「試し買いのつもりが本命になった…!」デカトロンの期待値超え“即戦力ギア”BEST5
「高品質な登山ギアがほしい!でも値段は抑えたい……」。
ちょっと欲張りだけど切実なそんな願い、フランス発のスポーツブランド「デカトロン」なら叶うかも!?
日本での知名度はまだそこまで高くありませんが、世界70か国以上に展開し、店舗数はなんと1,700以上。高機能なのにお手頃なアイテムが揃うブランドとして、世界中のアウトドア愛好者に愛されているんです。
今回は、そんなデカトロンの魅力と、実際にフィールドで試してわかった登山ギアの実力を紹介します。
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イチオシスト
お手頃価格×高品質ブランドとして世界で愛される<デカトロン>

提供:デカトロンディストリビューションジャポン
1976年にフランスで誕生したデカトロンは、今では世界70か国・1,800店舗を展開する世界最大級のスポーツブランド。
登山やトレッキング、キャンプ、ランニング、スキーなど、幅広いスポーツ分野をカバーし、機能性と価格のバランスに徹底してこだわってきたことから、多くの人から愛されてきました。
高品質なのに低価格!秘密は一貫した開発体制

提供:デカトロンディストリビューションジャポン
高品質ながら、驚くほどの低価格でギアの販売を実現している秘密はその開発体制。
デカトロンは「開発から製造、販売まで」をすべて自社で行うことにより効率的な製品開発を実現。さらに、世界規模の生産ネットワークにより、1アイテムあたりの製造コストを最小限に抑えることができているんです。
グローバルブランドだからこそ実現できている世界観と言えそうですね。
妥協なしの洗練デザイン

撮影:筆者
「安いけどデザインがいまいち……」ということもまったくないのがデカトロンのすごいところ。
ヨーロッパらしい、シンプルながら洗練されたデザインは、山でも街でも違和感なし。その着回しのしやすさもデカトロンの大きな魅力の一つです。
この価格でこの性能!?実際に着てわかったデカトロンギアの実力
デカトロンの登山ラインは、主に以下の3ブランドで構成されています。
- 軽登山やハイキング向けの「Quechua(ケシュア)」
- 本格トレッキング・登山向けの「FORCLAZ(フォルクラ)」
- クライミング系ギアが充実する「Simond(シモン)」
たくさんある中でも、特に秋〜冬にかけてぴったりなアイテムを「フォルクラ」から4つ、「ケシュア」から1つご紹介します!
FORCLAZ 長袖メリノTシャツ Trek 900 メンズ(¥12,900)

撮影:筆者
主要部分にメリノウールを89%も使用した長袖シャツ。部分的にメッシュ編みにすることにより、保温性と透湿性を両立させた高機能アイテムです。
サイズ感は比較的タイトな作り。ジャケットも問題なく羽織ることができます。わりと厚めの生地(部位によって240g/m²と260 g/m²)のため、一枚で着用しても頼りない印象にならないのは嬉しいポイントです。

撮影:筆者
実際にフィールドで着てみても、その保温性の高さを実感。10℃前後の気温下で行動しても寒くありません。
これ1枚でも低山の秋〜初冬の行動着としても十分使える保温性の高さでした。

撮影:筆者
熱がこもった場合もハーフジップで調整可能。ジップが深めに設計されているため、大きく開けて一気に放熱、冷えてきたら少しずつジップを上げて保温、そんな切り替えがスムーズにできるのはありがたいポイントです。

撮影:筆者
袖口にはサムホール(親指を通す穴)を搭載。手首をしっかり覆ってくれるため、冷え込み時にも手先の冷えを抑えられます。

撮影:筆者
一方で通気性を高める工夫はあるものの、吸水性が高いというメリノウールの特性上、大量に汗をかいた場合は蒸発や乾燥が追いつかず、急登など高負荷のシーンでは背中の汗が気になるときも。
メリノウールは繊維に水を含んでいても、それが肌にはあまり触れない性質も持ちあわせているので、急激に体が冷えるのを抑えてはくれますが、運動量が多いときは速乾性のあるドライインナーを一枚下に重ねるなど、汗抜けをよくする対策を取るとよさそうです。
FORCLAZ ソフトシェル ジャケット MT100 WINDWARM(¥8,990)

撮影:筆者
防風性と保温性の高さが特徴のソフトシェルジャケットです。風速30km/hの立っているのも難しいほどの風からも保護してくれる高い防風性能を持っています。

撮影:筆者
防風性と保温性の高さの秘密はこの生地。
表地は厚手で、キメの細かい生地が風をしっかりブロック。裏地は厚手の起毛インナーフリースとなっているため、4〜7℃程度の肌寒い気温でもしっかり体を温めてくれるんです。

撮影:筆者
実際のフィールドでも実力をしっかり発揮。稜線の冷たい強い風も通すことなく、しっかり保温してくれました。
加えて伸縮性のある素材のため、動きを妨げることもなし。歩行中や登山中のザックの上げ下ろしの動作でもストレスフリーでした。

撮影:筆者
表面には撥水加工が施されているため、小雨や朝露程度なら全く問題なし。レインウェアを出さずに行動を続けられるのは嬉しいポイントです。

撮影:筆者
総じて、防風性の高さと保温性の高さを実感。低山の秋冬ハイクならメインアウターとして行動中から休憩中まで幅広く活躍。 「防風」「保温」「動きやすさ」をバランスよく備えた、まさに「高性能シェル」だと感じました。
一方で保温性がかなり高いことから、高負荷の登山では行動着としては暑くなりやすいかもしれません。
高山では稜線に出たときの防寒着として、また、山小屋や休憩時の保温着として活躍しそうです。
FORCLAZ ダウンジャケット TREK 500 メンズ(¥17,900)

撮影:筆者
-12°Cまでの低温でも快適に登山・トレッキングができるよう開発された、保温性の高さと軽量性が特徴のダウンジャケットです。
着用してすぐ実感するのが、その「軽さ」とダウンの「ふっくら感」。一般的に550~700フィルパワーが良質なダウンと言われていますが、このジャケットには「800フィルパワー」の高品質ダウンをたっぷり使用。そのため軽量でありながら、高い保温性を実現してくれるんです。

撮影:筆者
実際にフィールドで着ても感じるのは「軽いのに暖かい」というギャップ。ジャケット自体が軽くて着ている感がないのに、しっかり暖かいという、まさに登山では嬉しい性能です。

撮影:筆者
フードの形状も秀逸。顔まわりを無駄なく覆う設計で、強風時でも冷気の侵入を防いでくれます。

撮影:筆者
襟は高めに設計されているため、フードを被らなくても首まわりがポカポカ。またジップが大きめのため、グローブをつけていてもスムーズに開け閉めができそうです。

撮影:筆者
気温5℃前後の山頂で休憩した際も、冷気をまったく感じず快適そのもの。停滞時に頼りになると感じました。

撮影:筆者
ダウンの天敵といえば「濡れ」ですが、撥水加工により小雨程度なら問題なし。慌てて脱いだり、レインジャケットを羽織ったりせずに済みそうです。

撮影:筆者
そして嬉しいのがこのコンパクトさ。付属の袋に収納すれば手に収まる程度のサイズまで小さくなってくれます。超絶コンパクト、とまではいきませんが、この暖かさを考えれば十分許容できるレベル。ザックに忍ばせられれば段違いの安心に繋がりそうです。
ここまでの性能を保ちながらこの価格を実現しているのはまさにデカトロンならでは。他ブランドを見ても、なかなかこの価格で手に入れられるダウンジャケットはありません。暖かくて登山でも使える軽量ダウンを探している方には、自信を持ってお勧めしたい一着です。
FORCLAZ ダウンジャケット 3WAY TRAVEL 500 メンズ(¥22,900)

撮影:筆者
インナーダウンを着脱できる3WAY仕様の多機能ジャケット。アウトドアから旅行まで、幅広く活躍してくれます。
アウターは高強度のリップストップ生地を採用したしっかりとした生地感で、抜群の耐久性。完全防水ではないものの、10,000mm等級の防水コーティングと、縫合部分がテープ加工されているため、2時間程度降雨ならしっかり保護してくれます。

撮影:筆者
インナーは取り外し可能で、単体で着ることも可能。軽量ながら660フィルパワーの高品質ダウンを使用しているため、着方によって幅広い期間で活躍してくれる一着です。

撮影:筆者
今回はまずインナーを外し、ウィンドシェルとして着用。しっかりとした生地感のため、スレなどにも不安なく使うことができました。

撮影:筆者
稜線に出た際の強風でも、アウターがしっかりと防風。首元の立ち上がりが高く、ファスナーを上まで閉めれば冷たい空気をしっかりブロックしてくれます。手首や裾のフィット感も良好で、風の抜けを感じません。

撮影:筆者
ポケットもかなりたくさん搭載されているため、使い勝手も抜群。登山はもちろん、旅行や街使いにもマッチするデザインだと感じました。

撮影:筆者
冷え込みを感じた際は、インナーダウンを着用。山域や季節によって着脱を使い分けることで、快適な衣服内温度をキープできるのは非常に魅力的だと感じました。
完全防水ではないためレインウェアとしての使用は難しいですが、山から街まで、幅広いシーズンでヘビーローテーションできる一着です。
QUECHUA バックパック MH500 22L(¥17,900)

撮影:筆者
軽量でありながらたくさんの機能が詰め込みこまれた22Lのロールトップ仕様のバックパックです。
正面は無駄のない洗練されたデザイン。背面メッシュ構造で、運動負荷の高い登山でも対応できる高い通気性を持っています。

撮影:筆者
開口部は大きく開くため、荷物の出し入れがとてもスムーズ。荷物の量が少なめの時はしっかり巻き、多い時は軽く巻くなど、状況に応じて調整しやすいのも魅力の一つです。

撮影:筆者
サイドのポケットには0.5Lのナルゲンボトルも問題なく収納可能。もちろんトレッキングポールや3脚なども収納できます。

撮影:筆者
ポケットはトップの蓋部分の上部に1つと、ザックのサイドがガバッと開く大きなポケットが左右に1ずつ配置されており、分類のしやすさもバッチリです。

撮影:筆者
底部分にはレインカバーが標準搭載。取り出しもスムーズで、突然の雨でもサッと対応できます。

撮影:筆者
ザックでもっとも大事なことの一つが「体へのフィット感」だと私は考えていますが、フィールドでは期待以上にその力を発揮。往復5時間の山行で使用してみましたが、使用感は快適そのもの。

撮影:筆者
快適さで大きな働きをしてくれたのがこのヒップベルト。
22Lの小型ザックでありながら、チェストベルトだけでなくヒップベルトも搭載されているため、ザックをしっかり体にフィットさせることができるんです。
そのおかげで通常の歩行時はもちろん、ペースを上げて歩いた時も荷物がゆさゆさと揺さぶられてしまうようなことはありませんでした。

撮影:筆者
そしてショルダーベルトのポケットの使いやすさには驚きの一言。スマホを入れていましたが、出し入れがとにかくスムーズ。一度使うと癖になる使い勝手の良さです。
軽さ、収納力、使いやすさをどれも高いレベルで実現した22Lロールトップ。「容量は小さめでいいけど、機能はしっかりしたザックがほしい、でも価格は抑えたい」という方にぜひおすすめしたいモデルです。
登山ギア、次は「デカトロン」で選んでみない?

撮影:筆者
「安いだけじゃない」デカトロン。実際に使ってみると、その実力に納得。どのアイテムも価格以上のクオリティで、初心者から経験者まで満足できる製品でした。
価格が気になって手を出せなかったアイテムも、デカトロンでなら見つけられるかも!今回ご紹介した以外にもたくさんの登山用品が揃っているため、ぜひ一度サイトや店舗でチェックしてみてください!
FORCLAZ(フォルクラ) 登山・トレッキング 長袖メリノTシャツ Trek 900 メンズデカトロン

FORCLAZ(フォルクラ) ソフトシェル ジャケット MT100 WINDWARMデカトロン

FORCLAZ(フォルクラ) 登山・トレッキング フード付ダウンジャケット TREK 500 メンズデカトロン

FORCLAZ(フォルクラ) ダウンジャケット 3WAY TRAVEL 500 メンズデカトロン

QUECHUA(ケシュア) バックパック ロールトップ軽量 MH500 22Lデカトロン

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記事提供元:YAMA HACK
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