今季初優勝の髙野愛姫、ピンの“純正シャフト”で復調 「右への低いミスがなくなって驚きました」
イチオシスト
プロ2年目の今季、「ヨネックスレディス」でツアー初優勝を果たした髙野愛姫(あいひ)。独特なシャフト選択をしている彼女のクラブセッティングを取材した。
ドライバーでは、ピン『G440 SFT』(9度)に、最近の女子プロでは珍しい純正シャフトの『ALTA J CB BLUE SR』を使用している。その理由を聞いてみた。
「『G440 MAX』でも特に悪いところはなかったのですが、『G440 SFT』はつかまりが良かったので使用しています。純正シャフトには9月の日本女子プロゴルフ選手権あたりで替えました。右への低いミス、逆球が出ていたのですが、それがなくなって驚きました」
ドライバーと同時に、4・5Wのピン『G440 MAX』(17・19度)のシャフトも純正の『ALTA J CB BLUE SR』にチェンジ。「同じ右へのミスがなくなったんです」と理由を話す。
さらに髙野が最も気に入ったのが、4・5・6Uのピン『G440』(23・26・30度)のシャフト。同シリーズの純正シャフト『ALTA J CB BLUE』に替えたことで、弾道が生まれ変わったという。
「先が走るし、つかまる。高さが出るようになりました。前は同じUTでも強い球で前に飛んでいってしまい、止まらなかった。今は硬いグリーンでも止まるんですよ」
また、6Iを抜いて6Uを入れている点については「6番アイアンだと球の高さが出なくて、グリーンで止まらなかったんです。『G440』のUTを入れると、高さも出るし、打ちやすかったんです」という。
アイアンは「前のアスリート向けアイアンより打ちやすい」と『i240』に『AWT 3.0 LITE』シャフトを組み合わせて使用する。これには髙野の両親が、「クラブに無頓着な娘がこれを使いたいと言ったのは初めてなんです」と驚いたという。ピンの純正シャフトの性能は、まさに頼れる相棒と言えるだろう。
【高野愛姫のクラブセッティング】
1W:ピン G440 SFT(9度/ALTA JCB BLUE SR)
4・5W:ピン G440 MAX(17・19度/ ALTA JCB BLUE SR)
4・5・6U:ピン G440(23・26・30度/ALTA JCB BLUE SR、6U/S)
7I~PW:ピン i240(AWT 3.0 LITE)
50・54・58度:タイトリスト ボーケイフォージド(N.S.PRO 950GH S)
PT:ピン スコッツデール オスロ3
BALL:タイトリスト Pro V1
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