大阪南港アジングゲームで「2時間でアジ25尾」と好調! サイズは小型に終始

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中潮のフェリーターミナルへ 大阪南港の良心といってもいい釣り場である。フェリーターミナルは、連日叩かれまくっているにも関わらず、釣りに行けば何かしら魚がついてくれる。 またこの二年はアジングの調子がす …
イチオシスト
この二年の状況から考えると、大阪湾奥に入ったアジは、最短二週間で抜けてしまうこともある。今年はまだ海水温が比較的高いので長くとどまる期待ができるが、それでも徐々に魚影が薄くなっていくことは間違いない。釣り残しのないように、と、すでに惜しむ思いで、フェリーターミナルに向かった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)


中潮のフェリーターミナルへ
大阪南港の良心といってもいい釣り場である。フェリーターミナルは、連日叩かれまくっているにも関わらず、釣りに行けば何かしら魚がついてくれる。
またこの二年はアジングの調子がすこぶる良く、筆者の中では一級ポイントとなりつつある。場所が狭いので、あまり人は入らないのだが――正直、隠しておきたい気持ちもある。
フェリーターミナルの外向きは特にアジの反応が早い。マヅメの回遊は、まずはここからだ。だがこの日は夕マヅメの回遊に恵まれなかった。まあこういうときもある。パターンからいえば、実は前年とも異なっている。前年はこの時期には25cmアップがぽんぽん出ていたのだ。今は豆アジしかいない。
アタリは17時台から
アタリが出始めたのは、周囲が暗くなった17時から。1gのジグヘッドを10カウントほど沈めたところでツンツンとつついてくる。即アワセするとレンジがすっぽ抜けてしまうので、黙してノルのを待つ。
早めの反応(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
とりあえず1尾手にすることができた。釣り方は、やはり特定のレンジのふわ釣りである。シェイクを入れながら、アジが居食いしてくれるのを待つ。この釣法ならばアワセは不要。あとはノッてからリールのドラグが仕事をしてくれる。
徐々に反応するウェイトが異なってきて、最終的には0.5gのタングステンのヘッドまでウェイトを切り詰めた。これでカタにハマって、9尾までほとんど一気に連発する。
次の1尾を釣ってから、ツ抜けの意味で写真を撮ろう、と思っていたところで、ある出来事が起こる。
サバの大群で一時遠のく
辺りに一気にアジの群れが入ってきた。明らかに今釣れている豆アジより一回りも二回りも大きい。これが釣れてくれるとカンタンなのだが、やはり、というべきか、反応しない。あとからわかったことなのだが、この群れ、どうやらサバだった。サバの大群がやってきて、アジの群れを乱してしまった。
ようやくこの見えサバの大群が静かになって、再び軽量リグを放り込むと反応あり。
10尾目まで1時間(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
時間にすれば、釣れ始めてからツ抜けまでは1時間弱程度だった。だが、9尾目からはサバ大挙でかなり時間が空いたので、気分的にも冷え込んでしまった。まあ、そんなこともあるだろう。ここで折れてはいけない。ともあれ、まだ上を目指して釣っていく。その途中でさっきまでは釣れなかったサバが反応した。
見えサバの名残(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
豆アジ25尾の上々釣果
2時間半の釣行で、合計25尾まで魚の数を伸ばすことができた。豆アジ25尾といえば、アジングの釣行でいうとなかなかの上首尾といえる。そもそも釣りやすいサイズではないはずだが、この日は比較的高活性だったことにも助けられた。満月回りにも関わらず、魚があっちこっちからつついてくれた。
豆アジやまず(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
とはいえ、伸びないサイズには焦れるものがある。この型ばかりだと、やはり良型アジをかけたときのひりつきがない。サバの邪魔にも眉をひそめた。どうせ釣れないなら回ってくるなと言ってやりたい。
ただ幸いなことに、こんな12cm程度のサイズでも、かなり食い込みがよいのは事実だ。おそらく豆アジ特有のうっとうしさを感じることもなく、今の状態ならば釣りあげることができるだろう。
大阪湾沿岸でアジングに焦れている人がいたら、ぜひフェリーターミナルをおすすめしたい。この日は平日だったこともあり、ほとんど釣り人がいなかったこともあった。うまく平日の休みができたら、どうぞ。
<井上海生/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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