染谷有香が水着グラビアからヌードへ。写真家・中村 昇との11年の集大成!「もう言葉なんていらないかもって」
イチオシスト

『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場した染谷有香
11月17日(月)発売『週刊プレイボーイ48・49合併号』の袋とじグラビアに登場した染谷有香(そめや・ゆか)。2015年から撮影を始めて11年が経つ。水着グラビアからヌードへ。ひとりの女性が自己表現として、裸で生きてきた証を残すための最終章。
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【写真を見て、自分の現在地を知る】――2015年から11年にわたり週プレ誌面で続けてきた写真家・中村 昇さんとの撮り下ろしが、一冊の写真集として来年2月に発売されることが決定しました。
染谷 うれしいです。昇さん、写真集の話が決まるずっと前から、これまでの撮り下ろしをファイリングして現場に持ってきてくださっていたんです。
撮影した日付と場所のメモまで添えられていて、スゴく愛を感じました。まさに、そのアルバムみたいな写真集になるのかなって。現在、鋭意制作中。完成が待ち遠しいです。
――これほど長く同じ写真家さんとの撮り下ろしが雑誌で続くのも珍しいですよね。
染谷 本当に奇跡だと思います。私が染谷有香として活動を続けられている環境があって、昇さんがいて、週プレさんが機会を与えてくださって。一回一回、それらの条件がそろってカタチになってきたわけですから。
当たり前に続くものだと思ったことは一度もありません。撮影をご一緒するたびに、昇さんとの撮り下ろしで写真集を出すことが夢になっていました。ついにかなうわけですが、まだ現実味がなく、少しふわふわしています。
――写真集の締めくくりとして、2泊3日の八丈島ロケへ。集大成と言える撮影になったかと思いますが、撮影に臨む心境は今までと違いましたか?
染谷 間違いなく特別な撮影ではあったけど、意外と気持ちは普段どおりでしたね。昇さんの前では取り繕えないんですよ。カッコつけようとすると、すぐに見抜かれてしまう。考えすぎないくらいがちょうどいいんです。
すると、〝グラビアアイドルの染谷有香〟である前に、ひとりの女性としての自分が写っているんです。昇さんに撮られる心地よさはここにあると思っています。写真を見て、自分の現在地を知る。11年前に初めて撮っていただいたときから、ずっと変わらない感覚です。
――今回の撮り下ろしでは、裸で涙を流しているシーンが気になりました。心なしか、いつもの染谷さんより幼い印象も受けます。どういう涙だったんでしょう?
染谷 う~ん......それが自分でもよくわからないんですよね。子供の頃を思い出していたのは、確かなのですが。
――子供の頃?
染谷 八丈島にいる間、昇さんとたくさんお話しする中で、過去のことをいろいろと打ち明ける時間があったんです。私は母子家庭のひとりっ子。
小学生の頃は、母が経営するスナックのカウンターに隠れて、母とお客さんの会話を聞いて過ごすのが日課になっていました。まだ子供だったから、そうしてでも母とずっと一緒にいたかったんですよね。
最終日、最後のシーンを撮影しているときに、そのカウンターでの記憶を思い出す瞬間があって、気づいたら涙が流れていました。
――子供の頃の寂しい気持ちを思い出したんでしょうか。
染谷 そうですね。でも、たぶんそれだけじゃない......。せっかく取材していただいているのだから、ちゃんと言葉で説明したほうがいいんだろうけど、ハッキリとした理由は自分でもわからないし、わからないままでいたいような気もします。
改めて昇さんの写真を見返していたら、もう言葉なんていらないかもって思っちゃいました。それが今の素直な気持ちです。
――言葉以上に説得力のある写真がたくさん残っているということでしょうか。
染谷 そうそう。写真として残っているものがすべてだと思います。今回の撮り下ろしは、私と昇さんの11年分の関係性であり、人生そのもの。グラビアは大好きだし、これからも写真のそばにいたいけど、もうこれ以上のヌードは残せない気すらしちゃった。
いつも考えすぎてしまう私が、これほどまでにシンプルな考えに落ち着くなんて。ヌードを続けてきたからこその答えなのかもしれません。
スタイリング/牧野香子 ヘア&メイク/山下景子 尾口佳奈
●染谷有香(そめや・ゆか)
1992年1月17日生まれ 千葉県出身
身長175cm 血液型=O型
〇2013年にグラビアデビュー。以降、"霊長類最強のグラドル"のキャッチフレーズで長らく活躍している。2021年、初ヌード写真集『This is the beginning』(光文社)をリリース。『SOUND of LOVE』(2024年公開)で映画初主演を果たした。
公式X【@someyaaa_】
公式Instagram【@someyuka_0117】
取材・文/とり 撮影/中村 昇
記事提供元:週プレNEWS
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