ライダー専用メガネで走りが変わる? 試してみたら“視界の自由”が段違い!!【ダブルオーグラスギア】

イチオシスト

バイクに乗るとき、コンタクトレンズや普段用メガネで走っているライダーは少なくない。しかし、実際には「視野が狭い」「風が巻き込む」「埃が入る」「ヘルメット脱着時に扱いづらい」など、小さくても確実にストレスになるポイントは多い。
今回紹介する ダブルオーグラスギア(DOUBLE O GLASS GEAR) は、そんな“ライダー特有の困りごと”を前提に設計されたライディング専用アイウエアブランドだ。
結論から言うと、「普通のメガネで問題ない」はただの思い込みで、専用設計のアイウエアは走りの質を大きく変えてくれる装備だったのだ。
なぜここまで違いが出るのか?
専用設計ならではの使用感を、この後の本文で紹介していこう。

ライディングの際に感じていた一般的なメガネの“違和感”
普段、バイクに乗る時はコンタクレンズを着用している。乾きやすい、風でずれるなどのデメリットがあるのは、わかっているが困ったことはあまり無い。
しかし走行距離が長くなるツーリングでは、
・乾燥で目が疲れる
・高速道路等で風の影響を受けズレる(乱視用だとなおさら)
・異物が入った際に対応しづらい
などの理由から、「実はメガネの方が目を守れるのでは?」という思いが強くなっていた。
安全面でも快適性でも、コンタクトより“メガネにするメリット”は本来多い。
そこで、1週間ほど仕事を兼ねてツーリングをしてきた際、そのうちの何日かを試しにメガネで過ごしてみた。しかし、ここで思わぬ壁にぶつかった。
普段使っているセルフレームのメガネなのだが、視野が極端に狭くなるのだ。
筆者が所有しているバイクは、ハーレーのロードグライド、ホンダXR250とCT110。前傾姿勢のスポーツモデルに乗ることはあまり無い。それに合わせて普段使っているヘルメットは、ビンテージオフロードタイプのSHOEI EX-ZEROやジェットヘルメットが中心だ。眼にはコンタクトレンズを装着し、風の巻き込みの少ないバイカーシェードを併用して走ることが多い。
一方、手持ちのメガネならコンタクトレンズのように眼の乾燥・風の影響を受けにくい・異物への対応が楽ということはあるものの、EX-ZEROのインナーシールドを開閉する際に干渉するため、自然と眼から少し離れた位置に装着してしまう。そのためフレームが視界に入り、見える範囲が狭まってしまう。
形状によるのだろうが、セルフレームのメガネは風の巻き込みが気になり、埃が目に入りそうな不安もある。更に脱着もバイク用のシェードと違ってテンプルが柔らかく、思っている位置にメガネを入れるのにも少々苦労する。
「バイクに乗る際のメガネは、やっぱり合わないのか……」
と、そのときは、そう思っていた。
メガネの不満点を解消するライディング専用メガネの存在

実は、〝ライディング用に特化したメガネ〟があるなんて知らなかったのだ。上記のような話を仕事関係の知り合いに話すと、それならダブルオーグラスギアのホームページを見てみるといいよとアドバイスをもらった。
早速、見てみるとライディングアイウエアという名称が目に飛び込んできた。筆者はアメリカを何度も走っているが、ヘルメット装着義務の無い州でも、アイウエアを装着しなくてはいけないという法律があることが多い。それほどに〝目を守る〟ことは重要ということなのだ。
捉えようによってはヘルメットよりも大事なのがアイウエア。度が入っているメガネもアイウエアという認識が自分的には無かったので、ある意味目から鱗状態。

ダブルオーグラスギアのホームページを読み進めると、ツーリングでメガネを使って感じた不満点が、ほぼすべてアイウエア設計のテーマになっていることがわかった。
それに対しての答えもわかりやすく書いてある。フレームやレンズのバリエーションが多く、いろいろな組み合わせができることで、自分の乗っているバイクの種類、使い方、自分の好みにも合わせてライディングアイウエアを作ってもらえるという。これは、まず話を聞くしか無い。
店舗は京都市にあり、ホームページを見ると全国で TRUNK SHOW(出張検眼・アフターサービス) も実施している。
神奈川県在住の筆者にとって京都は遠いが、ちょうど仕事で京都へ行く予定が入り、タイミングが合ったためすぐに検眼予約を行った。
裸眼やコンタクトレンズより〝よく見えるライディング用メガネ〟
京都・ダブルオーグラスギア店舗での検眼体験
検眼当日。店舗の前まで行くとバイクと自転車の駐車スペースが設けてある。そんなことからもライディングに特化したメガネ店であることがわかる。
店内には、競技用らしき自転車やバイク用のヘルメット、レザースーツが展示してある。検眼前にバイクの車種や使い方などを代表の檜垣さんと話し、フレームとレンズを選んでいく。

レーシングライダーが普通のメガネからライディングアイウエアに替えてレースに出場しコーナー脇の草むらの中のバッタまで見えてしまった話やある意味レース用のドーピングだと言われた話などを聞いて、そこまで違うモノなのかと期待が膨らんだ。
検眼してみると年齢によるものもあり、自分で思っているよりも筆者の〝眼〟はそこまで良い状態ではない……ということが判明した。
ライディングアイウエアは単にユーザーの眼に合わせた度数のメガネを作るのではなく、眼のケアも兼ねた造りなのだという。年齢の若いユーザーによっては、ライディングアイウエアを使うことで視力が回復することもあるのだという。とにかく驚くことばかりのうちに検眼は終了。できあがりを楽しみに京都を後にした。

3種類のライディングアイウエアを実走テスト

お店に伺った際にわがままを言って、度の入っていない素通しのレンズのライディングアイウエアを特別にお借りした。ダブルオーグラスギアを代表的するライディングアイウエアのRIDE、自転車・オートバイ専用設計ライディング用サングラスのHelium-RX、それに僕がオーダーしたNO REGRETの3種類だ。
それぞれのメガネで視界、風の巻き込みがどのように変わるのかを実走テストした。
なお、3種類のライディングアイウエアをテストするヘルメットは、SHOEI EX-ZERO。バイクはファンティック・キャバレロ500ラリー。オフロードバイクなので風を遮るカウルやスクリーンはついていない。

ヘルメット装着でもストレスゼロ。視界の広さが際立つ
『Helium-RX』

まずはHelium-RXを試してみる。自転車・オートバイ専用設計だけあってフレームの剛性があってヘルメットを被っていてもスムースに装着できる。
実際に走ってみると風の巻き込みが全くと言って良いほど無い。何よりも驚いたのは視野の広さ。上下左右とも目を動かすだけでかなりの広範囲を見ることができ太く感じたフレームが気になることもない。特にサイドの視野はかなり広い。

見た目は“普通のメガネ”。しかし視野の広さと扱いやすさが段違いの
『RIDE』

次に試したのはRIDE。一見、普通のメガネと変わらないデザインに見えるがレンズがサイドまで回り込んでいるため左右の視野も広い。
そのままお借りしたので自分の顔に合わせたわけでは無いのだが、軽量なこともあって着け心地に違和感は無い。ライディングアイウエアというだけあってヘルメット装着状態での脱着も至ってスムース。前傾姿勢のバイクのようなポジションを取ってみても視野は充分に確保されている。

深い回り込みと圧倒的な視界。高速走行でも心強い
『NO REGRET』

最後に試したのはNO REGRET。形状的にはRIDEより大きく、サイドへの回り込みも深い。
付け心地は、RIDE同様に快適で、視野も広くフレームの存在を感じることはRIDE以上に少ない。風の巻き込みも気にならないレベルで高速道路でも充分に使えそうだ。

安心を生む広い視界とフィット感の高さ

どのモデルにも共通して感じるのは、ヘルメットをした状態での脱着のしやすさとフィット感の良さ。チタンをプレス成形したフレームは、アメリカンタイプのバイクにも似合うデザイン。マテリアルや製造過程もメカ好きにはたまらないライディングアイウエアだ。
自分の目に合ったレンズであれば今まで以上に楽しく走れそうな予感しかない。

ダブルオーグラスギアとは?

DOUBLE O GLASS GEAR(ダブルオーグラスギア) は、京都発の“ライダー専用アイウエアブランド”。
最大の特徴は、「バイクに乗ること」を前提に設計されている 点で、以下の強みを持つ。
- ヘルメット着脱時のストレスをなくす構造
- 風の巻き込み・埃の侵入を抑えるレンズ形状
- 上下左右の広い視野を確保するフレームデザイン
- チタンをプレス成形した高剛性フレーム
- バイクごと・乗り方ごとに最適な組み合わせを作れるカスタム性
- 全国でTRUNK SHOWを開催し、検眼〜アフターサービスまで対応
日常用メガネとは発想そのものが異なる、まさに“走るための視界装備”だ。

まとめ
コンタクトや普段用のメガネで「特に困っていない」と思っていても、実際にはライダー特有の悩みは多い。
ダブルオーグラスギアのライディングアイウエアは、その小さなストレスをひとつずつ丁寧に消してくれ、 視界の広さ・風の巻き込みの少なさ・脱着のしやすさ といった“走りの質”に直結する部分を大きく改善してくれる。
一度試しただけで「普通のメガネとは別物」だと実感できた。
視界が変われば走りが変わる──。そんな体験をしたいライダーには、ぜひ手に取って試してみてほしい。全国各地で開催の検眼イベント「TRUNK SHOW」は下記ホームページ(右にあるTRUNK SHOWバナー)からチェック&予約が可能だ。
(編集協力:DOUBLE O GlassesGEAR)


『ダブルオーグラスギア』のバイク用度付きメガネ
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