表面には小さな穴や傷が。木である理由は、扱いやすさと柔らかさ。加工する素材が非常に柔らかいため、金属やプラスチックではなく木が適しているそう。ちなみに、石川さんが手がける素材は「高級車一台分くらいする」ほどの超高価なもの。

いよいよ作業開始。
石川さんが取り出したのは、なんと純金の板。ハサミで直径9センチの円形に切り抜き、バーナーで熱して柔らかくします。

熱して柔らかくした純金を冷まし、金槌で叩いて形を整えます。
縁は木槌で叩き、途中で再加熱しながら加工。硬いままだと割れる恐れがあるためです。

その後も熱しては叩くを繰り返すこと、なんと3週間!
純金の板は手にすっぽりハマるお椀状になりました。理想の形になったら、ハサミで縁を美しく整えます。

ここで、あのナゾ道具が登場。作業机に取り付け、割れ目を支えにして純金の縁にヤスリをかけます。
この道具は、純金を削るための「すり板」。純金は非常に柔らかく傷つきやすいため、支えも木でなければならないそう。
すり板は、ヤスリがけだけでなく、糸のこで金を切ったり穴を開けたりする際にも使用するため、表面は傷だらけに。
石川さんは、日本でも数少ない金専門の工芸作家。数百万円の価値を持つ作品を生み出す若きクリエイターです。
代々続く金専門の工房に生まれ育ち、15歳で金工の道へ。現在は6代目として、このすり板も受け継いでいます。

こうして完成したのは、純金製のぐい呑み。販売予定価格は440万円!

削る肯定では金の粉が大量に出ますが、一粒たりとも無駄にしないようかき集め、切れ端とともに工場で精錬。再びインゴットへと生まれ変わらせます。
職人の世界には、道具や工程一つ一つに意味がありました。
記事提供元:テレ東プラス
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