ルアーのカラー選び迷ってない? 昼は「光の三原色」で夜は「色の三原色」を意識しよう

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昼の釣りは「光の三原色」 昼の釣りで支配的なのは“光”。光の三原色は「赤・緑・青」で、光は水中を進むほど吸収され、赤 → 緑 → 青の順で残りやすくなります。だから私は、昼は「光がどこまで届くか」を基 …
イチオシスト
ルアーの色、なんとなくで選んでいませんか?実は“光”の性質を少し意識するだけで、見せ方の世界が変わってくるかもしれません。昼は「光の三原色」、夜は「色の三原色」。この2つの考え方を知っておくだけで、カラー選びの迷いが少し減るのかもしれません。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)


昼の釣りは「光の三原色」
昼の釣りで支配的なのは“光”。光の三原色は「赤・緑・青」で、光は水中を進むほど吸収され、赤 → 緑 → 青の順で残りやすくなります。だから私は、昼は「光がどこまで届くか」を基準に色を選びます。
アジングのワームの見え方(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)
水深で色を替える
浅場では赤やオレンジなどの暖色もまだしっかり見える深場や濁りが出ると、青・緑・黒系が目立ちやすい深い場所で残るのは青、消えていくのは赤。その違いが、“魚に見えている景色”を少し動かしているのかもしれません。
使う順番に反映
もちろん、赤が深場で釣れないわけではないです。ただ、赤で反応が薄ければ青・緑へ寄せていく――そんな“光の順番”で考えるだけで、迷いが減ります。最後に「結局クリアが一番釣れた」なんてことも、よくありますが(笑)。
夜は「色の三原色」
夜になると、外部の光はほとんどなくなります。光を“反射”するより、“発光”や“吸収”の性質が釣果を左右する場面が多くなります。
色の三原色は「シアン・マゼンタ・イエロー」。これは光を“減らす”側の理屈 夜は、“色をどう見せるか”がポイント。「見えていない」のも問題かもですが、「見えすぎる」ことも活性によっては逆効果になることがあります。
光と色の三原色(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)
明るさの程度で変える
私の感覚では、
・常夜灯下:イエロー〜マゼンタが見やすい
・真っ暗:イエローやホワイトが強い
・月明かりが強い夜:シアン系が効く時がある
とはいえ、真っ暗な中でクリアが効いた――なんて話も珍しくありません。結果色は魚からすれば 口を使うかどうかの優先順位的には後の方になるのでしょうね
なんて言ってたら元も子もないのですがよく釣れている時に、三原色を意識しつつ濃淡を含め劇的に色を変え、いかに釣れない色を探すかをやってみると、次の一匹につながるヒントになると思っています。最近は面倒くさいから自分はやらないんですけど(笑)
昼と夜で変わる“見え方のスイッチ”
昼は「加法混色(光を足す)」、夜は「減法混色(光を引く)」。理屈ぽく言うとこう言う事なのかもしれませんが、実際の釣り場ではもっと感覚的です。
私はワームを一度、水面から引き上げて“自分の目”で見てみます。「今の光の中で、自分はよく見えるか」「見にくいか」。
それを確かめて、次にどうするかを決めることが多いです。夜自分の眼の前にワームが竿から垂れてるはずなのに見えないって時ありますよね。その時に釣れているか釣れてないか?みたいな感じです。
昼と夜の見え方の違い(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)
感覚で選んで経験を重ねよう
春のブラックバスに赤が効くのは、冬を越えたバスがシャローにさしてきて“久しぶりに見る赤”へ本能で反応しているのかもしれません。
6月頃にジュンバグが強いのは、ポストスポーンで深いレンジで体力を回復させている時に、青ラメが光って見つけやすいのかもしれません。グリパンやウォーターメロンが万能なのは、光の三原色(赤・青・緑)がバランスよく含まれているからとも考えられます。
正直、本当の理由は魚に聞いてみないと分かりません。だからワームカラーは、まず“感覚で選んで経験を重ねる”ものでいい。ただ、そのときに少しだけ“光”を意識してみると、魚の見ている世界に、ほんの少し近づけるかもしれません。
カラー選びが楽しくなる
昼は“光を足す世界”。
夜は“光を引く世界”。
同じワームでも、見え方はまったく変わります。シンプルな理屈ですが、自分なりの“小さな法則”がひとつあるだけで、カラー選びはぐっと楽しく、そして深くなると思います。
奥が深いカラー選び(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)
<刀根秀行/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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