彼女はなぜ忌まわしき殺人鬼に魅了されたのか？　現代的な闇に切り込むサイコスリラー「RED ROOMS レッドルームズ」

ファッションモデルの主人公が、ディープウェブで自らの凶行を配信していた殺人鬼へ好奇心を募らせていくさまを描いたサイコスリラー「RED ROOMS レッドルームズ」が、12月5日（金）よりU-NEXTで配信中だ。

人気ファッションモデルであるケリー＝アンヌのささやかな日課。それは、少女たちを拉致・監禁・拷問して殺害するまでを撮影し、“RED ROOMS”と呼ばれるディープウェブで配信したとしてメディアを賑わせるルドヴィク・シュヴァリエの裁判を傍聴することだった──。

監督はパンクロマンス「フェイク・タトゥー」（2017）で長編デビューし、カンヌ国際映画祭出品作「ナディア・バタフライ」（2020）でも注目された俊英パスカル・プラント。主演は俳優・モデルであり映画制作も行うジュリエット・ガリエピだ。

作品はシッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀映画賞にノミネートされ、ファンタジア映画祭で最優秀脚本賞・最優秀作品賞・最優秀音楽賞を受賞。「まるでミヒャエル・ハネケ×デヴィッド・フィンチャー」（IndieWire）と評された。犯罪者への執心という危険な現象に、闇サイトを絡めて踏み込んだ、きわめて現代的な衝撃作だ。