晩秋の風景を楽しもう! バイク&クルマで行きたい絶景ルート3選【モトメガネ編集部厳選】

イチオシスト

晩秋のツーリングは澄んだ空気と落ち着いた景観が楽しめる魅力がある。しかし一部の道路は11月から冬季閉鎖が始まるため、走れるルートは限られている。今回は、今の時期でも走行可能な絶景ルートを厳選。防寒対策を万全にして、愛車と一緒に出かけよう!
1.【三重県】伊勢志摩スカイライン
伊勢湾を一望できる絶景道

伊勢神宮内宮側から標高555mの朝熊山を縦走し鳥羽へ続く全長16.3kmの山岳有料道路で、1964年に開通した(通行料:普通車1,270円/二輪車900円/125㏄以下通行不可)。沿線には展望台が点在し、伊勢平野や伊勢湾、鈴鹿山脈を望む雄大な景観が広がる。とくに朝熊山頂展望台は360度の大パノラマが楽しめ、駐車場や土産物屋、足湯も備えた人気スポット。


夜景観賞地としても知られ、伊勢市街の光が眼下に広がる。途中には「天空のポスト」や「勘吉台」など撮影に適した名所もあり、直線道路やクロソイド曲線のカーブが続く走りやすさも魅力。周辺には伊勢神宮や二見浦夫婦岩など観光名所も多く、参拝や観光と組み合わせたツーリングに最適。通年走行可能で、澄んだ空気の晩秋は特におすすめの絶景ルートだ。
2.【熊本県】阿蘇ミルクロード
阿蘇外輪山を周る絶景スカイライン

熊本県阿蘇外輪山をぐるりと巡る全長約45kmの快走ルートで、緑豊かな牧草地の中を走り抜けながら雄大な阿蘇五岳やカルデラの大景観を望める。観光施設が少なく大自然の雰囲気を色濃く残しており、牛馬優先の牧場地帯を通るため独特の牧歌的風景が広がる。西向きに走ると阿蘇五岳を正面に望め、大観峰や西湯浦園地など展望スポットが次々現れる。


早朝には雲海や朝霧が美しく、人気のラピュタの道は地震で崩落して通行止めだが、新しく展望デッキが整備された。終点付近には江戸時代からの歴史ある二重峠石畳も残る。通年走行可能で、雄大な自然と絶景を満喫できる名道だ。
3.【静岡県】西伊豆スカイライン
伊豆で走りを楽しむならココ!

西伊豆スカイライン(県道127号線)は、戸田峠から土肥峠まで伊豆半島を代表する快走ルートで、2004年に無料化されて以降さらに人気を高めている。伊豆スカイラインに比べ交通量が少なく、整備された路面を快適に走れるのが魅力だ。途中には富士山の絶景ポイントであるだるま山高原レストハウスがあり、達磨山付近からは開放的なワインディングが続く。


土肥峠からは新設の西天城高原道路へ接続し、仁科峠まで快適な走行が楽しめる。距離は短いが南北を往復したり、富士山を正面に望む北上ルートで締めるのがおすすめ。夕景はとくに美しく、駿河湾と富士山の大パノラマが広がる。周辺には遊歩道や展望岩もあり、ツーリングや撮影に最適なスポットが点在する。冬季は積雪時のみ閉鎖されるが、四季を通じて楽しめる名道だ。


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