YouTubeが2025年の各種ランキングを発表 国内登録者増加数は「ブルーシー」が2連覇

イチオシスト
YouTubeは12月3日、2025年の日本における各種年間ランキングを発表しました。
YouTubeが2025年の各種ランキングを発表
発表されたのは「国内 注目されたトピック」「国内トップ登録者増加クリエイター」「国内トップ楽曲」「国内トップショート楽曲」の4部門で、2025年1月1日から10月31日までのデータを基に集計されています。
今年の特徴としてYouTubeは、アーティストや楽曲が長尺動画とショート動画の両方で支持を集める傾向が一段と強まった1年だったと説明しています。とりわけ、7人組ガールズグループHANAは、「ROSE」が「国内トップ楽曲」で1位、「Blue Jeans」が同ランキングで9位となったほか、「国内 注目されたトピック」にも選出され、その年を象徴する存在としてランキングを席巻しました。
アーティスト別では米津玄師の存在感も際立ちました。「国内トップ楽曲」では「IRIS OUT」が2位、「Plazma」が7位、「BOW AND ARROW」が8位に入り、3曲がトップ10入りしました。さらに「国内トップショート楽曲」でも「IRIS OUT」が2位に入り、一つの楽曲がミュージックビデオなどの長尺コンテンツとショート動画の双方で大きな視聴を獲得した形となります。
「国内 注目されたトピック」は、その年YouTube上で特に話題となったテーマを上位10件取り上げたものです。2025年は「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX」「鬼滅の刃」「チェンソーマン」といったアニメ関連に加え、「モンスターハンターワイルズ」「Nintendo Switch 2」「マリオカート ワールド」などゲーム関連のトピックが並びました。また、2025年を象徴するイベントとして「万博」も選ばれており、エンタメと大型イベントの双方が注目を集めた1年だったことがうかがえます。
国内トップ登録者増加クリエイター 1位はブルーシー
「国内トップ登録者増加クリエイター」は、2025年に登録者数を大きく伸ばしたチャンネルを対象としたランキングです(アーティスト、ブランド、メディア企業、子ども向けチャンネルなどは除外)。1位となったのは、親友へのいたずらを軸にしたショート動画で人気を集める「ブルーシー〖Blue Sea〗」で、2位にはお金やライフプランについて学びのコンテンツを提供する「両学長 リベラルアーツ大学」が入りました。3位にはアニメ「『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』公式チャンネル」、4位にはヒカキンの公式切り抜きチャンネル「HikakinClipTV」、6位にはゲーム実況グループの「ドズル社」、7位に「佐久間宣行のNOBROCK TV」、10位には10月ににじさんじを卒業したVTuberの「グウェル・オス・ガール 」などがランクインしました。
ブルーシーは昨年に引き続いての1位で、このランキング2連覇となります。
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「国内トップ楽曲」のランキングでは、1位のHANA「ROSE」、2位の米津玄師「IRIS OUT」に続き、3位にサカナクション「怪獣」、4位にMrs. GREEN APPLE「ダーリン」、5位にDECO*27「モニタリング feat. 初音ミク」、6位にMrs. GREEN APPLE「クスシキ」、10位にCANDY TUNE「倍倍 FIGHT!」が入るなど、バンド、ボカロP、アイドルグループと多様なアーティストが名を連ねました。これらの上位楽曲を含むプレイリストは、YouTube Musicの公式プレイリスト「Hits of 2025」として公開されています。
ショート動画で使われた楽曲を対象にした「国内トップショート楽曲」では、小学生クリエイターとして注目される厚揚げろが。の「はじまりの曲」が1位に輝きました。2位に米津玄師「IRIS OUT」、3位に柊マグネタイト「テトリス」、4位にAiScReam「愛♡スクリ~ム!」が続き、ボカロ楽曲やアップテンポで中毒性の高い楽曲がショート動画との相性の良さを見せました。さらに、10位にはDECO*27「テレパシ feat. 初音ミク」が入り、ボーカロイド楽曲が今年もダンス動画や二次創作動画など、多数のUGC(ユーザー生成コンテンツ)の流行を生み出したとしています。
各ランキングの算出方法について、YouTubeは「国内 注目されたトピック」については関連動画の視聴数やアップロード数、クリエイターの活動状況など複数の指標を組み合わせ、2025年に新たに登場したトピック、あるいは前年から関心が大きく伸びたトピックを対象に選定したと説明しています。「国内トップ登録者増加クリエイター」は、前述のとおりアーティストやブランドなどを除外し、クリエイターごとに1チャンネルのみを対象とした上で、登録者数の伸びを基準にランキングを作成しています。
「国内トップ楽曲」は、国内での視聴数を基に、2025年に公開された楽曲、または前年から視聴数が大きく増加した楽曲を集計したもの。公式ミュージックビデオだけでなく、歌詞動画やアートトラックの視聴数も対象に含めています。「国内トップショート楽曲」は、対象期間中に楽曲を使用したショート動画の国内アップロード数を基に集計しており、こちらも2025年に公開された楽曲、あるいは前年からショート動画での使用が大きく増加した楽曲を対象としています。
YouTubeは今回の発表について、2025年も多くのクリエイターが様々なジャンルやフォーマットで活躍し、日本のYouTubeコミュニティの多様化が一層進んだ1年だったと総括しています。




記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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