70代の両親と一軒家で暮らす年収300万の女性が「家庭内の雰囲気を悪く」してまでも節約に励むワケ
イチオシスト
2023年の物価上昇が節約生活を始めるきっかけに
愛知県の一軒家(注文住宅)で、76歳の父親、70歳の母親と3人で暮らす女性。生活支援員の正社員として働いており、年収は約300万円。そのほか、約500万円の貯蓄があると言います。

そんな女性が節約をし始めたのは2023年4月ごろでした。2023年は物価が大きく上がった年。実際、翌年発表された2023年の平均消費者物価指数の総合指数は前年比3.2%上昇、さらに生鮮食品を除く総合指数は前年比3.1%上昇と、実に1982年以来41年ぶりの上昇幅でした。
>>>参考:e-Stat政府統計の総合窓口
物価高の波に直面した女性は「食料品や公共料金などの値上がりに対して家計をやりくりするために節約をだんだんと意識しないといけないと思うようになった」と振り返ります。
「物価上昇への対応をしないと」。そんな不安が女性を節約生活へと突き動かしました。
節約の結果、生活の質が低下し「家庭内の雰囲気を悪く」してしまった……
いざ節約生活をスタートした女性。ところが、節約を続けた結果、ある“壁”にぶち当たってしまいます。

実は「行き過ぎた食費の節約をしてしまった」という女性。「極端に食費を削ると栄養が偏り健康を害するだけでなく、食事を楽しむこともできなくなり、かえって医療費などの出費につながってしまった」と明かします。
少額の節約にこだわりすぎることで「時間や交通費といった別のコストがかかり、大きな効果が得られない」と感じたそうです。
さらに「旅行やイベントなど人生の思い出に残る経験を控えるようにしたことで生活の質を低下させ、家庭内の雰囲気を悪くしてしまった」と続けました。
それでも止められない節約生活、その背景にある思いとは?
節約生活に対して「好きな時に外食に行けなかったり、欲しいものが自由に買えないことで生活の豊かさを感じなくなってしまう」と、不満を口にする女性。はたから見ると、無理のない範囲で節約した方がいいのでは……と感じてしまうかもしれませんが、女性は今も節約を続け、月に2万ほどを削減しています。

なぜ、そこまでするのでしょうか?
女性は「コロナ禍での失業や収入減を経験したので、それで経済的な苦しさや物価高の影響によるさまざまな値上げに対しての今後の不安を感じる」と明かしてくれました。
今も続く急激なインフレは女性の日々の生活費を圧迫。さらに、不意の大きな出費への対応に悩むこともあると言います。
将来への金銭面での不安が消えない限り、女性の節約生活は続きそうです。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年1月、「節約術エピソード」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
記事提供元:ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
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