【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.28)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
日本は世界有数の温泉大国です。全国各地に様々な泉質の温泉があり、古くから湯治(とうじ)として親しまれてきました。温泉に浸かると体が温まり、血行が良くなります。( 1 )、肩こりや腰痛の緩和、疲労回復などの効果が期待できるのです。また、浮力によって体が軽くなり、リラックス効果も得られます。露天風呂から美しい景色を眺めれば、心も体も解き放たれるようです。ただし、入り方には注意が必要です。長湯をしすぎたり、急に立ち上がったりすると、のぼせや立ちくらみを起こすことがあります。水分補給を忘れず、無理のない範囲で楽しむことが、温泉の良さを最大限に引き出すコツですね。今度の休みは、少し足を延ばして秘湯と呼ばれる温泉に行ってみようかと計画しています。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. そのため
B. しかし
C. あるいは
D. ところで
★ ヒント
ヒント1:前では、温泉に入ると「体が温まり、血行が良くなる」という体の変化(原因)が述べられています。
ヒント2:後では、その結果として「肩こり緩和・疲労回復」などのメリットが得られることが述べられています。原因と結果(効果)をつなぐ言葉が入ります。
【解説】

正解:A. そのため
【解説】
( 1 )の前の文章では、血行が良くなるという「生理的な変化(原因)」を述べています。一方、( 1 )の後の文章では、それによって肩こりが治るなどの「具体的な効能(結果)」を述べています。前の事柄が原因となって、後の事柄が起こる順接の接続詞「そのため」(または「その結果」)が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・B(しかし):逆説を示すため不適切です。・C(あるいは):選択肢を示すため不適切です。・D(ところで):話題を変えるため不適切です。
いかがでしたか?温泉に行きたくなりますね。文章の因果関係を正しく理解することは、論理的な思考力を維持するのに役立ちます。
さらにもう一問!
記事提供元:脳トレ日和
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