大卒ルーキー・長田莉子が2勝目に向けて「66」の好発進 安定感抜群の秘訣はノーコック&左1軸打法にあった【プロが解説】
イチオシスト
プロテスト合格を目指す選手たちがしのぎを削る「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」。全17戦のうち14戦が終了し、11月の最終戦まで毎週試合が開催される。今回紹介するのは、きのう開幕した第15戦「kintone Golf Tournament」の初日を「66」で回り、郡山瞳、新藤励とともに首位発進した長田莉子。今年3月に大手前大学を卒業し、今季からネクヒロに参戦している長田は、第3戦で優勝を飾るなどの活躍を見せている。彼女のスイングを、国内女子ツアー6勝を誇り、ネクヒロの解説も務める天沼知恵子が分析してくれた。
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長田選手のスイングの第一印象は“不思議”でした。トップで右に乗っているようにも、左に乗っているようにも見えたからです。ただ、こうやって連続写真で見ると、左軸のまま、左サイドでさばくタイプのように見えますね。
特徴的なのは、肩関節の柔らかさ。左に体重を乗せながらも、体をこれだけ回せる選手は女子の中でも多くありません。ほぼノーコックのまま腹筋や体幹をうまく使ってバックスイングしています。手先を使わないスイングなので、ミスは絶対的に少ない。安定感が出るスイングですね。
また、インパクトからフォローにかけて左足を後ろに引いているのもポイント。アマチュアがトップで左足に乗ったら、インパクトでは右足体重に、いわゆる“明治の大砲”スイングになってしまいます。しかし、長田選手は左足を引くことによって、それを防いでいるのです。
2日目もどんなプレーを見せてくれるか楽しみです。
■長田莉子
ながた・りこ/2002年生まれ、三重県出身。大手前大学在学中の2024年に「関西女子学生ゴルフ選手権」で優勝。今年3月に卒業し、マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに参戦。第3戦で初優勝を挙げた。
■(解説)天沼知恵子
あまぬま・ちえこ/1975年生まれ、静岡県出身。レギュラーツアー通算6勝。現在は自身の経験を生かして「IMPACT A BODY」を運営。プロテスト合格を目指す選手からアマチュアまで幅広く指導し、「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」の解説も務めている。
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