2026年F1新車リバリー全チーム詳細解説:アウディの銀、フェラーリの赤、そしてトヨタロゴのハース
イチオシスト
2026年のF1シーズン開幕を控え、ついに全チームのマシンカラーリング(リバリー)が出揃った。新しい季節は、新しい塗装を意味する。もっとも、中には経費削減なのか伝統なのか、昨シーズンと代わり映えしない「使い回し」のようなデザインも見受けられるが。アウディの参入やハースとトヨタの提携など、話題に事欠かない今シーズン。果たして君のお気に入りはどのマシンだろうか?

アルピーヌ A526

昨シーズン、アルピーヌは完膚なきまでの最下位(ビリ)に沈んだ。どれほど酷かったかと言えば、シーズン全体で稼いだポイントが、ランド ノリスが開幕戦だけで貯め込んだポイントよりも少なかったほどだ。
しかし、大きな変化が進行中だ。今年、アルピーヌはルノーのワークスユニットではなく、メルセデス製エンジンを搭載することになる。数年間にわたる滑稽なまでの経営不手際を経て、ようやく「実際そこそこまとも」なチームになる可能性が出てきたわけだ。
まあ、時がたてばわかるだろう。リバリーは、以前と同じく青とピンクだ。これは「継続性」を示唆している……が、ピエール ガスリーとフランコ コラピント(訳注:2026年のドライバーラインナップ)は、昨年のパフォーマンスが「継続」しないことを神に祈っているに違いない。
フェラーリ SF-26

驚くなかれ(あるいは「やっぱりな」と言うべきか)、新しいフェラーリは、ほぼ「赤」だ。そして少しばかりの「白」が入っている。
シャルル ルクレール、ルイス ハミルトン、そしてイタリアの全人口にとってより重要な懸念事項は、このクルマが時折でも優勝争いができるかどうか、という点にある。なぜなら、先代のマシンは間違いなくそうではなかったからだ(あのスプリントレースは例外として)。結局、7度のワールドチャンピオン(ハミルトン)は何度Q1敗退を喫したんだっけ?
話がそれた。大幅なレギュレーション変更は、マラネロ(フェラーリの本拠地)がついにタイトルを狙えるマシンを作り上げるかもしれない、という希望を抱かせる。彼らはもう18年もタイトルから遠ざかっているのだ。だが、我々の過去18年間の経験則から言えば、あまり過度な期待はしないほうがいい……。
メルセデス W17 Eパフォーマンス

向かうところ敵なしの、2026年チャンピオンシップ優勝車(になるはずのマシン)を目によく焼き付けるがいい。パドックに流れる気が滅入るような噂が本当だとすれば、の話だが。
前回、F1のエンジン規定がこれほど大きく変更された際、メルセデスは8年連続でタイトルを獲得した……(ゴクリ)。テスト走行すらまだ始まっていないが、ジョージ ラッセルかキミ アントネッリのどちらかが、12月のアブダビで初タイトルを獲得することに、早くも賭け金が集まっているようだ。
アウディ R26

いいや、これは2000年代後半のマクラーレンをリミックスしたものではない。どこか見覚えのある新チームによる、完全に新しいマシンだ。
アウディ ブランドがついにF1に上陸し、旧ザウバー チームを一口で飲み込んだ。チーム代表のジョナサン ウィートリーいわく、「チャンピオンシップのDNAをこのチームのあらゆる繊維に組み込む」意欲に満ちているそうだ。
彼らに幸運を。ザウバーは32年間でたった1勝しかしていない。しかもその1勝は、パートナーが……BMWだった時のものだ。
ハース VF-26

ここに大きな刷新はない。2026年仕様のハースF1マシンは、2025年仕様のハースF1マシンと瓜二つだ。
ただし、このマシンはエンジンカバーに、ジョージ ラッセルへのトリビュート(敬意)を掲げている。……冗談だ。この巨大な「GR」のロゴはもちろん、トヨタのスポーティーなサブブランドである「GAZOO Racing(ガズー レーシング)」への敬意を表すもので、ハースは彼らと技術提携を結んだのだ。
明らかに、ハースは契約書にサインする前に「トヨタ F1 優勝回数 2002年から2009年」とグーグル検索しなかったらしい。だが、世の中何が起こるかわからない。今回は違う結果になるかもしれない……。
レッドブル RB22

2026年のレッドブルを見て、最初に気づくことは何だろうか?
いや、「今まで見てきた全てのレッドブルF1マシンと塗装がほぼ同じ」ということではない。チームが「ツヤあり塗装(グロス)」の使用に戻ったことだ。(ここでコオロギの鳴き声が響くような沈黙)。
とにかく……レッドブルが(フォードの助けを借りて)自社製エンジンを作ることを決断した今、マックス フェルスタッペンは、新しく雇われたスタッフたちが「そこそこまとも」なパワートレインを作ってくれていることを祈るばかりだろう。そうでなければ、メルセデス製パワーユニットを積んだアルピーヌに何度も周回遅れにされる脅威が、極めて現実味を帯びてくるからだ。想像できるか?
レーシング ブルズ(RB) VCARB 03

表向きには、RBの存在意義は、親組織であるレッドブルのために才能を育成することにある。とはいえ、最近のそれは、マックス フェルスタッペンという巨大な怪物(ジャガーノート)に喰わせる契約を結ばれた「生きた獲物」を囲っておくための、ただの檻(おり)のようになっているが。
その砦(とりで)に新しく入ったのは、10代のアーヴィッド リンドブラッドだ。少なくとも彼は、非常に魅力的な白いアロイホイールを履いて、ドラゴンに向かって行進している。おっと、それからエアボックス(吸気口)がやけに巨大に見えるな。
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=海外の反応=
「フェラーリは黒と同じくらい赤が多いな。それと白が多すぎる。まあ、去年のシャルル(ルクレール)みたいに、きっとうまくやってくれると信じてるよ」
「とっておきは最後に残してあるんだよ。サインツ+ウィリアムズ+ボウルズ+メルセデスのパワートレイン。覚えておけよ、ここで最初に「F1チャンピオン」の名前が出たってことをな!」
「俺の個人的なランキング順:
レーシング ブルズ:あのホイール、白い塗装、青のフラッシュ、文句なしの1位。
アウディ:お決まりの大量のスポンサーロゴはあるけど、スマートな銀色の塗装と黒、控えめなデカール、そしてオレンジのハイライトでミニマリストな見た目に仕上がってる。
ハース:黒、白、赤は純粋にいい組み合わせだ。
レッドブル:去年と同じに見えるけど、それは悪いことじゃない。ツヤあり塗装でスポンサーロゴが映える。
メルセデス:悪いってわけじゃないんだ。他のが良すぎるだけ」
「今回のレッドブルはちゃんと「青」だよ。2018年から続いてた、あの偽物っぽい青を使った同じリバリーをやめたのは大きいね」
「今回のレッドブル、昨年のとは全然違うぞ。雄牛の縁取り、RBのテキスト、車体全体に明るいブルー、マットじゃなくてグロス仕上げ」
「俺、アウディをスポンサードしてるカストロール(Castrol)で働いてるんだ(F1じゃなくて船舶とか石油リグ部門だから、ダウンフォースとかタイヤ選択なんて俺の世界じゃ優先順位低いけどさ)。もし俺が自動車マーケティング部門にいたら、不機嫌になるね。あれだけ努力して(BPの燃料やカストロールの潤滑油、クーラントで技術提携もしてるのに)、俺たちのロゴは切手サイズかよ。しかもコーポレートカラーですらない」
「スポンサー契約のことはよくわからんけど、カストロールがもっと金払えばよかっただけなんじゃね? 知らんけど」
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