藤岡弘、の次女・天翔天音がついに変身! 仮面ライダーアインズへの覚悟を語る「"1号の娘"ではなく"女性版1号を演じた俳優"として、ともに何十年後も愛される存在に成長したい」
イチオシスト

東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて配信中のオリジナルドラマ『仮面ライダーアインズ withガールズリミックス』で、天翔天音が演じる三日月ナユタがついに仮面ライダーに変身......その名も"仮面ライダーアインズ"!
ドイツ語で1を意味する「EINS」が由来の仮面ライダーアインズは「改造人間」。『仮面ライダー』(1971年)に登場した仮面ライダー1号の系譜を継ぐ、まさに"女性版"仮面ライダー1号であり、仮面ライダー1号/本郷猛を演じた父・藤岡弘、氏の次女である天翔天音が演じるにふさわしいキャラクターと言える。
『仮面ライダーアインズ』は、仮面ライダーシリーズに登場する歴代ヒロインが共闘するTTFCオリジナルドラマ『ガールズリミックス』シリーズの第4弾。本作が初主演作でもある彼女に初変身の思い出を聞くと、父譲りの熱い覚悟が見えた。
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――2025年5月配信の『仮面ライダーマジェード withガールズリミックス』で『仮面ライダー』シリーズに初出演。同年10月配信の『ガールズリミックス inハロウィンパーティー』を経て、ついに最新作で仮面ライダーに変身、さらには初の主演作品でもあります。
天翔 九堂りんね(『仮面ライダーガッチャード』)役の松本麗世ちゃんとのW主演ではありますが、「主演」という響きは、やはり気が引き締まります。『アインズ』までのナユタは謎が多い女の子。馬鹿力を持っているという伏線はありましたが、前の2作では、あえて存在感を消すような演技を心がけていました。今作では、そんなナユタの謎がどんどん明かされていきます。私も気合を入れて撮影に臨んだので、是非、多くの方に見てもらいたいです。
――伏線というと、前作の『ハロウィンパーティー』では、過去を思い出して苦しむ場面がありましたね。
天翔 ナユタが改造人間にされるシーンですね。配信後、とても反響がありました。父の時代から見てくださっている方からすれば、仮面ライダーといえば改造人間じゃないですか。「もしかしてナユタちゃんも?」って。皆さん、すぐにビビッときたみたいで。
――前回のインタビューでは「子供の頃、父が改造人間にされるシーンは見ていて胸が痛くなった」とおっしゃっていましたが、ご自身で演じるのは大丈夫でした?
天翔 本音を言うと、結構怖かったです(笑)。本当に真っ暗な地下室にリアルなセットが用意されているんですよ。手首足首を縛られて、何時間もあの体勢でいたので、撮影とは分かっていても、本気でドキドキしました。
――仮面ライダーアインズはヴィジュアルも素敵ですよね。女性らしいしなやかなボディラインが見えるスーツで、カッコよく、美しくもあって。
天翔 そうなんです。おっしゃる通りスーツもスタイリッシュでカッコいいのですが、仮面から髪の毛が出ているのもポイントです。ロングヘアは私のチャームポイント。"天翔天音が変身する"ということに意味を持たせてくださったデザインになっているんです。それだけじゃなく、アインズの背中には先端に槍が付いた鞭(むち)のようなものが垂れ下がっているのですが、これは1号の赤いマフラーをオマージュしているんです。戦闘の際には武器として大活躍します。私が見てきた中でいちばんだと胸を張って言えるくらいカッコいい仮面ライダーなんです!

©東映特撮ファンクラブ ©石森プロ・東映
――言い切りましたね。特別な思いがひしひしと伝わってきます。ちなみに、天翔さんがアインズのスーツを着用する場面はあったのでしょうか?
天翔 ウフフ、実は本編中にあるんですよ。スーツアクターを務めてくださった安川桃香さんとサイズが同じで、私にもピッタリで。印象的なシーンになっているので、気になる方は、是非本編をチェックしていただきたいです。
――どんなシーンなんだろう......、気になります! 安川さんのお名前が出ましたが、スーツアクターさんと一緒にお芝居が出来るのも変身キャラクターの醍醐味ですよね。
天翔 そうですね。撮影前のアクション練習からずっと一緒にいてくださって。コミュニケーションを重ねることで、少しずつナユタの動きがカッコよくなっていくのが新鮮でした。そうそう、変身後の姿に声を当てるアフレコも初めて経験しました。事前に『ガッチャード』を見て予習していたのですが、映像と台本を同時に見ながら声を当てるのは想像以上に難しかったです。1年間『仮面ライダー』に出ている皆さんは、これを毎回やっていると思うと、本当にすごいなぁって。またさらに特撮の現場へのリスペクトが高まりました。

――撮影の前日は、お父さんと6時間も変身ポーズの特訓をされたのだとか。
天翔 はい。アインズは父が演じた1号をオマージュした部分がたくさんあって、変身ポーズもそのうちのひとつなんです。父からは、まず「腰の入れ方」を教わりました。重心を意識するだけで立ち姿が全然違うんですよ。あとは「目から伝わる心の強さが感じられるような視線の動かし方や気持ちの作り方」ですね。台本を読みながら「どうセリフに気持ちを込めるべきか」を一緒に考えたので、今作は特に、父譲りの演技が出来ていると思います。
――現場にもいらしていたそうですが、緊張しませんでした?
天翔 撮影中は役に集中していたので、緊張はあまりなかったですね。変身シーンは父だけでなく、スタッフさんに他の演者さんと、たくさんの方が現場にいらっしゃったんです。みなさんの視線を感じながらのお芝居でしたが、主演として"女性版"仮面ライダー1号を演じさせていただくという使命感や責任感のほうが強かったですね。
――さすが。逞(たくま)しいですね。
天翔 それこそ父譲りなのか、本番に強いタイプだと言っていただくことが多くて。「やるぞ!」と決めたらスパッと気持ちを切り替えられるのは、自分の強みなのかもしれません。自分でも驚くくらい、父の前で堂々と演技ができました。
――本番に強いのは昔からですか?
天翔 いえ、子供の頃は全然ダメでした。目立つのが嫌いで、出来るだけ人の後ろに隠れようとする、引っ込み思案なタイプでした。変わったのは芸能活動を始めてから。色んな現場を経験していく中で、「私にも出来るんだ」「私はこれが得意なんだ」と、自分自身の可能性を感じる機会が増えて、少しずつ自信が持てるようになったんだと思います。
――そうだったんですね。週プレNEWSで天翔さんを取材させていただくのは約4ヶ月ぶりですが、改めてお話をうかがって、スゴく変化を感じます。何というか、今の天翔さんは、以前にも増して明るく生き生きとしたオーラに満ち溢れている気がします。
天翔 えっ! 本当ですか?
――本当です。お会いした瞬間に「あれ?」って。今の話を聞いて、腑に落ちた感じがありました。
天翔 めちゃくちゃうれしいお言葉です。あまり自覚はなかったけど、そう言われると、今かなり気持ちが前のめりになっているのかもしれません。もっと頑張ろう! って。

――いいですね。いち視聴者としては、昨年は守られる存在だったナユタが今年は戦う側に立つという見方が出来て、実に熱い気持ちになります。そのナユタの変化が、天翔さんの活動とも重なって見えてきました。
天翔 昨年末、『アインズ』の情報が解禁されてから、私の中で覚悟が生まれたんです。というのも、先日、坂本(浩一)監督と湊(陽祐)プロデューサーから「今作はアインズの0章。始まりはこれからだよ」と言われたんです。ハッとしました。仮面ライダーに変身することはゴールじゃない。父が演じた1号のように、何十年後も愛される存在として、私自身も一緒に成長していかなきゃいけないんだなって。一生背負う覚悟がないと、人の心に残る仮面ライダーにはなれないですよね。
――仮面ライダーアインズが、これからどんなふうに愛される存在になっていくのか。楽しみですね。
天翔 今年は『仮面ライダー』生誕55周年。55年前に父から始まった『仮面ライダー』シリーズに出演し、主演となる作品でオリジナルキャラクターとして変身することができました。しかも今年は、私にとって20歳として新成人を迎えた年でもあるんです。こんなに幸せなことはないです。一生忘れられない節目になると思います。だからこそ、ここからさらに自分の可能性を広げていきたい。アクションの訓練も増やしたいし、今作ではナユタがバイクに乗るカッコいいシーンがあるので、私もバイクの免許を取りたいです。われながら、今年は今までとガッツが違います(笑)。

――節目というと、お父さんも今年2月に80歳のお誕生日を迎えられるんですよね。
天翔 そうなんですよ! 藤岡家では、妹の舞衣も1月28日で18歳になり晴れて"成人"ということで、一緒に振袖を着て前撮りをしました。お正月におみくじを引いたら大吉でしたし、今年は運気が良い一年になると思います。
――余談ですが、週プレも今年60周年を迎えます。
天翔 えぇ~っ、スゴい! 今年は絶対に何か起こりますね!
――身の回りの様々な節目が重なる2026年。改めて、どんな一年にしたいですか?
天翔 先ほども言いましたが、とにかく自分の可能性を広げる1年にしたいです。まずは25日に配信された『アインズ』をたくさんの方に見ていただくこと。今は"仮面ライダー1号の娘"として知ってくださる方が多いと思うのですが、天翔天音="女性版1号(アインズ)"を演じている俳優として認知していただけるくらい、仮面ライダーアインズというキャラクターを大きくしていけたらと思っています。ひとりの俳優として、ステップアップできるよう、自分の可能性を信じて頑張ります!

●天翔天音(てんしょう・あまね)
2005年6月14日生まれ、東京都出身。
◯藤岡弘、の次女。2023年にNHK大河ドラマ『どうする家康』で俳優デビュー。2024年日韓合作ドラマ「彼女のいない時間」で連ドラ初出演、ヒロイン役を務める。2026年1月25日、東映特撮ファンクラブ(TTFC)で配信された『仮面ライダーアインズ withガールズリミックス』で初主演、仮面ライダーアインズへの変身を果たす。
取材・文/とり 撮影/増田彩来 ヘアメイク/藤井まどか
記事提供元:週プレNEWS
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