クラブ超過の4打罰には反省も… ネクヒロ“飛ばし女王”が手にした新たな強み「しなりパターでとにかく好調」
イチオシスト
<kintone Golf Tournament 初日◇6日◇大栄カントリー倶楽部(千葉県)◇6299ヤード・パー72>
「きょうはパターがよく決まってくれました」。マイナビ ネクストヒロインツアーの“飛ばしの女王”として、飛距離に定評がある郡山瞳(こおりやま・ひとみ)が、1イーグル・5バーディ・1ボギーの「66」をマーク。飛ばし屋らしい豪快なラウンドで、6アンダー・首位の好スタートを切った。
スコアで光っていたのは7番パー5。「ティショットで完璧なドローボールを打てたので、残り220ヤードまで運べました。アゲンストでしたが3番ウッドで2オンを狙って…。下り7メートルのフックラインが残ったけど、イヤなイメージはありませんでした」。この言葉通り、難しいパットを見事に沈めてイーグルを奪取。後半アウトで4アンダーと、スコアを伸ばすことに成功した。
きょうは2打目のショットの精度がいまひとつだったそうで、「グリーンに乗ることは乗る」という状態。それでも終わってみれば6アンダー。好スコアに笑顔を見せた。
最近はグリーン上にも安心感がある。「実は、3カ月前から練習で使用している『しなりパター』のおかげで、とにかくパッティングが好調なんです。今までインパクトで緩むクセがあったけど、これで練習するようになってから、強くヒットできるようになりました」。しなりパターとはクネクネするシャフトがついた練習器具。右手で距離感やタッチを出すタイプでインパクトで緩むクセがある人には効果的だとか。郡山もこれが手放せなくなった。
ただ、こんな反省も。ネクヒロ第13戦ではこのしなりパターをうっかりキャディバッグに入れたままラウンドをスタートしてしまい、4罰打を受けた。「前半トップで折り返していたので、すごくもったいなかったです。とても頼りになる相棒ですが、気をつけないといけませんね」と恥ずかしそうに明かした。
第14戦終了時点でも、平均ストロークは70.562で6位と上位につけている。今後さらにパッティングに磨きがかかれば、まさに“鬼に金棒”だ。
2日競技の今大会は、最終組で優勝争いを繰り広げる。「スコアの伸ばし合いになると思う。取れるとところでしっかりバーディを取っていきたいです」。これまでにないほどのパットの好調という、新たな強みを手に入れた新生・飛ばしの女王が今季2勝目を目指す。(文・山代厚男)
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