1年ぶりの日本ツアー 松山英樹は改造された“世界基準コース”に苦笑い「失礼かもしれないけど…」
イチオシスト
<ダンロップフェニックストーナメント 事前情報◇18日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7117ヤード・パー70>
今季日本ツアー初戦となる松山英樹は、ともに東北福祉大の後輩にあたる岡田晃平、杉原大河と練習ラウンドを行い、インの9ホールをプレーした。その後の記者会見では青木功監修で改造されたコースについて「失礼かもしれないけど」とその印象を語った。
日本でのプレーは先月、横浜で行われた米ツアー「ベイカレントクラシック」以来。国内ツアーは昨年のこの大会以来となる。この日は午前8時56分に10番からスタート。ティショットを曲げた後輩のトラブルショットを松山が覗き込みにいくなど、終始和やかな雰囲気の練習ラウンドだった。
最後に出場したDPワールドツアー「ジェネシス選手権」(10月23~26日、韓国)以降の調整について聞かれると「普通に人生を過ごしていました」と笑顔。続けて「ここでいい結果を出すために準備してきたつもりです」と話した。
日本のファンの前でプレーする数少ない機会。「調子が良ければどこを(見てほしい)と言えるんですけど、そうではないんで必死でプレーする姿を見てほしいです」。今季の米ツアーでは開幕戦「ザ・セントリー」を制したものの、その後はトップ10入りがなく、不完全燃焼の1年だった。
世界基準を目指して改造されたコースについては「距離が伸びたのもあるんですけど、それ以上に昨年より気温が低いんで、長く感じる部分がありますよね」。この日プレーしたインでは15、17番の距離が延長。アウトでは3つのホールで距離が伸びたのに加えて、4番が567ヤードのパー5から512ヤードのパー4に変更された。
海外でさまざまなコースをプレーしてきた松山でも4番については「無理過ぎないかな」と苦笑いするほど。「青木さんに言うのも失礼かもしれないけど、1Wでいいショットを打っても、エッジまで200ヤード以上残ると思う。晴れや風がフォローの時はありだと思うけど、雨やアゲンストの時はどうするのかなって。そのままのセッティングだったら届かないことも覚悟しないといけない」。4番以外にも思うところはあるようだが「ここでは言いません。これ以上怒られたくないんで」とこの話題を打ち切った。
超難関ホールとなった4番を松山を含めた各選手がどう攻略するのか、この日の会見を受け、一層ゴルフファンの注目を集めることになりそうだ。(文・田中宏治)
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