個人3冠の佐久間朱莉は豪華ドレスで登場 師匠・ジャンボからの“ムチ”が糧に「来年はメジャー制覇を」
イチオシスト
16日、都内ホテルで「JLPGAアワード2025」が開催された。今季4勝を挙げ年間女王に輝いた佐久間朱莉が、『年間最優秀選手賞』『賞金ランキング第1位』(2億2728万5959円)『平均ストローク第1位』(70.0585)の個人賞3冠を獲得。「本当にいい一年になったなと、改めて思いました」と晴れやかな表情を見せた。
アワードへの出席は2年連続2回目。昨年は「出られてうれしい。ツアーで優勝してこの舞台に立っている人ってかっこいいなって思っていた」という立場だったが、今回は女王としての登壇。「優勝者として、さらに年間女王として、この舞台に立てたことは本当にうれしかったですし、舞台に3回上れたので良かったなと思います」と喜びをかみしめた。
その晴れ舞台には、青を基調とした女王にふさわしい華やかなドレスで登場。肩ひものないデザインでデコルテを美しく見せ、上半身はデニム素材、スカート部分はきらびやかに輝く一着だ。「キラキラとデニムがすごくマッチしていて、かわいい。ウェディングドレスのところでオーダーして作ってくださいました」と本人もお気に入りの様子。普段のツアー会場とは一味違う、女性らしい魅力が際立っていた。
師匠であるジャンボこと尾崎将司には、最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の後にあいさつへ向かった。「すごく喜んでくださったのでうれしかったです。『強くなったな、おめでとう』って声をかけてくださいました」。ただし、「その後に『メジャー取ってないんだっけ』って言われました」と“愛のムチ”もしっかりと受けた。
その言葉こそが佐久間のモチベーションだ。優勝後は基本的に報告へ行くようにしており、「最初は『おめでとう』と言っていただけるんですけど、必ず何か“グサッ”とくる言葉があるんです。でも、それがおめでとうの一言で終わると、逆に寂しいので」と話し、来季も師匠の言葉を胸に戦い続けるつもりだ。表彰式では「来年はメジャー制覇をしたいです」と意気込んでいた。
そのためにも、オフでしっかりと調整を行う。「1月に4日間ぐらい宮古島で技術よりも体づくりを主に合宿して、1月の末からアリゾナに3週間ぐらい行く予定です」。昨年オフは細かい動きのトレーニングなどを行い、ショット力向上につなげた。今年はさらなるパフォーマンスアップを目指し、準備を重ねていく。(文・高木彩音)
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