【超軽量も】ブチルからTPUまで!ロードバイク用チューブおすすめ21選と選び方・交換方法|2025
ロードバイク用のチューブの選び方とおすすめ製品について紹介します。ロードバイクでパンクした時は通常、新しいチューブの取り替えが必要です。この記事では、チューブの素材やバルブの種類などの特徴について説明し、選び方から交換方法まで詳しく解説します。
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ロードバイク用のチューブとは

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ロードバイクのタイヤで主流の「クリンチャータイヤ」。タイヤの内部にチューブを入れ、チューブに空気を注入することでロードバイクの走行が可能になります。
チューブ内の空気圧を適切に管理することで、乗り心地の向上はもちろん、パンクのリスクも低減されます。そのため、チューブの性能は非常に重要と言えます。
パンクの時はチューブ交換が必要なことがほとんど

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パンクの主な原因は、空気圧不足の状態で段差などを乗り越えた際に、タイヤとリムの間にチューブが挟まれて穴が開く「リム打ちパンク」(スネークバイト)です。その他、ガラスなどの路上の鋭利な異物によるパンクもあります。
このような場合、タイヤではなく内部のチューブを交換することで修理できます。ただし、タイヤ自体が破れた場合は、チューブ交換だけでは修理できず、タイヤごと交換する必要があります。
ロードバイク用チューブの選び方
ロードバイクで走行する際は、突然のパンクに備えて予備のチューブを持っておくことが重要です。ここではロードバイク用チューブの選び方について紹介します。選ぶ際のポイントは、サイズ、素材、バルブ、重量の4つです。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
チューブを選ぶポイント
サイズ|「大きさ」と「幅(太さ)」をチェック
ロードバイクのタイヤの「大きさ」や「幅(太さ)」は、通常タイヤの側面などに印字されています。もし覚えていない場合は、直接タイヤを見て確認しましょう。
基本は「700C」の大きさ

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ロードバイクのタイヤには、主流の700Cサイズのほか、650Bサイズも存在します。サイズが異なるチューブは使用できないため、チューブを選ぶ際には、現在使用しているタイヤのサイズをしっかり確認することが大切です。
自分のタイヤに対応した幅を

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タイヤの幅(太さ)も、23Cから32Cなど、さまざまな種類があります。例えば、タイヤが700C×25Cの場合、チューブもこのサイズに対応した製品を選ぶ必要があります。
製品によっては「23〜28C」など、複数の幅に対応する形でスペックが表記されているので、確認しましょう。
素材|大きく3種類あり、最もメジャーなのは「ブチル」
チューブの素材には主に、「ブチル」「ラテックス」「TPU(ポリウレタン)」の3種類があり、それぞれ価格帯も異なります。選ぶ際には予算と性能のバランスを考えて選びましょう。
ブチル

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ブチルは合成ゴムの一種で、耐熱性、耐水性、耐久性に優れていることから、自転車チューブで最も一般的な素材です。リーズナブルな価格で種類も豊富で、パナレーサーが独自開発した「R-Air」にも使用されています。
ラテックス

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ラテックスは、主に天然ゴムラテックスを原料としており、医療用手袋にも使われている素材です。劣化しにくく、薄くて丈夫、そして軽量という特長から人気があります。ただし、空気が抜けやすい性質があるため、ブチルチューブに比べて頻繁に空気圧の確認と補充が必要です。また、価格はブチルに比べてやや高めです。
TPU(ポリウレタン)

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TPU(熱可塑性ポリウレタン)は、軽量でパンクに強く、しなやかな特性を持つ素材です。コンパクトで持ち運びに便利なことから、愛用者が増えています。ただし、耐熱性がやや低いという特徴があります。そのため、リムブレーキ車での使用時には、長い下り坂でのブレーキ使用時に熱が伝わりやすく注意が必要です。製品によってはディスクブレーキ専用やリムブレーキ対応などの区別があるため、購入時には確認しましょう。
また、紹介した素材の中では最も価格が高く、コストがネックになる可能性があります。
▼TPUチューブの関連記事はこちら
関連記事:【軽い・強い・小さい】TPUチューブって実際どう?話題の『PURPLE LITE』を確かめてみた
バルブ|「タイプ」と「長さ」をチェックしよう
バルブは、タイヤに空気を入れる部分のことで、仏式、英式、米式の3種類があります。
タイプ:仏式かを確認

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ロードバイクのタイヤ用チューブは、ほとんどが「仏式」です。仏式バルブは細身の構造で高圧に耐えられるため、空気圧の高いロードバイクに適しています。
マウンテンバイクに多い米式や、ママチャリなどのシティサイクルに多い英式対応のチューブもありますが、バルブが異なると使用できません。ロードバイク用であれば、仏式を選びましょう。
長さ:リムよりも10mm〜20mm、長いものを

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チューブに付属する、空気を入れるための金具部分が「バルブ」です。その長さはさまざまですが、一般的には40〜60mm程度が多く使われています。バルブが長すぎると突出しすぎて見た目が損なわれ、短すぎると空気を入れるのが困難になるといった問題も出てきます。
バルブの長さは、ホイールのリムの高さに10〜20mmを加えた長さが使いやすいため、これを選ぶ際の目安にしましょう。
重量|こだわり派は「軽さ」もチェック

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速さを重視するロードバイクでは、軽いチューブが有利です。軽量を優先する場合は、TPU(ポリウレタン)やラテックスがおすすめです。ただし、チューブの重量差は、数十グラム程度となり、初心者には違いが分かりにくいかもしれません。
また、ブチルは他の2種類に比べて重いとされますが、最近では軽量タイプも発売されています。重さにこだわりたい方は、異なる種類の製品でも重さをよく比較してみましょう。
ロードバイク用チューブのおすすめ21選
それでは、ロードバイク用のチューブのおすすめを素材別にご紹介します。ロードバイクユーザーに人気のメーカーの製品やECで人気の製品を、27選ピックアップしました。
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【ブチル】ロードバイク用チューブおすすめ15選

おすすめポイント
- ・従来チューブよりも、2.1倍の伸縮性と振動吸収性
- ・ストレスを緩和
- ・軽量性と耐久性のバランスが抜群

おすすめポイント
- ・高強度ブチルゴムと肉厚加工も施した耐パンク性能強化
- ・軽量で空気圧の調整も簡単
- ・普段使いでなるべくパンクを避けたい人に◎

おすすめポイント
- ・タイヤサイズやバルブ長が豊富
- ・バルブ形式も仏式、米式、英式があり
- ・コスパも良く、普段使いに最適

おすすめポイント
- ・伸びがよく広いサイズレンジと豊富なラインナップ
- ・仏式の他米・英式バルブタイプあり
- ・バルブコア取り外し可能だからシーラントやパンク防止剤などの注入も簡単

おすすめポイント
- ・優れた耐パンク性と空気保持性
- ・高品質な合成ゴムで作られ0.9mmと肉厚
- ・日常使いに最適

おすすめポイント
- ・最適な空気圧を長時間維持可能
- ・レースに参加する人向け
- ・適度な厚みで乗り心地も抜群

おすすめポイント
- ・1mmほどの穴ならパンク修理液が自動的に塞いでくれる
- ・厚さ0.9mmと肉厚だから、衝撃吸収性も良く乗り心地も抜群
- ・重量・耐久性・耐パンク性能のバランスが良い

おすすめポイント
- ・子ども用からスポーツバイクまで種類が豊富
- ・乗り心地が良く、長距離にも◎
- ・最高級バルブで気圧をしっかり保持してくれるから、衝撃吸収力も良し
おすすめポイント
- ・0.45mmの極薄ブチルゴムを採用
- ・52gと超軽量でレースやヒルクライム向け
- ・タイヤの走行性能を最大に引き出してくれる
おすすめポイント
- ・0.6mmの厚さの軽量モデル
- ・タフなコンディションのレースやトレーニング向け
- ・バルブ長は48、60mmの2タイプ

おすすめポイント
- ・ディープリムにも対応の仏式バルブ2サイズあり
- ・耐パンク性能と乗り心地抜群の街乗りや通勤向け
- ・1.5mmの肉厚チューブタイプもあり
おすすめポイント
- ・シームレス構造でスムーズな乗り心地
- ・スタンダード、ワイド、軽量、超軽量など種類が多い
- ・バルブコア取り外し可能
おすすめポイント
- ・1.2mmの肉厚で耐パンク性能抜群
- ・耐久性も抜群でチューブ交換初心者にもおすすめ
- ・仏の他、英、米式バルブタイプもあり幅広い車種に対応

おすすめポイント
- ・より軽量で高耐久性にリミックスした実用的なチューブ
- ・バルブキャップはおしゃれな黄色
- ・バルブコア取り外し可能
おすすめポイント
- ・定番のインナーチューブ
- ・ブチル製で耐久性が良いからデイリーユースに最適
- ・幅広いサイズに適合

おすすめポイント
- ・競技者にも人気のSOYOクオリティ
- ・バルブ長さは48/60/80mmの3サイズ
- ・対応サイズの広い仏式チューブ
【ラテックス・TPU】ロードバイク用チューブおすすめ6選
パープルライトPanaracer(パナレーサー)
おすすめポイント
- ・転がり抵抗が低く走りが軽くなる
- ・36gと超軽量でコンパクトに携帯
- ・金属製バルブ採用で電動ポンプ対応
おすすめポイント
- ・TPU素材を採用し、超軽量
- ・耐熱性に優れ、リムブレーキにも対応
- ・取り付け簡単で、予備と持ち運びにも便利

おすすめポイント
- ・30gと超軽量でディスクブレーキ専用
- ・リムーバブル・バルブコア採用
- ・リペアキット付属だから便利
おすすめポイント
- ・摩擦抵抗が低く、転がり抵抗も低減してくれる
- ・レースにも最適
- ・ラテックス製のしなやかな乗り心地
おすすめポイント
- ・35gと超軽量なポリウレタン製
- ・高い快適性やハンドリング性能も実現
- ・ディスクブレーキ専用
おすすめポイント
- ・優れた耐パンク性
- ・ブチルチューブより、重量が30〜40%ほど低減
- ・高い反発性でしなやかな乗り心地を実現
ロードバイクのチューブの交換方法

ロードバイクのチューブ交換方法について、簡単に解説します。初心者の方でも交換作業の難易度はそれほど高くないので、ぜひ挑戦してみましょう。
チューブの交換に必要なもの
- ・新しいチューブ
- ・タイヤレバー
- ・空気入れ
ロードバイクのチューブを交換する際は、新しいチューブのほか、タイヤレバーと空気入れが必要になります。
交換手順
ロードバイクで走行中にパンクし、空気が抜けてしまったと想定して説明します。まず、タイヤを外す前に、パンクの原因となった異物(ガラス片など)がタイヤに残っていないか、確認しましょう。残っていると新しいチューブもすぐにパンクしてしまいます。
タイヤレバーでタイヤを外す

撮影:編集部
クイックリリースを開放して、タイヤを自転車から外します。次にリムとタイヤの間にタイヤレバーを差し込み、テコの原理を使ってタイヤのビードを外します。
チューブを引き抜く

ビードが外れたら、チューブを引き出します。しばらく外していないと、タイヤにチューブがくっついている場合があるので、無理に引っ張らず、ゆっくりと引き出しましょう。チューブを抜いた後も、タイヤの中に異物がないかをチェックしてください。
新しいチューブを入れる

撮影:編集部
新しいチューブを入れる際は、少しだけ空気を入れた状態で、バルブからチューブをはめていきます。この時、チューブにベビーパウダーなどをつけるとタイヤへの固着を防ぐことができ、チューブの入りもよくなります。
チューブを入れ、バルブを穴に通したら、バルブの根本にあるナットを緩め、バルブをリムの奥へ少し押し込んでおきましょう。こうすることで、バルブの根本でチューブが噛み込むのを防げます。
タイヤをもとに戻す

撮影:編集部
チューブをビードに入れてタイヤをはめていきましょう。タイヤをはめる際は、バルブの真向かい(反対側)から作業を始めると、最後までスムーズにはめやすくなります。
この時、チューブが膨らみすぎて入りにくい場合は、少し空気を抜いてから入れます。ビードとリムの間にチューブが挟まると破れてしまうので、注意しながらタイヤをはめていきましょう。
空気を入れる

タイヤをはめ込んだら、タイヤに記載されている空気圧を参考に空気を入れます。空気を入れ終わったら、バルブを締めてキャップをします。最後にタイヤを1周回して、噛み込みやゆがみがないかを確認して完了です。
ロードバイクのチューブのよくある質問

出典:flickr/Fumiaki Yoshimatsu
ロードバイクのチューブについての、よくある質問をまとめてみました。ちょっとした質問から、チューブを使う際のコツまでご紹介します。
ロードバイクのチューブの寿命はどれくらい?

出典:flickr/Mark Doliner
チューブの寿命は使用頻度や走行路面状況によって異なりますが、一般的には1〜2年です。おおよそ1年使用したら、交換するようにしましょう。
チューブレスタイヤに、クリンチャー用のチューブは使える?
基本的には使えます。チューブレスホイールで、チューブを使って運用している人も少なくありません。クリンチャータイヤと同様に、タイヤ内にチューブを入れて使います。
バルブ長が短く、空気が入れづらいときの対応方法ある?
バルブエクステンダーと呼ばれる、バルブの長さを延長できるパーツを使うことで解決できます。バルブ長が短くて空気が入れづらい時に、このパーツをバルブに取り付けると、バルブ長を長くすることができます。
おすすめポイント
- ・中継ぎタイプのエクステンダー
- ・便利なバルブキャップになるコアツール付き
- ・20mmと50mmの長さから選べる
パンクしにくいロードバイクのチューブはある?
耐久性を重視するなら、最も一般的なブチルゴム製の「肉厚チューブ」がおすすめです。軽量チューブと違い厚みがあるため、リム打ちパンクに強いのが特長です。
ロードバイクのチューブの予備を持って、パンク対策を万全に

ロードバイク走行中の突然のパンクは、比較的よくあることです。そんな時のために、チューブの予備は常に携帯しましょう。こだわりを持ってチューブを選びたい方には、軽量でコンパクトに折り畳めるTPUやラテックス素材がおすすめです。
ロードバイクのチューブの売れ筋ランキング
楽天市場など、ECサイトのロードバイクのチューブのランキングもチェックしてみましょう。
楽天市場「ロードバイク チューブ」売れ筋ランキング Amazon「ロードバイク チューブ」売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング「ロードバイク チューブ」売れ筋ランキングロードバイクのチューブに関連するおすすめ記事はこちら
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