【2025】登山用ショルダーポーチおすすめ15モデル!選び方も解説
ショルダーハーネス(肩紐)に装着するだけで、必要なものをサッと取り出せるショルダーポーチ。登山で使うメリットや、チェックしておくべき選び方のポイント、おすすめ15モデルを紹介します。
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イチオシスト
ショルダーポーチで行動中の出し入れもスムーズに

スマートフォン、行動食、コンパスなど、頻繁に取り出したい小物アイテムってありますよね。
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サコッシュもありだけど、整理整頓が苦手で……。 中身がゴチャゴチャしちゃって、すぐ使いたい物がなかなか取り出せない。
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ザックのヒップベルトやズボンのポケットに、スマートフォンや行動食を入れているけど、取り出しづらかったりするんだよなぁ。

そんな悩みを解決してくれるのが、この記事で紹介するショルダーポーチ(スマホポーチ)。
ザックのショルダーハーネス(肩紐)に取り付けられるポーチのことで、出し入れの頻度が高いものを収納するのに便利なアイテムです。
ショルダーポーチを使う3つのメリット
- 容量が限られているため、必要なものが出し入れしやすい
- 製品によってはショルダーハーネス以外の場所にも取りつけられるため、岩場など場面に応じて装着位置を変えられる
- サコッシュやウエストポーチと違い、ショルダーポーチは体に触れない位置に装着するため、歩行の妨げになりにくい
登山用ショルダーポーチ選び方4つのポイント
収納サイズ、耐久性や撥水性、装着方法など、登山用だからこそ確認したいポイントがいくつかあります。ここからはショルダーポーチを選ぶ際に、押さえておきたいポイントを説明します。
ショルダーポーチの選び方4ポイント
- サイズとポケット・機能|何を収納するのか
- 生地|耐久性と撥水性
- ハーネスへの装着方法|吊り下げ or ハーネスを挟みこむ or その両方
- 開口部|底まで全開しないファスナーが◎
①サイズとポケット|何を収納するのか

撮影:YAMA HACK編集部
サイズ
まずはスマートフォンやコンデジなど【メインの収納アイテム】を1つ決め、それが確実に入るサイズから候補を絞りましょう。
とくにスマートフォンは機種によってサイズが異なるため、まずはご自身のスマートフォンのサイズを確認するのがベスト。またスマートフォンをケースなどに入れている場合、ケース・カバー込みのサイズを確認しましょう。

充電しながら行動することが多い場合、モバイルバッテリーも収納できるかどうかも考慮しておくといいでしょう。
コンデジはスマホほど薄くなく、レンズがあることも考慮するとしっかりマチのあるものを選ぶといいでしょう。
ただサイズが大きすぎると、行動中に腕に当たってしまい邪魔に感じる場合も。大きすぎず、かつ出し入れしやすいサイズを選びましょう。
ポケット

スマートフォンやコンデジといったメインの収納アイテムに、プラスで小物も収納したい場合はポケット付きのポーチがおすすめ。分けて収納すれば、ごちゃごちゃせずスムーズに取り出せます。
すぐに取り出したい小物、たとえばコンパスや行動食、地図などを収納するなら、外ポケット付きのポーチがおすすめ。交通系ICカードや小銭など、貴重品も入れるなら内ポケットがあると便利で、なかにはキーフックが付いたポーチもあります。
逆にポケットなしを選ぶのも手です。軽量化につながりますし、物の出し入れもよりスムーズになります。
②生地|耐久性と撥水性

登山中は雨に降られて濡れたり、木の枝や岩場などでポーチが擦れてしまう場合もあります。そのため撥水性や耐久性も購入時に確認したいポイントです。
耐久性
アウトドア用のショルダーポーチは、水を含みにくく摩擦に強いナイロン素材のものがほとんです。同じナイロン素材でも糸の厚み(デニール数)や織り方、加工の有無で強度は変わります。
アウトドアメーカーが販売しているポーチは、野外で使うことを前提に設計されているため、耐久性はさほど気にしすぎる必要はないでしょう。
撥水性
生地に撥水加工が施されていれば、ぱらつく程度の小雨であればそのまま使えます。
ただしあくまで「撥水」であり、防水ではないため注意が必要です。生地表面に落ちた水滴は弾きますが、生地への浸水までは防げません。またファスナーに止水処理が施されていなければ、隙間から浸水します。
完全防水のショルダーポーチは今のところ販売されていません。電子機器や地図など濡れては困る物は、ジップロックに入れるなど防水対策が必須です。
撥水性がある製品の特徴
- 生地表面に耐久撥水加工(DW)を施している
- 生地裏面にPUコーティングや、UTSコーティングを施している
- ファスナーに撥水加工
③ハーネスへの装着方法|吊り下げ or ハーネスを挟みこむ or その両方

ザックのショルダーハーネス(肩紐)への装着方法は、大きく分けると「吊り下げ」か「ハーネスを挟み込む」方法になります。
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「吊り下げ」
ハーネスに備わったループを利用し、カラビナやフックでポーチ吊り下げる方法。 -
「ハーネスを挟み込む」
べロクロ(面ファスナー)などでハーネスを挟んで装着する方法。またザックのチェストストラップをポーチに通して、ショルダーハーネスを挟むように固定する方法。
べロクロとフック、べロクロとチェストストラップ方法、フックとべロクロなど、1つのポーチに対して2つの装着方法を備えた製品も多いです。しっかりめにポーチを固定したい場合は、「吊り下げ」と「ハーネスを挟みこむ」両方の装着ツールを備えたポーチが良いでしょう。
④開口部|底まで全開しないファスナーが◎

開口部のファスナーはポーチの底まで全開せずに、途中までしか開かないタイプがおすすめです。
ファスナーを締め忘れてしまったとき、ふとした拍子でポーチの中身が飛び出してしまう……なんて事態が起こるリスクを減らしてくれます。
ファスナーの引き手も確認!

ファスナーの引手が小さいと、グローブをしていると掴みづらくてスムーズに開閉しにくいですよね。引き手にプルタブや長い紐がついていると、グローブをしたままでもスムーズに動作が行えます。
またダブルジッパーであれば、左右どちらのショルダーハーネスに付けても開閉がしやすいので便利です。
登山に使えるショルダーポーチのおすすめ15モデル
ここからは登山におすすめしたいショルダーポーチを、軽い方から順番に紹介します。小雨であれば気にせずに使える撥水性のあるもの、ポケットが多く整理がしやすいものなどもあるので、チェックしてみてください。
重さわずか33gの軽量ポーチ。ナイロン生地には撥水加工が施し、小雨程度であればしっかり水滴を弾いてくれます。
メガネやカメラなど壊れやすい物を保護するフリースライニング付き。

開口部が大きく、ストレッチ生地を採用した出し入れしやすいポーチ。500mlのペットボトルも収納可能です。
収納物が落ちないように締められる開口部のストラップは、片手で開け閉め可能。サングラスなどを収納できる前ポケット付きです。

マチがほぼなく、薄型でスッキリした形状のポーチ。ショルダーハーネスへの装着方法は、上下2か所にあるループにカラビナを引っかけ、さらにショックコードを使います。
ストレッチ性のある生地を使っているため、物の出し入れがスムーズに行えて便利。大きめのスマートフォンも収納できます。
チェストインクリースリッジマウンテンギア

強度の高いナイロン生地に撥水性をもたせ、アウトドアの厳しい環境下でもタフに活躍してくれるポーチ。
メッシュの外ポケットに、メイン収納部には内ポケットの合計3つのポケットを備えています。
メインポケットにはクッション性のある薄い芯材をを採用し、スマートフォンやコンデジ、サングラスの収納にもおすすめです。
ハーネスにテープが付いているザックに装着可能。ポーチ上部に付属したフッククリップをハーネスのループに引っ掛けて固定し、ポーチの背面に付いたパーツのスリットをハーネステープに留め付けて装着します。
ショルダーハーネスだけでなく、パンツのベルトにも装着できる2Way仕様のポーチ。外側にはバンジーコードで固定できるメッシュポケットを備え、出し入れの頻度が高い地図や行動食などの収納に便利です。
アタッチャブルフォンポーチ Mモンベル

薄型のスマートフォン専用ポーチ。伸縮性のある生地を採用しているため、物の出し入れもスムーズに。内部もクッション性のある素材を使用し、衝撃からスマートフォンを守ります。
ショルダーハーネスにはべロクロで挟むように装着しますが、背面に備わっているループを使えばパンツのベルトにも取り付けできます。

上記で紹介した「アタッチャブルフォンポーチ」より、横1cm、縦2cm大きくしたモデル。
外側にオープンポケットを備えた小型のポーチ。地図や行動食などをサッと出し入れできて便利です。ストラップアンカー付きで、コンパスや鍵の落下を防止。
メイン収納部には内側に起毛素材を採用し、もしもの衝撃からスマートフォンやコンデジなど中身を保護してくれます。
スナップパーゴワークス
メイン収納部にはオーガナイザーポケット、外側にメッシュポケットを備えた収納力抜群のポーチ。
スマートフォンやコンデジ、コンパス、ペンやメモ帳、鍵など、大小様々なアイテムを収納できます。
ポーチをザックのチェストストラップを通し、ショルダーハーネスを挟む混むようにして装着するタイプ。さらに大型のフラップ式べロクロも備え、ハーネスへの固定力を高めることも可能です。

多くのショルダーハーネスに装着できる、ユニバーサルなデザインのポーチ。ハーネスへの装着方法は2通りあり、ポーチをザックのチェストストラップに通すか、べロクロで挟んでとめる、もしくはその両方を使って固定できます。
外側にメッシュポケット、メイン収納部には仕切りもあり整理整頓も楽ちん。
生地には撥水加工を施し、開口部には止水ファスナーを採用することで雨が降っても浸水しにくい作りをしています。
ヴォヤージュ パッデッド ポーチミレー
ジッパー式のポケットを2つ備えたポーチ。摩擦や引き裂きに強い素材を採用しているので、ハードな環境下でも安心して使えます。
メイン収納部には落下防止のキーフック付き。サイズが小型のため、メインで収納アイテムのサイズを確認しておきましょう。
取り付け用ループとべロクロを備え、カラビナ不要でショルダーハーネスに装着できます。
アタッチポーチLソロツーリスト

メイン収納部のほかに、ファスナー付きの外ポケットを2つ備えたポーチです。外ポケットは交通系ICカードやチケットなど、薄く細かいものも収納するのに適しています。
ショルダーハーネスへの装着方法は、カラビナを付けられるDリングとべルクロで固定します。
開口部はドローコードで絞る巾着タイプのポーチ。スマートフォンだけでなく、小さめの水筒も収納できるサイズ感です。
外ポケットも付属し、伸縮素材を使っているため物の出し入れもスムーズに行えます。
ショルダーハーネスへの装着は、チェストストラップを通して固定するのと、べロクロで包み込むようにする方法、その両方を行えばより固定力を高められます。
濡れや汚れに強いTPEファブリックラミネート素材を使ったポーチ。ジッパーが全開するタイプですが、物が落ちないよう内部にガードが付いています。
バリエーション豊かなカラーデザインも魅力です。
ヴァリエポーチミレー
330デニールのナイロン生地を使った耐久性の高いポーチ。大きめのiPhoneも余裕で入るサイズ感で、ファスナー付きの外ポケットを備えています。
その分重さが120gあるため、軽さより収納力を重視する人におすすめです。キーフックも付属。
ショルダーハーネスには取り付け用ループとべロクロで装着できるため、カラビナ不要です。
ショルダーポーチですっきり小物の持ち運び

行動中も邪魔にならず、小物をごちゃごちゃせずに収納できるショルダーポーチ。ザックに装着すれば、登山の快適度もグッと上がりそうですね。
自分の収納したいアイテムに合ったサイズ感や重量とのバランスをみて、お気に入りをぜひ見つけてくださいね。
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