タイガー・ウッズがついに『ライダーカップ』のキャプテン就任か?「だれにも聞かれていない…」
イチオシスト
自身が主催するツアー競技外「ヒーローワールドチャレンジ」の会見で久しぶりに公の場に姿を見せたタイガー・ウッズ(米国)は話題が満載だ。2年に1度行われる米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」(2027年)における米国チームのキャプテン就任への可能性を示唆した。
これまでライダーカップに8度出場しているタイガーだが、これまでキャプテンの経験はない。19年に世界選抜チームと戦う「プレジデンツカップ」では、米国チームの選手兼キャプテンを務めたほか、ライダーカップでは16年と18年に副キャプテンとしてチームを支えた。
25年9月、ニューヨーク州ベスページ・ブラックで開催されたライダーカップには、当初キャプテン就任の打診があったものの、「PGAツアー政策委員会の重要な職務がある」ことを理由に辞退していた。
そして27年大会はアイルランドのアデア・マナーGCでの開催が予定されているが、キャプテン就任の可能性について問われると、「誰にも聞かれていない、聞かれていないんだ」と笑みを浮かべ、現時点では要請がないことを明らかにした。
なお、25年大会で米国チームのキャプテンを務めたのはキーガン・ブラッドリー。欧州に敗れたが、ブラッドリーは「もし要請があれば、もちろんリベンジしたい」と続投に意欲を示す一方で、「もしタイガーが引き受けてくれたら、もちろんタイガーがキャプテンだ」とも話している。
タイガー自身は25年大会を現地観戦することはなかったが、「テレビでほとんどを観ていた」と明かし、「キャプテンとも選手たちともしっかり話した」とチームへの関与を強調した。
ライダーカップの米国チームを統括するのはPGA・オブ・アメリカ。現時点でタイガーへの正式なオファーは確認されていないが、関係者は「来年3月までにはライダーカップのキャプテンは決定したい」としており、27年大会でタイガーが初めてライダーカップのキャプテンを務めるかもしれない。(文・武川玲子=米国在住)
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