<ロング>北澤豪、難聴うさぎら 字幕アプリが生んだ“優しい未来”に期待 『東京に字幕を添える会議』
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意思疎通支援システム『YYSystem』による『東京に字幕を添える会議』が開催。本プロジェクトは、『デフリンピック』が開かれることに伴い、社会全体でコミュニケーションについて感じ、「聞こえ」や「言語」の壁を無くすことを目的としています。トークショーには。東京2025デフリンピックサッカー競技のスペシャルサポーターを務める北澤豪さん、デフサッカー男子日本代表・林滉大選手、デフサッカー女子日本代表・國島佳純選手が登壇しました。北澤さんは、「生きている間に自分の国でデフリンピックを目撃できることは、そう無いタイミングなので、聞こえにくい人、聞こえる人たちも誰もがデフリンピックを見て感じたことを、世界に発信して行かなければと思いました」と述べました。今後の目標や聴覚障害を持っている方に向けてのメッセージを問われると、林選手は「デフリンピックではサッカーを通して大会に参加するだけではなく、結果を残したいです」と意気込み、國島選手は「一つの夢が阻まれても、諦めずに次の目標に向けて頑張りましょう」とエールを送りました。続けてアンバサダーであり応援者でもある、難聴うさぎさんが登壇。難聴うさぎさんは、聴覚障がいを持つインフルエンサーとして、TikTokやYoutubeで活躍しており、SNSの総フォロワー数は、約80万人に上ります。イベントを主催している『YYSystem』は、主に聴覚障がいのある方を対象に、人の声を文字起こしをするアプリケーション。難聴うさぎさんは、以前「花屋さんや美容室に行った時も、文字起こしのプロジェクターを見た」とし、「お客さんとの会話を文字起こしを通してとれることは、すごいと思った。居酒屋に行った時も、文字起こしアプリがあった。そこで中国人の方と会った。このアプリは翻訳もできるので、中国人の方と会話できた」手話を交えながら評価しました。将来、聴覚障がい者向けにどんなシステムがほしいか?尋ねると「人の頭の上に吹き出しが出て、文字が見えるシステムがあるといいな。それで誰が何を喋っているのか分かるといいな」と笑顔。理由は「私自身人生で一番困ったときは、小学校から健常者と同じ学校に通っていたけど、大人数の会話についていけなかった。でも輪には入りたい。“陽キャ”だから(笑)。みんなが何で笑っているかとか(わからなかったけど)、その雰囲気を崩したくないから、嘘ついて聞こえているふりをしていた。こういう時にこのアプリがあったら良いなと思いました」と自身の経験をもとに、当アプリの必要性を語りました。
イチオシスト
ライター / 編集
イチオシ編集部 旬ニュース担当
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意思疎通支援システム『YYSystem』による『東京に字幕を添える会議』が開催。
本プロジェクトは、『デフリンピック』が開かれることに伴い、社会全体でコミュニケーションについて感じ、「聞こえ」や「言語」の壁を無くすことを目的としています。
トークショーには。東京2025デフリンピックサッカー競技のスペシャルサポーターを務める北澤豪さん、デフサッカー男子日本代表・林滉大選手、デフサッカー女子日本代表・國島佳純選手が登壇しました。
北澤さんは、「生きている間に自分の国でデフリンピックを目撃できることは、そう無いタイミングなので、聞こえにくい人、聞こえる人たちも誰もがデフリンピックを見て感じたことを、世界に発信して行かなければと思いました」と述べました。
今後の目標や聴覚障害を持っている方に向けてのメッセージを問われると、
林選手は「デフリンピックではサッカーを通して大会に参加するだけではなく、結果を残したいです」と意気込み、國島選手は「一つの夢が阻まれても、諦めずに次の目標に向けて頑張りましょう」とエールを送りました。
続けてアンバサダーであり応援者でもある、難聴うさぎさんが登壇。
難聴うさぎさんは、聴覚障がいを持つインフルエンサーとして、TikTokやYoutubeで活躍しており、SNSの総フォロワー数は、約80万人に上ります。
イベントを主催している『YYSystem』は、主に聴覚障がいのある方を対象に、人の声を文字起こしをするアプリケーション。
難聴うさぎさんは、以前「花屋さんや美容室に行った時も、文字起こしのプロジェクターを見た」とし、「お客さんとの会話を文字起こしを通してとれることは、すごいと思った。居酒屋に行った時も、文字起こしアプリがあった。そこで中国人の方と会った。このアプリは翻訳もできるので、中国人の方と会話できた」手話を交えながら評価しました。
将来、聴覚障がい者向けにどんなシステムがほしいか?
尋ねると「人の頭の上に吹き出しが出て、文字が見えるシステムがあるといいな。それで誰が何を喋っているのか分かるといいな」と笑顔。
理由は「私自身人生で一番困ったときは、小学校から健常者と同じ学校に通っていたけど、大人数の会話についていけなかった。でも輪には入りたい。“陽キャ”だから(笑)。みんなが何で笑っているかとか(わからなかったけど)、その雰囲気を崩したくないから、嘘ついて聞こえているふりをしていた。こういう時にこのアプリがあったら良いなと思いました」と自身の経験をもとに、当アプリの必要性を語りました。
記事提供元:フィールドキャスター
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