【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.4)
イチオシスト
【問題】

次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。 私は毎朝、健康のために近所の川沿いをウォーキングしています。いつものコースには、立派な桜の木が並んでおり、四季折々の表情を見せてくれます。春には満開の花を咲かせ、夏には青々とした葉を茂らせ、秋には紅葉で目を楽しませてくれます。( 1 )、冬の桜もまた格別です。葉をすっかり落とした枝が寒空に向かって伸びる姿は、一見寂しげに見えますが、近づいてよく見ると、固く小さな蕾(つぼみ)をたくさんつけています。それはまるで、厳しい寒さに耐えながら、次の春に咲くためのエネルギーを静かに蓄えているようです。その力強い姿を見ると、私も「寒さに負けてはいられないな」と背筋が伸びる思いがするのです。派手さはありませんが、冬の桜には生命の底力が秘められているのです。 問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。 A. しかし B. そのため C. たとえば D. なぜなら
★ ヒント
ヒント1:前では、春・夏・秋の桜の美しさや華やかさが語られています。 ヒント2:後では、一見寂しげな「冬」の桜の良さが語られています。前の流れとは一転して、別の視点(冬の良さ)を強調する言葉が入ります。
【解説】

正解:A. しかし 【解説】 ( 1 )の前の文章では、春から秋にかけての桜の華やかな変化について述べています。一方、( 1 )の後の文章では、葉が落ちて寂しげに見える「冬」の桜にも、別の魅力や価値があることを述べています。前の内容とは対照的な事柄や、一見相反するような意見を述べる際に使われる逆説の接続詞「しかし」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・B(そのため):理由に対する結果を述べる場合に使います。・C(たとえば):具体例を挙げる場合に使います。・D(なぜなら):理由を説明する場合に使います。
いかがでしたか?物事の隠れた良さや、別の側面を見つける視点は大切ですね。文章の構成を理解することは、論理的な思考力を保つのに役立ちます。
記事提供元:脳トレ日和
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