自己記録95.5cmを引きずり出したのは、たった75mmのルアーだった。
どのフィールドでも頼れる小型シンペン、ロンジン『レビンミニ』。筆者が長年使い続ける理由と、その実力を紹介します。
The post 自己記録95.5cmを引きずり出したのは、たった75mmのルアーだった。 first appeared on 【TSURI HACK】日本最大級の釣りマガジン - 釣りハック.
イチオシスト
記事全文を読む場合にはTSURI HACKオリジナルサイトへ
小粒でも侮れない!頼れるシンペン『レビンミニ』をインプレ

どこでもシンペンを多用し、シーバスフィッシングを楽しんでいる筆者。
その中でも必ずと言っていいほどローテーションに組み込むのが、ロンジンの『レビンミニ』です。
今回は、かれこれ5年以上使った筆者が、その魅力をお伝えします!
ラインナップ

ロンジンの『レビン』シリーズは、状況に合わせて使い分けできる多彩なラインナップが魅力です。
スタンダードモデルの『レビン』(95mm・20g)を中心に、軽量化された『レビンライト』(95mm・12g)、ボリュームとアピール力を強化した『レビンヘビー』(85mm・28g)などを展開。
そして、今回紹介する『レビンミニ』(75mm・12g)は、コンパクトかつ軽量なモデル。
サイズごとに異なる個性を持ちながら、どのモデルも高い完成度で仕上げられています。
サクッと釣果を紹介!


東京湾を中心に、干潟でのウェーディングや河川などで使用。
どんな状況でも反応を得やすく、迷ったときに頼りになるルアーとして信頼しています。
これまでに自己記録となる95.5cmをキャッチしたほか、難易度の高い湘南エリアでもランカーに迫る大型もキャッチ。
小粒ながら確かな存在感を発揮し、シリーズの中でも使用頻度が最も高いルアーです。
レビンミニが優れている5つのポイント
小粒ボディ+ナチュラルアクションで極寒期でも活躍
全長75mmの小粒ボディと、ゆったりとS字を描くナチュラルなスラロームアクション。
この組み合わせこそがレビンミニの最大の特徴です。
派手すぎず、流れに自然に馴染む動きは、警戒心が強い魚にも違和感を与えません。
ハイギアのリールを使う筆者は、ハンドル1回転あたり1〜2秒ほどのスピードでただ巻きするのが基本の使い方です。
流れに乗せるようにゆっくりと引くことで、S字アクションが最も自然に出ます。
ー 山下 ー
95.5cmのシーバスが釣れたときもこの使い方でした!
また、この組み合わせが効くのが、シーバスの活性が低くなる極寒期です。
地域にもよりますが、冬になるとベイトが大型化しがちですが、そんなときでもしっかり反応を得られます。
水中ドッグウォークにも対応
ただ巻き以外の使い方でおすすめしたいのが、水中ドッグウォーク。
やり方はロッドをチョンチョンと上下に動かしつつ、ゆっくりとリーリングするだけ。
レビンミニでの水中ドッグウォークが優れているのは、動きすぎず、でもしっかりと動く、その絶妙な塩梅。
動画では、水中ドッグウォークがやりにくいMHクラスの硬めのロッドを使用していますが、それでも艶かしい動きを演出できます。
柔らかめのMLやMクラスのロッドであれば、さらに滑らかな動きになります。

水中ドッグウォークはただ巻きで反応しないときに試しますが、とくに効くのはベイトが小さいとき。
ハクパターンでは、釣果につながることが多いので、試してみましょう。
ー 山下 ー
ナチュラルに漂わせるだけでなく、“動かして食わせる”釣りも楽しめるのがレビンミニの魅力です。
フィンキールで流れがわかりやすい

頭部の下に付けられたフィンキールは、極小ながらもその効果は絶大。
S字アクションを発揮する際にフィンキールに水が当たり、流れがあるところでは巻きが少し重くなります。
そのわずかな変化が、潮の強弱やヨレの位置を把握する手掛かりに。
ー 山下 ー
「巻きが重たくなった気がする」と思った直後に、いきなりバイトがあることも多々あります。
また、このフィンキールがあることでヘッドが左右に振れやすくなる印象。
S字を描くスラロームがより安定し、ルアー全体で水を受けながら自然に泳いでくれます。

さらに、流れが強い場所でも動きが破綻しにくいのも、フィンキールの効果だと感じます。
実際にかなり流れが複雑で、かつ早いポイントでもシーバスを多数キャッチしてきました。
小型でも抜群の飛距離

75mmというコンパクトなボディながら、キャスト時の伸びは想像以上。
小粒シンペンにありがちな「飛ばない」「失速する」といったストレスを感じにくいです。
フルキャストすると矢のように安定した弾道を描き、やや向かい風でも姿勢を崩さず、しっかりと前へ伸びていく印象です。

MLクラスのベイトロッドでもストレスなくキャストでき、ピンを狙うようなショートキャストからフルキャストまで対応可能。
軽く振り抜くだけで安定して飛ぶため、回遊待ちで長時間投げ続ける場面でも快適です。
どんなフィールドでも使える万能さ

筆者自身、流れが強い湘南エリアの河口や大規模河川の中流域、東京湾奥の港湾、干潟など、さまざまな場所で使用してきましたが、多くのフィールドで安定して結果を出してくれました。
スローからファスト、ただ巻きから水中ドッグウォーク、水面直下からカウントダウンしてボトム付近まで——。
使い方も幅広く、状況に応じたアプローチが可能です。
ー 山下 ー
潮や風、レンジやスピードを問わず、自分の釣り方に自然と馴染んでくれます。
その懐の深さが『レビンミニ』を“筆者的一軍ルアー”たらしめている要素だと感じます。
常にローテ入りする“信頼の一軍ルアー”

小粒ながら、飛距離・操作性・安定感のすべてを高次元で両立した『レビンミニ』。
ただ巻きでも、水中ドッグウォークでも、流れを感じながら自在に誘える強い味方です。
フィールドを選ばず、いつ投げても頼れる存在。
このルアーの持つ力を、ぜひフィールドで体感してみてください!
撮影:山下洋太
レビンミニロンジン

関連記事
関連記事:エンパシー90をインプレ。僕もヒラスズキもコレが大好き
関連記事:おすすめシンキングペンシル16選! 他のルアーをも圧倒するシンペンの秘密とは?
記事提供元:TSURI HACK
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
