学生YOU 5週間で88カ所制覇できるか!野宿で挑む“四国お遍路旅”:YOUは何しに日本へ?
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イチオシスト
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日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「いざ未知なる世界に飛び込んじゃいなYOU SP」。未知の世界へダイブするYOUがいっぱいの95分で、果たしてどんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】学生YOU 5週間で88カ所制覇できるか!?野宿で挑む四国お遍路旅&人生初!フカフカの雪にダイブ

(2015年5月25日放送)
空港で声をかけたのは、ドイツから来たトムさん(当時22歳)。母国で日本学を学び、1年間の日本留学中。学校の春休みを利用し、四国で「お遍路」に挑戦するという。
お遍路とは、修行や祈願のため、四国88カ所のお寺を回る巡礼のこと。年間約8万人が挑戦し、総距離は約1200㎞にも及ぶ。
トムさんは寝袋とマットを持ち歩き、野宿も覚悟しているそう。気になるので一緒について行きたいとお願いすると、先に四国に向かった友達に相談したいというので、一度保留にして連絡を待つ。
だが、待ちきれなかった担当Dは、翌日午後2時30分、高松空港へ! そこには友達のティルマンさん(当時24歳/ドイツ)と合流したトムさんの姿が。ふと遠巻きに見つめる担当Dに気づいたトムさんはビックリし、「あなたたち、もう来ましたか!? 日本のテレビはクレイジーです!」と苦笑いする。改めて同行をお願いすると、快諾してもらえたので密着決定!

午後7時、最初に参拝するお寺「霊山寺」の最寄り駅に到着。トムさんの荷物はコンパクトで、衣類は靴下3枚、Tシャツ2枚、ズボン1枚だけ。学生でお金がないため、貧乏旅行なのだ。
夜も遅いので宿泊場所を探すと、霊山寺の休憩スペースでベンチを発見。夕食のみかんとバナナを食べると、ベンチの下に寝袋を敷いて寝る準備を始めた。床は硬いけれど、貧乏旅行なので我慢。おやすみなさい、また明日の6時30分に。

翌朝は気温5℃で、寝袋から出るとさすがに寒い。震えていると、他のお遍路さんが朝食を差し入れしてくれた。心も体もほっこりしたところで、寺の売店へ。
「私たちはこれからお遍路に行くつもりです。適当な作法を教えてもらえませんか?」と店員さんに聞くと、「納め札」に住所と名前を書き、お参りした寺の「納め札入れ」に納めるのだと教えてくれた。
お遍路さんグッズも揃っているが、正装の白衣、金剛杖(弘法大師の化身)、遍路笠、輪袈裟、納経帳、数珠など、一式揃えると2万円超え。懐が厳しい…ということで、納め札だけを購入し、3回「南無大師遍照金剛」と唱えた。
すると店員さんが、レジで2人に金剛杖を手渡してくれた。四国には「お接待」という文化があり、地元の人がお遍路さんに、無償で宿や食べ物を提供する“おもてなし”の習慣がある。お接待で金剛杖をいただき、2人は嬉しそう。本当にありがとうございます!

いよいよお遍路に出発! まずは順打ちで、1番の霊山寺を参拝。箱に納め札を入れ、教わったように「南無大師遍照金剛」と唱える。
続いて2番の極楽寺まで、約1㎞を歩いて進む。同じようにお参りし、3番に向かう途中でスーパーへ。するとお店の方から、またもやみかんのお接待をいただいた。もらってばかりで気になり、トムさんは「どうやって恩返しできますか?」と聞くと、88カ所を一緒に連れて行ってもらっているつもりなので必要ない、と教えてくれた。
「彼らの気持ちに応えるためにも、僕たちはがんばらなきゃ」と、お接待文化に深く感動し、奮い立つ2人。
以前は内向的で、人と話すのが苦手だったトムさん。しかし3年前、日本への短期交換留学(10日間)をきっかけに変化が訪れる。
「素晴らしい景色を観て、優しい人に出会って…その時、日本学を勉強するのはいいんじゃないかなと思ったんだ」。トムさんは日本が好きになり、1年間の長期留学を決意。もっと日本を知って自分を成長させようと、このお遍路の旅に出た。目指すは、5週間で88カ所の制覇だ。

3番の奥の院「愛染院」の手洗い場では、お遍路の命だからと両足を石鹸で念入りに洗う。が、ニオイを気にしながらも、まだ大丈夫と同じ靴下を履く(笑)。そのうち日も暮れ、今夜の寝床探しを始めると、ラッキーにも無料宿泊所の看板を発見。小さな小屋だが、お遍路さんのためにキッチンや毛布まで何でも揃う無料の善根宿(ぜんこんやど)だ。
ありがたくお邪魔し、夜ご飯を食べて就寝。2日目は18㎞歩いたので、残りは約1182㎞!

その後も順調に、徳島→高知→愛媛とお遍路を続け、23番の薬王寺も通過。相変わらず、夜は野宿や善根宿で過ごし、3週間で53番まで到達。883㎞歩き、残りは約317㎞。

旅も25日目。58番の仙遊寺に参ると、通夜堂があって夜は泊まれることが分かった。宿泊の条件は、朝6時からの読経に参加すること。
1泊して参加すると、「お遍路は、地元の人たちの恩を感じることが恩返しとなる」という、住職さんのお説教を拝聴。その内容に、「スゴいね、言葉を見つけられない」と感激する。
59番の国分寺では、タマゴボーロのお接待をいただき、地元の方の優しさを噛み締めた。

すると、ここでトムさんから重大な申し出が。「実はここからヒッチハイクで行こうと思うんだ」。悪天候で予定が遅れたため、残り10日間では最後までたどり着けないと判断したようだ。それでも、せめて最後のゴールの瞬間には密着したい…。3月27日に最後のお寺を参拝するというので、ゴール直前での再会を約束し、一度お別れすることに。

約束の日は、87番の長尾寺で待ち合わせ。しばらくぶりに再会すると、1人仲間が増えているではないか! 実はドイツの同級生も、この旅に加わったそう。
「今日は88番のお寺まで高い山を登らなければならないので、大変になると思います」とトムさんが心配するように、88番の大窪寺は標高774mの女体山を越えた先にあり、“お遍路最後の難所”と言われている。「さあ、この旅を完結させよう!!」というトムさんの言葉で、難所へ出発!

険しい山道を歩きながらも、景観も楽しむ一行。しかし、ここで緊急事態発生!!
撮影カメラマンの足がつって、動けなくなってしまった。だが、YOUたちからチョコを貰ったり、優しく声をかけてもらったりするうちに、どうにか復活。崖が続く厳しい山登りが再開され、あとひと踏ん張りだ。

そしてついに、88番に到着! 最後の札を納め、「南無大師遍照金剛」と唱え、感無量!
最後の参拝を見届けたところで、密着は終了~。
「本当に貴重な経験だった。一番腹が減っている時にみかんをもらったり、うどんをご馳走してもらえて…すべて人の優しさが心に刻まれているよ。普段の便利な生活を捨てることで、大きなものを得た気がする」。
トムさん、皆さん。お遍路88カ所達成、本当におめでとう!
今回のテーマは、「いざ未知なる世界に飛び込んじゃいなYOU SP」。未知の世界へダイブするYOUがいっぱいの95分で、果たしてどんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】学生YOU 5週間で88カ所制覇できるか!?野宿で挑む四国お遍路旅&人生初!フカフカの雪にダイブ

(2015年5月25日放送)
空港で声をかけたのは、ドイツから来たトムさん(当時22歳)。母国で日本学を学び、1年間の日本留学中。学校の春休みを利用し、四国で「お遍路」に挑戦するという。
お遍路とは、修行や祈願のため、四国88カ所のお寺を回る巡礼のこと。年間約8万人が挑戦し、総距離は約1200㎞にも及ぶ。
トムさんは寝袋とマットを持ち歩き、野宿も覚悟しているそう。気になるので一緒について行きたいとお願いすると、先に四国に向かった友達に相談したいというので、一度保留にして連絡を待つ。
だが、待ちきれなかった担当Dは、翌日午後2時30分、高松空港へ! そこには友達のティルマンさん(当時24歳/ドイツ)と合流したトムさんの姿が。ふと遠巻きに見つめる担当Dに気づいたトムさんはビックリし、「あなたたち、もう来ましたか!? 日本のテレビはクレイジーです!」と苦笑いする。改めて同行をお願いすると、快諾してもらえたので密着決定!

午後7時、最初に参拝するお寺「霊山寺」の最寄り駅に到着。トムさんの荷物はコンパクトで、衣類は靴下3枚、Tシャツ2枚、ズボン1枚だけ。学生でお金がないため、貧乏旅行なのだ。
夜も遅いので宿泊場所を探すと、霊山寺の休憩スペースでベンチを発見。夕食のみかんとバナナを食べると、ベンチの下に寝袋を敷いて寝る準備を始めた。床は硬いけれど、貧乏旅行なので我慢。おやすみなさい、また明日の6時30分に。

翌朝は気温5℃で、寝袋から出るとさすがに寒い。震えていると、他のお遍路さんが朝食を差し入れしてくれた。心も体もほっこりしたところで、寺の売店へ。
「私たちはこれからお遍路に行くつもりです。適当な作法を教えてもらえませんか?」と店員さんに聞くと、「納め札」に住所と名前を書き、お参りした寺の「納め札入れ」に納めるのだと教えてくれた。
お遍路さんグッズも揃っているが、正装の白衣、金剛杖(弘法大師の化身)、遍路笠、輪袈裟、納経帳、数珠など、一式揃えると2万円超え。懐が厳しい…ということで、納め札だけを購入し、3回「南無大師遍照金剛」と唱えた。
すると店員さんが、レジで2人に金剛杖を手渡してくれた。四国には「お接待」という文化があり、地元の人がお遍路さんに、無償で宿や食べ物を提供する“おもてなし”の習慣がある。お接待で金剛杖をいただき、2人は嬉しそう。本当にありがとうございます!

いよいよお遍路に出発! まずは順打ちで、1番の霊山寺を参拝。箱に納め札を入れ、教わったように「南無大師遍照金剛」と唱える。
続いて2番の極楽寺まで、約1㎞を歩いて進む。同じようにお参りし、3番に向かう途中でスーパーへ。するとお店の方から、またもやみかんのお接待をいただいた。もらってばかりで気になり、トムさんは「どうやって恩返しできますか?」と聞くと、88カ所を一緒に連れて行ってもらっているつもりなので必要ない、と教えてくれた。
「彼らの気持ちに応えるためにも、僕たちはがんばらなきゃ」と、お接待文化に深く感動し、奮い立つ2人。
以前は内向的で、人と話すのが苦手だったトムさん。しかし3年前、日本への短期交換留学(10日間)をきっかけに変化が訪れる。
「素晴らしい景色を観て、優しい人に出会って…その時、日本学を勉強するのはいいんじゃないかなと思ったんだ」。トムさんは日本が好きになり、1年間の長期留学を決意。もっと日本を知って自分を成長させようと、このお遍路の旅に出た。目指すは、5週間で88カ所の制覇だ。

3番の奥の院「愛染院」の手洗い場では、お遍路の命だからと両足を石鹸で念入りに洗う。が、ニオイを気にしながらも、まだ大丈夫と同じ靴下を履く(笑)。そのうち日も暮れ、今夜の寝床探しを始めると、ラッキーにも無料宿泊所の看板を発見。小さな小屋だが、お遍路さんのためにキッチンや毛布まで何でも揃う無料の善根宿(ぜんこんやど)だ。
ありがたくお邪魔し、夜ご飯を食べて就寝。2日目は18㎞歩いたので、残りは約1182㎞!

その後も順調に、徳島→高知→愛媛とお遍路を続け、23番の薬王寺も通過。相変わらず、夜は野宿や善根宿で過ごし、3週間で53番まで到達。883㎞歩き、残りは約317㎞。

旅も25日目。58番の仙遊寺に参ると、通夜堂があって夜は泊まれることが分かった。宿泊の条件は、朝6時からの読経に参加すること。
1泊して参加すると、「お遍路は、地元の人たちの恩を感じることが恩返しとなる」という、住職さんのお説教を拝聴。その内容に、「スゴいね、言葉を見つけられない」と感激する。
59番の国分寺では、タマゴボーロのお接待をいただき、地元の方の優しさを噛み締めた。

すると、ここでトムさんから重大な申し出が。「実はここからヒッチハイクで行こうと思うんだ」。悪天候で予定が遅れたため、残り10日間では最後までたどり着けないと判断したようだ。それでも、せめて最後のゴールの瞬間には密着したい…。3月27日に最後のお寺を参拝するというので、ゴール直前での再会を約束し、一度お別れすることに。

約束の日は、87番の長尾寺で待ち合わせ。しばらくぶりに再会すると、1人仲間が増えているではないか! 実はドイツの同級生も、この旅に加わったそう。
「今日は88番のお寺まで高い山を登らなければならないので、大変になると思います」とトムさんが心配するように、88番の大窪寺は標高774mの女体山を越えた先にあり、“お遍路最後の難所”と言われている。「さあ、この旅を完結させよう!!」というトムさんの言葉で、難所へ出発!

険しい山道を歩きながらも、景観も楽しむ一行。しかし、ここで緊急事態発生!!
撮影カメラマンの足がつって、動けなくなってしまった。だが、YOUたちからチョコを貰ったり、優しく声をかけてもらったりするうちに、どうにか復活。崖が続く厳しい山登りが再開され、あとひと踏ん張りだ。

そしてついに、88番に到着! 最後の札を納め、「南無大師遍照金剛」と唱え、感無量!
最後の参拝を見届けたところで、密着は終了~。
「本当に貴重な経験だった。一番腹が減っている時にみかんをもらったり、うどんをご馳走してもらえて…すべて人の優しさが心に刻まれているよ。普段の便利な生活を捨てることで、大きなものを得た気がする」。
トムさん、皆さん。お遍路88カ所達成、本当におめでとう!
記事提供元:テレ東プラス
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