レスリング→ギャル→MMAへ転身!? 注目の美人MMAファイター・大井すずはアイドルとラーメンに夢中!?【後編】
イチオシスト

小柄な体格ながら、その勝負強さとキュートなビジュアルで、いま注目度急上昇中のMMAファイター・大井すず。
主戦場とするDEEPJEWELSでは、現在プロ2連勝中。レスリングをバックボーンに持つ彼女は、高校時代にインターハイ女子47キロ級で2連覇という偉業を達成。MMAデビュー前は、ギャルに転身したという奇抜なエピソードを前回のインタビューを語ってもらったが、そればかりではない。なんとアイドルが大好きで、自身もオーディションに応募したことがあるとか!!? さらにはラーメン二郎が大好きなんて話も......!?
レスリング、ギャル、アイドル、ラーメンなどなど、弱冠20歳ながら紆余曲折のある濃厚な彼女の格闘家人生を追ってみた。
(前編:レスリング日本一からギャルへ!? 注目の美人MMAファイター・大井すずの奇抜な格闘家人生)
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――本格的にMMAに火がついたのは、アマチュアでの敗戦(対:渡辺真央戦/DEEP JEWELS49・2025年5月25日)からだったのでは?
大井 はい、まさにそこからですね。すごくイヤな言い方ですけど、レスリング時代も含めて「負け」というのがよく分かっていなかったんです。ずっと勝ってきましたから。でも渡辺選手に一本負けして、初めて負けを認めざるを得なくなった。ただ、心から「悔しい」と思えたことに、実はホッとしたんですよね。
――ホッとした? どういう意味ですか?
大井 私、恋愛しても「悲しい」という感情が湧かないような、冷たい人間だったんです。誰かがいなくなっても「自分がいればいいや」って。でも、MMAで負けた時に「ああ、悔しい」って心から思えた。それがすごく嬉しくて。「私、まだこんなに熱くなれるんだ」って。そこからはMMAの全てが好きになっちゃいました。練習も週3から週6、試合前は週7に増やしました。
――お父さんも、その変化を喜んだでしょうね。試合の時は、 ケージサイドでガッツポーズする姿もよく映っています。
大井 あれ、カメラさんはどうやって見つけてるんですかね(笑)。
――格闘技のことでお父さんに何か言われるということはあります?
大井 家では格闘技の話はほとんどしません。お父さんは大沢さん(和術慧舟會HEARTS代表の大沢ケンジ氏)にすべて任せているし、いま高校の寮に入ってレスリングを頑張っている弟が帰ってきても、ごく普通の会話。お互いの仕事にも深入りしない、本当に普通の家族なんですよ。

DEEP JEWELS51(2025年11月23日)対:小雪戦より 写真提供/DEEP JEWELS
――お父様はテレビに関わるお仕事をされていますが、大井選手自身は芸能界への興味は?
大井 いやー、じつは私、アイドルがめっちゃ好きで! 乃木坂46が好きで、ライブにも握手会にも行くんですよね。
――ちなみに誰推しなんですか?
大井 一ノ瀬美空ちゃんがです! あとそのほかにもiLiFE!やイコラブ(=LOVE)とかもチェックしています。可愛い女の子のためにファイトマネーを稼いでるようなもんです(笑)。
――推し活のためにファイトマネーを(笑)! 大井選手自身もアイドル的な華がありますね。
大井 ホントですか? 私、アイドルになりたくて。高校辞めてギャルになる前後かな? アイドルのオーディション、4~5回受けて落ちてます(笑)。1~2回は1次が通ったかな。でも、本物のアイドルを間近で見ると、骨格からして異次元なんですよ。私は見た目も才能だと思っているので、彼女たちは「可愛い」を極めた異次元の存在です!
――アイドルへの愛が熱いですね(笑)。大井選手自身、格闘技界で「可愛い」と注目されることもイヤではないんですね。
大井 可愛いと言われてイヤだと思う女の子はいなくないですか? 普通に嬉しいです。でもその(ビジュアルへの)注目度と自分の格闘技の実力とは釣り合ってないなとも思ってるんですけど。
――ジレンマがあるんですね。
大井 はい。でも「じゃあ、強くなったら完璧でしょ!」って思っています。めちゃくちゃそれが大きな原動力になっている気がします。

――今後は格闘技で実績を残すことが大事になってきますね。
大井 私の中では、DEEPJEWELSミクロ級のチャンピオンになりたいというのがまず一番です。
――ミクロ級の王者は大島沙緒里選手。RIZIN王者で昨年末にRENA選手を破った伊澤星花選手とタイトルマッチを闘った選手です。大井選手もゆくゆくはRIZINにも......。
大井 ありがたいことに、いろいろな方から「RIZINで見たい」と言っていただくのですが、今はまだ視界に入れていません。RIZINは日本で一番の舞台。そこに似合う選手になってからじゃないと、出たいと言っちゃダメだと思っています。
――一歩ずつ、リスペクトを持って進みたいと。
大井 はい。ちょっとこの気持ちは言葉で伝えづらいんですけど......以前の私は、人の優しさや応援を排除して走ってきたんですけど、今は皆さんの「期待」を正面から受け止められるようになりました。この歳になって初めて、人の温かさが分かったというか。MMAに出会えて本当によかったです。
――大井選手は、MMAの中だと素直になれる何かがあるんですかね。ちなみにRIZIN参戦となると、体重も課題になりますね。女子はいまスーパーアトム級(49キロ)でしかなかなか試合が組まれない状況なので。
大井 将来的には49キロに持っていきたいです。私、食べるのが大好きなんですよ。でも、格闘家らしいブロッコリーと鶏胸肉じゃなくて......『ラーメン二郎』が大好きで(笑)。中目黒の『二郎』とか、めっちゃ行きますし、一人で『二郎』巡りをしたり。あと最近は免許を取ったので、千葉の『山岡家』まで遠出もします。
――自分で車を出してまでラーメン屋巡りを(笑)!
大井 でも格闘家にとってはそういうのはよくないみたいで。大沢さんには「米を食べろ」と言われているので、今は「ラーメン&ライス」で頑張っています(笑)。

――いずれにせよ大井選手のような注目の若手選手が真剣にMMAに向き合っているということに、凄く格闘技回の未来を感じます。
大井 ありがとうございます。でも、注目されるのは嬉しいですけど、怖さもあって。「もし結果を出せなかったら、どれだけの人がガッカリするだろう」って夜に考えちゃうことも。あの私、RIZIN王者の伊澤星花選手も大好きなんですよ。
――お会いしたことありますか?
大井 1回、試合会場で会ったことがあるんですけど、めちゃくちゃ優しい方で。大好きなんですけど、いつかはそういう大好きな方たちを倒していかないと、格闘技界の歯車は回らないと思うんです。だから、いまはとにかく目の前の対戦相手を一人ずつ乗り越えていきたい。それも自分でゴールを決めるんじゃなくて、応援してくれる皆さんと一緒に、一歩ずつ進んでいきたいですね。これからも、大井すずをよろしくお願いいたします!
●大井すず Suzu OI
2005年生まれ、東京都出身。155cm、44kg。和術慧舟會HEARTS所属。小学1年生でレスリングをはじめ、高校1・2年生時にインターハイ女子47キロ級で2連覇を達成。その後、ギャルの時期を経由してMMAへ転向し2025年9月にプロデビュー。主戦場のDEEPJEWELSでは現在2連勝中。父親は人気放送作家で第2代THE OUTSIDER55-60キロ級王者の大井洋一氏。
公式X【@solliy22】
公式Instagram【@solliy22】
取材・文/松下ミワ 撮影/武田敏将
記事提供元:週プレNEWS
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