築100年の古民家を購入した女性YouTuberが日本刀を発見 500年前の作品の可能性も!?

イチオシスト
鹿児島県霧島市への移住を決め、大正ロマンの雰囲気を残す築100年の古民家を購入した女性YouTuberの「こつぶ」(登録者数53万人)が、片付け作業に日本刀を発見。刀系YouTuber「一刀両断TV」(同17万人)の見立てで、室町時代の作である可能性が示されました。
大正時代のレトロ古民家から日本刀が見つかる
こつぶは2025年7月9日に公開した動画で、全国を旅してきた経験を踏まえ「旅人を迎える側」としてゲストハウスを開く夢を語り、その拠点として大正期に建てられた古民家を購入したと紹介していました。この物件は、西洋風のデザインを取り入れた擬洋風建築で、元は病院として使われていたということでした。
その後、こつぶは片付けや整備を進め、2025年10月1日に公開した動画で、納屋の山積みの残置物から日本刀が3本が出てきたと報告しました。
発見直後には「本物だったら銃刀法違反にならない?」と不安があったとしつつ、警察に連絡し「刀剣類発見届出済証」の発行手続きを実施。その後、教育委員会が実施する登録審査会で審査を受けて、登録証の交付を受けたそうです。
刀鍛冶YouTuberに現物を見てもらうことに
1月16日に公開した動画では、日本刀について視聴者から寄せられた助言をきっかけに、刀系YouTuberの一刀両断TVの下を訪ね、実物を鑑定してもらう様子が紹介されました。
一刀両断TVは、現役の刀鍛冶の「刀鍛G(かたなかじー)」と、その息子で研ぎ師のHoyKeyが日本刀の情報を発信するチャンネルです。
3本の刀は、まず長さの確認から始まり、すべて脇差しだと説明されました。いずれも錆びているため、価値がかなり下がってしまうとのこと。少しでも錆があると、研ぎ直しが必要になり、そのぶん費用がかかるといいます。
1本目については、刀身の形状が一般的な「鎬造り(しのぎづくり)」ではない点や、溝彫りのような加工が施されている点が指摘されました。刃には傷や欠けがあり、刀鍛Gは過去に木などを試し切りした可能性に触れ、「使ってるね」とコメントしています。
また、「良い錆」「悪い錆」の違いについても解説がありました。長年手入れされてきた刀は、柄の内部に収まる「茎(なかご)」に落ち着いた黒い錆が付く一方、放置された方に悪い錆が広がるといいます。手入れの方法も紹介され、3本ともかつてはきちんと手入れされてた痕跡があるということでした。
鞘の脇には「小柄(こづか)」と呼ばれる小刀が付属していました。これは昔、手紙などを切る用途で用いられていたそうで、「井上真改」との銘が刻まれていました。2人によると、江戸時代初期の名工として知られる人物だといいます。本物であれば非常に価値が高いそうで、一刀両断TVも、実際に所有している井上真改の刀を紹介していました。
2本目は、穴の位置などから「短くしてますね」と刀鍛Gが指摘。これは刀を短く仕立て直す「磨上げ(すりあげ)」と呼ばれる手法で、元はもっと長かったようです。茎には室町時代の名工とされる「包真(かねざね)」の銘があり、本物であれば約500年前の作である可能性が示されました。
3本目では、刀身中央の稜線を示しながら「鎬造り(しのぎづくり)」であることを解説。さらに、刀の各部名称や、「しのぎを削る」「切羽詰まる」といった言葉の由来にも話が及びました。
2本はリメイクすることに
終盤では、「今後この3本をどうするか」が話題となります。こつぶは、将来ゲストハウスを開き、不特定多数が集まる場所になることから、危険性のある刀を置く考えはないとしたうえで、それでもこの家に残されていた「歴史の一部」として、背景を知りたい思いがあったと語りました。
これに対し一刀両断TV側は、刀について教える際に、「手入れをしなかったらどうなるか」を伝える見本として1本を預かりたいと提案。残る2本については、刀身ではなく登録の不要な形にリメイクし、小柄などとして“お守り”的に残す企画が示されました。こつぶはこの提案を快諾し、作り直しの工程は一刀両断TV側で発信される予定だと告知しています。
この動画は、公開から4日で再生回数が100万回を超えており、コメント欄では、「美術館でも行かない限り200年以上前のものってなかなか出会い無いから凄いよなぁ」「歴史ある家の守り刀かもしれないから大事にしてほしい」といった声が寄せられています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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