日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『マッド・フェイト 狂運』をレビュー!
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イチオシスト
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日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。熱血占い師とサイコパス青年の運命が交錯!* * *
『マッド・フェイト 狂運』評点:★2.5点(5点満点)
© 2022 MakerVille Company Limited and Noble Castle Asia Limited.All Rights Reserved.
常軌を逸した凸凹コンビが猟奇殺人犯を追う
『マッド・フェイト 狂運』評点:★2.5点(5点満点)

© 2022 MakerVille Company Limited and Noble Castle Asia Limited.All Rights Reserved.
常軌を逸した凸凹コンビが猟奇殺人犯を追う
「運」という言葉は「神」と似ている。どちらも、その言葉を使う人の理解が及ばないことについて、それ以上考えることを停止させるストッパーとして機能するものだからだ。
同時にそれは世の中に溢れる不条理や不平等に対する不満の受け皿でもある。
本作の主人公は、自分がいつまで正気を保っていられるか不安を抱く占い師で、それは両親が共に著しく精神のバランスを欠いていたことに由来する。
依頼人が惨殺された現場で占い師はサイコパスの若者と出会う。若者は若いときから暴力衝動が抑えられず、猫を惨殺して収監されていた過去がある。
そんな社会にまったく適合できない2人が成り行きからコンビを組んで猟奇連続殺人犯を追う、というのが本作の物語で、そこにギャンブル依存症の若い売春婦も絡んでくる。出てくるキャラクターがみんな常軌を逸しているのは面白い。
が、時折コメディ風味も漂う作品と、猟奇殺人や猫殺しといった要素がいかにも食い合わせが悪いのも事実だ。
映像面でも演出でもさまざまな工夫が凝らされてはいるが、全体としてかなりちぐはぐな印象になってしまったことは否めない。
もっとコメディ寄りにした方が楽しめたのではないだろうか。
STORY:娼婦ばかり狙われる連続猟奇殺人が起こり、町は異様な空気に包まれる。ある日、熱血占い師マスターホイは嫌な予感に導かれ、娼婦の住むアパートに駆けつける。そこには配達員として訪れていた青年シウと血まみれの女の姿が......
監督:ソイ・チェン
出演:ラム・カートンほか
上映時間:108分
全国公開中
記事提供元:週プレNEWS
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