パパ・ママの7割が前向き　『子ども向けNISA』想定積立額は月1〜3万円

2023年末で終了した「ジュニアNISA」。しかし、その実質的な後継制度として、自由民主党・日本維新の会より公表された「令和8年度与党税制改正大綱」にて、未成年を対象とした新たな非課税投資制度、「子ども向けNISA」の創設方針が明記された。そこで今回、親子で支出管理ができるAI家計簿アプリ「ワンバンク」を提供する株式会社スマートバンクは、18歳以下の子どもを持つ親1,092名を対象に、「子ども向けNISA（未成年対象の非課税投資制度）に関する意識調査」を実施した。

「子ども向けNISA」は約73%が利用意向アリ

今回の調査結果から、「子ども向けNISA」の創設検討について認知している人を見てみると、8割以上が「知っている」「聞いたことがある」と回答したことが判明。関連し、もし新しい「子ども向けNISA」が実現した場合、利用したいかについて回答を見てみると、「ぜひ利用したい」が33.1%、「やや利用したい」が39.7%で最も多い結果となった。一方、「あまり利用したくない」は9.6%、「全く利用したくない」が5.9%と、利用したくない割合は比較的低い結果となった。2023年に終了した「ジュニアNISA」の利用経験者が36.3%であったことを考えると、今回検討されている「子ども向けNISA」が期待の高さがうかがえる。

新制度に利用意向がない人は、なぜ決めかねているのか？

今回の調査結果から、投資資金の使い道について回答を見てみると、「大学・専門学校などの進学費用」が40.2%で最も多いことが判明。「中学・高校などの受験費用」は22.1%で、これらを含めると6割以上が「教育資金」を目的としていることがわかる。現実的な月々の積立額についても尋ねたところ、「1万円～3万円未満」が30.4%で最も多く、次いで「5,000円～1万円未満」が28.9%で続く結果となった。

現在検討されている子ども向けNISAの利用意向がない人の理由を見てみると、「日々の生活費などで手一杯で、投資に回す資金的な余裕がない」「NISAがどんなものかよくわからない」が1位タイで28.5%と判明。たしかに、投資を検討する余裕がない家庭も多いと考えられる。また、NISAがどのようなものかを知る機会自体もこれから先、用意すべきかもしれない。ほかにも「元本割れのリスクが怖く、現金のまま持っておきたい」や「口座開設の書類準備、管理が面倒に感じる」といった回答も多く集まった。

子ども向けNISAはまだ検討中の新制度だが、制度開始を見据え、早めに情報収集しておくことが重要だろう。

出典：AI家計簿アプリ「ワンバンク」運営会社

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