不倫報道、大会中止… 混乱の幕開けと、新時代の兆し【国内男女10大ニュース・前編】
イチオシスト
今季も数多くの話題が生まれたゴルフ界。その中から、編集部が各ツアーの10大ニュースをピックアップしてシーズンを振り返る。今回は『国内男女・前編』。
■佐久間朱莉が年間女王、金子駆大は賞金王戴冠
男女ツアーともに新たな王者が誕生した。シーズン4勝を挙げた佐久間朱莉が年間女王に輝き、2勝をマークした金子駆大が賞金王を獲得した。
佐久間は4月の「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を挙げると、最終的に年間4勝を記録。トップ10入り19回、平均ストローク1位(70.0585)など主要部門を席巻し、自身初の年間女王に戴冠した。
佐久間と同じ22歳の金子は、5月の「関西オープン」でツアー初優勝。終盤の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で2勝目を挙げ、唯一の年間獲得賞金1億円超え(1億2023万1009円)でタイトルを手にした。
■キャディとの不倫報道で川崎春花らがツアー出場自粛
2025年シーズンは波乱の幕開けとなった。3月、週刊文春で報じられた選手と栗永遼キャディによる不倫問題をきっかけに、ゴルフ界は大きく揺れた。
栗永キャディと不倫関係にあったと報じられた川崎春花、阿部未悠、小林夢果の3人は、日本女子プロゴルフ協会から厳重注意を受け、新人セミナー第1日目から第3日目までの受講義務が科された。
3人のうち川崎は、開幕から5試合連続で出場を自粛。第6戦「KKT杯バンテリンレディス」で復帰した際には、「お騒がせして、すみませんでした。精いっぱい頑張ります。できることを…」と涙ながらに語った。
■フジテレビ一連の問題により、フジサンケイ冠大会が中止
元タレント中居正広さんの女性トラブルを巡る問題に端を発し、4月開催予定だった「フジサンケイレディス」が中止となった。
1982年の第1回大会から一貫してフジサンケイグループが冠スポンサーを務めてきたが、主催者側から開催辞退の申し出があり、開幕前の2月に中止が決定。なお、男子の「フジサンケイクラシック」は、ロピアが特別協賛に加わり開催された。
フジサンケイレディスは2026年のスケジュールから姿を消すこととなり、長い歴史に幕を下ろした。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
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