伊豆半島の沖磯で開催された磯釣り大会で見事優勝! 潮を読み40cm寒メジナを好捕

伊豆半島の沖磯で開催された磯釣り大会で見事優勝! 潮を読み40cm寒メジナを好捕">
伊豆半島の水温変化 今年の伊豆半島の水温低下は早く、1月中旬には14℃を切ることもあった。理由ははっきりとはしないが、黒潮の大蛇行が終息したのも一因のようだ。 港から見た日の出(提供:TSURINEW …
イチオシスト
主宰する磯釣り奨励会の新春懇親磯釣り大会を下田市須崎の沖磯で開催。全体的に渋い中、見事40.2cmの口太メジナをキャッチし、優勝した模様をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)


伊豆半島の水温変化
今年の伊豆半島の水温低下は早く、1月中旬には14℃を切ることもあった。理由ははっきりとはしないが、黒潮の大蛇行が終息したのも一因のようだ。
港から見た日の出(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
黒潮が岸近くを流れることによって、海水温が上昇し、今まであまり見受けられなかった魚が捕れたり、釣れたりと、良かった面もあるし、逆に今まで取れていた魚介類が減少してしまうといったマイナス面もあるようだ。自然界の出来事だけにどうすることもできないが、少しでも安全に豊かな海で楽しめることを願うばかりだ。
磯釣り大会を開催
さて今回は、1月18日に主宰する磯釣り奨励会の新春懇親磯釣り大会を下田市須崎の沖磯で開催したときの模様と低水温期のメジナ攻略に付いて記事化しようと思う。
大会参加者集合写真(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
関東東海エリアの仲間たちと、2012年に第一回メジナ攻略研究実践大会として開催し、翌年に正式名称を磯釣り奨励会とし、新春大会としての開催は14年になる。縁あって東海エリアで活動している関東竿友会さんと一緒に合同大会を2015年から行うようになり、2会合同新春懇親磯釣り大会として毎年1月の恒例行事となっている。
大会会場は冬の季節風に強い下田市須崎地区。低気圧や台風でも来ない限り西でもナライでも竿を出せる釣り場があるのが良い。規定は35cm以上のメジナ1匹の長寸。人数が多いこともあり、いつもの乗船場ではなく、対岸の広い岸壁に渡船を付けてもらっている。渡船は須崎地区のすさき丸さん(tel/0558-22-9074)。
当日の状況
出船時間は冬時間なので6時30分。それまでに参加者に渡礁順番を決めるくじ引きと、大会規定等の案内をして釣り仕度をした。前日まで西の強風が吹き荒れたので、ウネリが残るかと思われたが、当日は北東風に変わり、絶好の釣り日和となった。
須崎一便目が出船(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
ただ気がかりな点も。船中の水温計の数字が前日よりも下がり、14度しかない。しかしながら、港を出た渡船から水平線上に見える太陽の光が赤く染める美しい現象に見取れて、マイナス思考も吹き飛んでしまった。船長さんからこの磯は何人と指示してもらい、くじ引きで引いた番号順に参加者は渡礁していった。
私は推し活のドジャース大谷翔平選手の背番号17を引き当て、今日は良いことがあると密かに確信!港を出て右に向かったマルエゴという地方寄りというより地磯。2名で降りた。水深は竿1本程度とあまり深くはない。海底には所々に沈み根が点在し、私は初めて降りたが、地磯といえどもメジナ釣り場としてなかなか良さげな釣り場と感じた。
まきエサ作り
フカセ釣り仕掛け(作図:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
用意したまきエサは、オキアミ6kg、ニューグレパワーV11、グレパワー沖撃ちSP、超遠投グレを各1袋。練り込まずに少しづつ海水を入れながら遠投が効く仕上がりにした。理由として、左からの風がやや強いのと、近距離でメジナの反応が薄い場合、出来る限り遠投でポイントを探る釣りが効果的だから。
チャカ場で釣る
番号の若い順に釣り座優先権があるので、まずは私がチャカ場に釣り座を構えた。
釣り座(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
初めての釣り場ではどこがポイントなのか分からない。そういったとき、チャカ場は渡船が付けやすいほどの地形と水深があるので、良い釣り座になる。
磯際は生命反応無し
パッと海を見た感じ、潮はあまり流れていないようだ。海中の潮はウキを入れて見て判断する。私のルーティーンである磯際周辺からまずは狙ってみた。まきエサに魚の姿は全く見えない。さしエサも丸残り。やはり、船中で見た水温計の14℃という低水温の影響が……。
渡礁したマルエゴ(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
沖を狙い40cm級メジナ手中
10分ほどで手前を見切って、一気に30mほど沖を狙った。すると、竿先からウキまでミチイトが長く出ている分、左からの風にミチイトが流されやすい。頻繁にラインメンディングをしながら修正しないと仕掛けがふらついたり、潮筋から外れてしまう。ただでさえ寒メジナは食い渋り易いのに、余計に食わなくなってしまう。ここは神経を使わなくてはいけない肝である。このときの潮は僅かに右へと流れている。
使用した仕掛け(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
あれこれあちこち試しながら既に2時間ほどが経ってしまった。そうこうするうちに緩かった潮は、僅かながらも速く流れ出したようにウキの動きから感じた。先打ちまきエサをポイントに撒き、仕掛けを合わせるように投入。被せも数杯撒いて仕掛けが馴染むのを待った。
すると、潮読み通り、竿引きの良いアタリを捉えた。竿に乗った重量感から良型を確信。海底の根の状況も良く分からないため、慎重かつときには強引にやり取りをしながら取りこむことに成功。肉厚で体高がある良い型の口太メジナ。
40.2cmゲット(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
あちこち仕掛けを入れることで、いま潮はどう流れ、速さはどの程度かなどはある程度分かる。それらの材料を基に、どうまきエサを撒けば、さしエサと合わせて魚に口を使わせることができるか。分かったことを基に海中を想像しながら釣りを組み立てる面白さが寒メジナ釣りの醍醐味。磯の上で測ると40cmはある。なんか嬉しい。17番の効果か?
遠近探って35cmメジナ追加
2匹目を狙うもそう簡単にはいかない。交代時間となる。沖向きの右角に釣り座を取る。同礁の人は私が入っていた場所に釣り座を構えた。私の釣り座右手にはハナレ根があり、その先端部周辺はサラシができることで、複雑流れ方をしている。数投狙ってみたが、仕掛けが落ち着く場所を見つけられない。
釣り上げた2匹の口太メジナ.jpg(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
そこで、真沖を向いて遠近を狙いながら、メジナのヒットポイントを探るような釣り方をした。意外にも交代後すぐに結果が出た。最初は、張り気味にしているミチイトから少し引っ張る感じのアタリが出た。このアタリで魚を掛けられなかったが、何投目かの仕掛けに出たアタリは逃さなかった。サイズダウンしたが、36cmとはいえ厳しい状況下での口太メジナは嬉しい2匹目となった。
見事に優勝!
その後潮は左に流れ出し、同礁の人は何発か掛けるも魚が大きくてキャッチできなかった。私の方も2匹の釣果で終了となる。港で検量の結果、40.2cmで見事優勝に輝いてしまった。14年間で3回目となる優勝。いやはや推し活効果なのか腕なのか、釣り場なのか。何はともあれ優勝の2文字は嬉しいの一言。
優勝した筆者(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
40cm超えはこの1匹のみ。準優勝は38.5cm。第3位は35.4cm。終わってみれば非常に厳しい状況だということが全体の釣果から良く分かる。表彰式後はお楽しみ抽選会で盛り上がり、無事2026年度の2会合同新春懇親磯釣り大会を終えることができた。
入賞者(提供:TSURINEWSライター・塩田哲雄)
最後になりましたが、渡船すさき丸船長様、いつもご協力ありがとうございます。また、参加された皆様、厳しい釣りでしたが、この1年間元気に皆で良い釣りをしましょう。
今後の展望
14℃を切りそうな水温ではメジナも口を使わない。根に付いているメジナを狙うとか、僅かでも水温が上昇しそうなポイントを狙うとか地形的なポイントを見極めること。
そして、その釣り場の潮に適した仕掛けを組み、まきエサをさしエサにどう合わせるか、いろいろと試しながらメジナとの接点を多くしていくことで、食い渋った寒メジナに出会える機会が増えると思う。まだまだ冬本番。寒さ対策を万全に、寒メジナを攻略しに行きませんか。
<塩田哲雄/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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