【苦節数年】秋冬カーサイドの正解をついに見つけた…キャンプ歴10年以上の筆者がマジで感動した3つのポイント
イチオシスト
記事中画像撮影:筆者
※テント内での火気使用は、メーカー推奨の使用法にならって正しくお使いください。また幕内で火器を使用する際は自己責任となります。もし使用する際は換気を十分おこない、一酸化炭素報知器を必ず使用しましょう。
秋冬カーサイドスタイルの正解に悩み…

家族5人でのファミリーキャンプ時代を経て、ここ数年は、ソロ〜3人のスタイルが定着してきた筆者。
2人までは愛車のデリカD:5で寝られるので、カーサイドにタープを張った車中泊キャンプが断然手軽です。3人のときは、ソロテントを追加。

問題は、寒くなる秋冬シーズン。暖かく過ごすには、やっぱり壁のあるシェルターを設営することに。焚き火するなら、急な雨に備えて別途タープも必要です。
なので、秋冬だけは手軽なスタイルで楽しめないことが、ここ数年の悩みでした。
最有力候補がアプデされてた!

*画像は「カーサイドシェルターTC」
ogawaのカーサイドシェルターシリーズも検討したけど、開閉ドアパネルが両サイドのみ。開放感が乏しく、使用シーンがかなり限定的かもと購入を迷っており……。
ところが2024年に素材がTCなだけでなく、構造的な部分で大きくアップデートされた「カーサイドシェルター TC」が登場して即購入!
約1年使用し、筆者の秋冬カーサイドスタイルの最適解だったので、詳しくレビューします!
「カーサイドシェルターTC」はこんなアイテム
収納サイズと重さはそこそこある

まずはセット内容を見ていきましょう! シェルター本体・ポール2本・吸盤2個・アルミ製ピンペグ13本・アルミ製ハンマーが付属しています。
これらは全て本体の袋に納まり、収納サイズは68×26×24cm。TC素材なので、シェルターだけで4.71kg、総重量は7.3kgとなかなかの重さ。
車中泊に最適なドームシェルター


出典:ogawa
大きな窓側が正面となり、設営サイズは幅285×奥行き247×高さ210cm(全て最大値)。よくある4〜5人用ドームテントの2/3くらいの広さです。

車側には壁がなく、カーサイドタープ同様、最短動線で車内と行き来できるのが魅力です。雨天時は濡れずに済むし、車内では窮屈な着替えなども立った状態でスムーズに行えます。
また、自己責任とはなりますが、秋冬はストーブで暖まれるリビングスペースとしても大活躍。けれど、ここまでは従来モデルと変わらぬ部分です。
TC素材が秋冬にピッタリ

*画像は上部がスカート
本モデルだけの特徴1つ目は、TC素材という点です。結露しにくく火の粉にも強いので、まさに秋冬シーズンにピッタリ。
全体的に撥水加工、天井部分にはPUコーティングによる防水加工とシーム処理まで施されているので、多少の雨なら心配ナシです。
泥汚れしやすいスカート部分はナイロン素材で、お手入れしやすいのも◎。
1年で実感!3つの激推しポイント
ここからは、約1年ガッツリ使って実感した、筆者の激推しポイントをご紹介していきます!
1|前“ぱっかーん”の高い拡張性
本モデルだけの特徴であり、筆者が購入に至った最大の理由がこちら!
フロント跳ね上げ

従来モデルでは開閉ドアが両サイドだけだったのが、本モデルはフロントパネルが”ぱっかん”しちゃうんですよ……。
スカート部分のペグ穴を利用すれば、手持ちポールで跳ね上げてキャノピーにも!


リビングスペースが拡張するうえ、開放感も抜群。お天気がよく暖かい日中は、より自然との一体感を感じながら過ごせます。
さらに、軒先を焚き火スペースにできるのも、火の粉に強いTC素材ならでは!
フルオープン2パターン


両サイドも開いてフルオープンにすれば、もはや広大なオープンタープ。TC素材は遮光性も高いので、真夏でも涼しく過ごせます。
フロントパネル上部にはトグルループも付属しており、シンプルに巻き上げることも可能。
このフロントパネルのアップデートが一気に拡張性を高め、じつはオールシーズン使えるのが本モデル最大のポイントと言えます。
2|1人でも楽に設営OK

ソロで撮影キャンプに行く機会も多い筆者にとって、1人で楽に設営できるという点も外せません! こちらはその点もしっかりクリア。
構造的には一般的なクロスポールテントとほぼ同じ。スリーブは天井部分だけと短く、ポールを通す工程もあっという間です。


2本のポールの車側の終端はポケットへ挿し、手前側の角2カ所では、本体側に付属するピンクリップをポールの中へ差し込みます。
これが最初、かなりタイトで大変でしたが、2〜3回設営したらコツを掴みました!
地面に置いた水平な状態でポールを曲げるのではなく、完成時のように少し起こしながら曲げていくと、スムーズに差し込めますよ。

慣れたらここまで10分ほど。シェルターを起こしたら車に載せるように立てかけ、2カ所を車の天井部へ付属の吸盤で固定します。
あとはボトムをペグ打ちして完成! 1人でも15分くらいでサクッと設営できてしまう手軽さも、激推しのポイントなんです。
3|純正の吸盤が優秀すぎる!

ここで少し話を戻します。ペラ1のオープンタープを車体に固定するのに、筆者が最初にトライしたのは、Amazonなどで買える市販のフック付き吸盤を用いた方法でした。
けれど、微細なホコリが付着しただけで、すぐに吸着力が弱まってしまって断念。
最終的に、IGTテーブル用シンクが人気のブランド、37CAMPさんの「カーサイドタープ用ルーフベース(デリカD5専用)」を装着。ここへ手持ちポールを通してタープを装着していました。

そんな経緯があり、「カーサイドシェルター」シリーズが同じく吸盤装着式だったのも、実は購入を躊躇していた理由の1つでした。
ところが、ですよ! ogawa純正の付属吸盤、最高すぎました……。
一見、からし色の半球部分と黒い接地面が一体型の1つの吸盤のようですが、違うんです!

こちら、黒い部分=吸盤、からし色半球=増圧板、三角ネジの3点セット。
しかも、吸盤自体はほぼフラット形状。なので、吸盤内の真空状態だけでなく、シリコンの素材自体の吸着力が最大限に発揮される感じです。
フラットで接地面が大きいせいか、黒い吸盤だけを少し押し付けた時点で、すでにかなり強固にくっつきます。微細なホコリ程度ではビクともしないくらい。
そして「からし色の半球=増圧板」は、実は固いプラスチック製。三角ネジで締めると吸盤へ圧力をかける役割を担いますが、あくまで補助的な印象です。
車体・黒い吸盤ともに、毎回サッと拭いてはいますが、1年間全くトラブルなくしっかり装着できています。ただし、ザラザラした砂粒や湿気、油分などはしっかり取り除く必要が。
さらにこの吸盤、単体でも販売されており、万一故障してもすぐ交換できるのも素晴らしい! 手持ちタープで、とりあえずカーサイドスタイルを試したい人にもオススメです。
吸盤ギアマウントogawa

他にもこんなところが最高なんよ…
3つの激推しポイントのほかにも、まだまだ”最高”ってなるところが満載なんです!
大きなメッシュ窓からの景色

やはり、シリーズに共通する大きなメッシュ窓は最高。黒く細かいメッシュ状なので、外から中は見えづらいのに、中からはTPU窓顔負け?なくらい外の景色が見通せます。
先日のキャンプも、窓枠効果で美しく切り取られたような紅葉の景色が最高でした。

「夕方、寒くなってきたけど、冬枯れの景色も見たい」なんてときも、ストーブでぬくぬくしながら眺められます。
ただし、夜にランタンなどの光源が中にあるときは、外から見えやすくなるのでご注意を。
ソロ〜3人くらいにちょうどイイ

肝心の広さも、ソロ〜3人くらいまでにちょう〜どマッチ。
筆者はソロ・デュオキャンプのときはデリカD:5内で寝ていますが、もちろんシェルター内にコットを置いて寝ることも可能です。ソロなら余裕すぎる広さ。

3人のときは、寝る直前に画像のようにコットを1台縦入れすれば、車のリアドアからの動線も塞ぎません。コットだけなら4台は置ける広さです。
ちなみに画像のコットは、ポールも脚も全部一体型のTIMBER RIDGE「キャンプコット」。パタパタ開いてジッパーを閉じるだけ組み立てられるので、寝る直前でも苦にならない愛用品です。
関連記事:【これは革命】パカっ!スッ!で寝床ができる。組み立てが異次元にラクなコットを使ってみた
さまざまな車種に装着できる


出典:ogawa
そしてもう1つ優秀なのが、幅広い車種に対応できるところ!
天井部分車体側には、角の2カ所以外にも、左右に3カ所ずつ穴の空いたレザーパッチが装着されており、車種の幅やドアの位置などに合わせて取り付け位置を調整できる設計なんです。

デリカD:5の場合、運転席ドアとリアドアどちらも開閉できるように装着すると、かなり後方位置になり、幕体の一部がラゲッジドアに被さってしまいます。
なので、自己責任とはなりますが、就寝時以外はこのサイドパネル下部をペグ打ちせず、出入りやラゲッジを開くときは、ペロンとカーテンのようにめくり上げて使っています。
また、スカート丈がしっかりあるので、車高に対して柔軟に工夫できる余地もあり、今後車を乗り換えても長く使えそうです。
トリプルジッパーで広がる可能性

最後にもう1つ。この部分はまだ活用できていないのですが……、じつはフロントパネルがトリプルジッパー仕様なんです。
薪ストーブの煙突を出すのにピッタリですよね? またまた自己責任が前提なのですが、昨冬はトライできなかったので、今冬はぜひ試してみたいところです。
欲を言えばなところも
スカートのペグ穴が小さい


筆者のカーサイドキャンプスタイルの最適解となった「カーサイドシェルター TC」。ですが、欲を言えば、なところも。
1つ目は、スカートのペグ穴だけが小さいこと。付属の細いピンペグにジャストな直径なので、より太い鋳造ペグなどは入らないんです。
土中にゴロゴロ石のある場所では、鋳造ペグでないと打ち込みづらいため、若干ストレス。
車体下部からの冷気は防げない

これは、多くのカーサイドシェルターに共通する点かと思いますが……。
車内と直接行き来できるゆえ、車側には壁がない。つまり、車体下部には30cmほどのスキマが。12〜2月の冬本番キャンプとなると、ここからの冷気がかなり寒いんです。
最近、ここをカバーするシート付きの他社製シェルターを見かけたので、参考にしつつ、今冬はマグネットフックなどで装着できるシートを自作しようかと検討中です。
▼シート付き他社製シェルターの紹介動画はこちら
秋冬カーサイドスタイルに悩める人は、ぜひとも!

秋冬の手軽なカーサイドスタイルを3年悩んだ筆者。フロントパネルが開閉するというアップデートを経たogawa「カーサイドシェルターTC」によって、ようやく1つの正解が見出せました。
フロントパネル以外にも、「吸盤ギアマウント」の秀逸さやTC素材ならではの使い勝手、大きなメッシュ窓からの景観の良さなど、推したいポイントだらけ。
そして実は、本モデルが初のogawa製品の購入だったのですが、細部に至るまで堅牢な作りなのを実感。めでたくogawaファンの仲間入りも果たしたのでした。
カーサイドスタイル初心者から、ベテランまで、秋冬カーサイドスタイルに悩める人はぜひともチェックして欲しいひと幕です!
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記事提供元:CAMP HACK
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