<秘境の家電修理人・今井さん> 亡き祖父との思い出…40年前のR/Cカー蘇らせる:所さんのそこんトコロ
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「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(毎週金曜夜8時)。
「テレ東プラス」では、11月14日(金)に放送された「直せない物は無い! 秘境スゴ技家電修理人」をプレイバックします。
【動画】<秘境の家電修理人・今井さん> 亡き祖父との思い出…40年前のR/Cカー蘇らせる
“秘境の家電修理人”こと今井和美さんの仕事に密着!
これまで3万点以上の家電を直し、メーカーに断られた古い家電も蘇らせてきた今井さん。仕事場は三重の秘境にもかかわらず、全国から依頼が殺到! 山奥までやって来る依頼者たちは、どんな思いを抱え、何を直してほしいのでしょうか。

依頼人は愛知県在住の二ノ宮さん。大好きな祖父との思い出が詰まったR/Cカーを直してもらいたいそう。
約40年前に祖父が購入して組み立ててくれたもので、毎日のように家の周りを走らせていたという話通り、タイヤには砂が付着し、たくさん遊んだことが伝わります。
しかし、幼かった二ノ宮さんは水の中でも走らせてしまい、わずか1年ほどで故障。その後、修理は不可能だと思い、自宅の物置に眠っていました。16年前、祖父が天国へ旅立ったことをきっかけに、再び思い出のR/Cカーを走らせたいと思うように。
番組で見た今井さんの技術と、直った時に自分の物のように喜ぶ人柄に惚れ込み、依頼を決意。はたして、思い出のR/Cカーは蘇るのでしょうか。

まずはR/Cカーを動かすために必要不可欠なバッテリーとモーターを確認。電気を供給するバッテリーは機能しておらず、交換することに。
走らせる動力となるモーターも故障していました。今井さんはモーターを分解し、中を確認すると「これは直せるかな」とぽつり。なるべく思い出の品を生かそうという今井さんの気遣いで、交換ではなく修理することにしました。

今井さんは、モーターを回転させる部品のサビが原因で電気が流れないと予想。サビを削って磨き上げると、見事にモーターが動きました。
順調と思われた作業ですが、数日後に到着した純正品の新品バッテリーをつないでみると、R/Cカーは動いたものの、電源をオフにしても動いてしまう不具合が発生。
原因を探ると、R/Cカーにはすでに修理した動力用モーターとは別に、前進・バック・電源オフを切り替えるサーボモータがあることが判明。スイッチには異常がなかったため、今井さんはサーボモータが不具合の原因と推測しました。

そこでサーボモータの状態を確認すべく送信機を動かすと、こちらも故障していました。原因は電池ボックスの接点部分のサビと判断し、きれいに磨きます。
この判断も大正解で、送信機は修理成功。送信機が直ったことで、サーボモータも正常に作動するようになりました。

最後は元の形に組み立て、すべての修理が完了。外で走らせて最終確認すると、R/Cカーが勢いよく走り出しました。想像以上のスピードに、今井さんもにっこにこ。

R/Cカーの復活を見た二ノ宮さんは、約40年ぶりの“相棒”の走る姿に童心に帰ったような笑顔に。今回の修理代金は2万8000円。今井さんの諦めない心で思い出をつないだ、感動の修理となりました。
「テレ東プラス」では、11月14日(金)に放送された「直せない物は無い! 秘境スゴ技家電修理人」をプレイバックします。
【動画】<秘境の家電修理人・今井さん> 亡き祖父との思い出…40年前のR/Cカー蘇らせる
“秘境の家電修理人”こと今井和美さんの仕事に密着!
これまで3万点以上の家電を直し、メーカーに断られた古い家電も蘇らせてきた今井さん。仕事場は三重の秘境にもかかわらず、全国から依頼が殺到! 山奥までやって来る依頼者たちは、どんな思いを抱え、何を直してほしいのでしょうか。

依頼人は愛知県在住の二ノ宮さん。大好きな祖父との思い出が詰まったR/Cカーを直してもらいたいそう。
約40年前に祖父が購入して組み立ててくれたもので、毎日のように家の周りを走らせていたという話通り、タイヤには砂が付着し、たくさん遊んだことが伝わります。
しかし、幼かった二ノ宮さんは水の中でも走らせてしまい、わずか1年ほどで故障。その後、修理は不可能だと思い、自宅の物置に眠っていました。16年前、祖父が天国へ旅立ったことをきっかけに、再び思い出のR/Cカーを走らせたいと思うように。
番組で見た今井さんの技術と、直った時に自分の物のように喜ぶ人柄に惚れ込み、依頼を決意。はたして、思い出のR/Cカーは蘇るのでしょうか。

まずはR/Cカーを動かすために必要不可欠なバッテリーとモーターを確認。電気を供給するバッテリーは機能しておらず、交換することに。
走らせる動力となるモーターも故障していました。今井さんはモーターを分解し、中を確認すると「これは直せるかな」とぽつり。なるべく思い出の品を生かそうという今井さんの気遣いで、交換ではなく修理することにしました。

今井さんは、モーターを回転させる部品のサビが原因で電気が流れないと予想。サビを削って磨き上げると、見事にモーターが動きました。
順調と思われた作業ですが、数日後に到着した純正品の新品バッテリーをつないでみると、R/Cカーは動いたものの、電源をオフにしても動いてしまう不具合が発生。
原因を探ると、R/Cカーにはすでに修理した動力用モーターとは別に、前進・バック・電源オフを切り替えるサーボモータがあることが判明。スイッチには異常がなかったため、今井さんはサーボモータが不具合の原因と推測しました。

そこでサーボモータの状態を確認すべく送信機を動かすと、こちらも故障していました。原因は電池ボックスの接点部分のサビと判断し、きれいに磨きます。
この判断も大正解で、送信機は修理成功。送信機が直ったことで、サーボモータも正常に作動するようになりました。

最後は元の形に組み立て、すべての修理が完了。外で走らせて最終確認すると、R/Cカーが勢いよく走り出しました。想像以上のスピードに、今井さんもにっこにこ。

R/Cカーの復活を見た二ノ宮さんは、約40年ぶりの“相棒”の走る姿に童心に帰ったような笑顔に。今回の修理代金は2万8000円。今井さんの諦めない心で思い出をつないだ、感動の修理となりました。
記事提供元:テレ東プラス
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