前戦はセルフプレーで悲劇 “カッピー”河野祐輝が北海道戦にキャディ帯同「心の友ができた(笑)」
<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 事前情報◇10日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ (北海道)◇7178ヤード・パー72(予選)、7096ヤード・パー71(決勝)>
QTランキング72位で今季を戦っている“カッピー”こと河野祐輝。今年初めてのレギュラツアー出場となった6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では、2013年以来自身2度目となる最終日最終組でプレーをするなど大会を盛り上げた。「自分にとって、最高のプレーができた1週間だった」と振り返る。
その最終日には“悲劇”に見舞われた。首位タイで迎えた15番パー4で、ブッシュに打ち込んだボールを『誤球』してしまい、このホールを痛恨の『+5』。優勝争いから脱落してしまった。フォアキャディ(コースの前方で待機しているキャディ)から言われたボールの確認を怠ってしまったことが原因だった。「帯同キャディさんがいたら、冷静にプレーできたかな…」。キャディをつけず、セルフプレーを続けていた36歳は唇をかんだ。
それでも、上がり2ホールをバーディ締めで9位タイに入り、今大会の出場権を獲得した。今回はセルフプレーではなく、過去に丸山茂樹の専属キャディを務めたことがある関根淳キャディとコンビを組む。「6、7年ぶりぐらいのコンビになるのですけど、冷静にフォローをしてくれるので相性はいいと思います。やっぱりキャディさんがいるとストレスを半分受け止めてくれるので、楽にプレーできるんじゃないかな。心の友ができました(笑)」と喜んでいる。
2013年には自己ベストの2位タイに入った思い出の大会。「デビュー戦も北海道だったし、縁起がいい。洋芝のフェアウェイは打ちやすいし、相性がいいですね」。自然と力が入る。
初優勝はもちろんのこと、「フジサンケイクラシック」(8月29~9月1日)終了後に行われるリランキング突破をにらむ。レギュラーツアー出場が限られている河野にとって、重要な一戦だ。「ベストのプレーができたらうれしい。それで順位がついてくれば最高ですね」。満面の笑みで話した。(文・神吉孝昌)
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