【ブルーインパルス】新人パイロット最終試験に初密着!「クリアできなければ去ってもらう」
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11月2日(日)に放送した、日曜プラチナアワー「超スゴ!自衛隊の裏側ぜ~んぶ見せちゃいます!10【テレビ初公開連発SP】」。
自衛隊全面協力のもと、陸・海・空のさまざまな現場を徹底取材!
「テレ東プラス」では、「ブルーインパルス・エース5番機の新人パイロット最終試験に初密着!」の内容を紹介する。
【動画】<ブルーインパルス>新人パイロット最終試験に初密着!「クリアできなければ去ってもらう」

6機編成の華麗な飛行で多くのファンを魅了するブルーインパルス。番機ごとに担当パイロットが決められており、その任期はわずか3年。3年ごとに新人パイロットが配属され、師匠から弟子へと飛行技術が一子相伝で受け継がれていく。
派手なソロ技を担当することから“エース”と呼ばれる5番機。今回は、その新人パイロットの最終試験に完全密着する。

2024年10月、ブルーインパルスの本拠地・松島基地(宮城県)。
ブルーインパルスに配属されたのが、5番機の新人パイロット・浦 祐眞3佐。
TACネームは“ミッキー”で、「夢と希望を与えたい」という思いと、自身の誕生日がミッキーと同じであることから名づけたそう。
ミッキーは、沖縄県那覇基地でF-15戦闘機のパイロットとして活躍。領空侵犯が発生した際は緊急出動し、日本の空を守ってきたエリートで、その腕前を見込まれ、ブルーインパルスのエース候補に抜擢された。ここから、約1年かけて過酷な訓練がスタートする。

師匠“ジーク”こと藤井正和3佐が見守る中、ソロ技の一つ「4ポイントロール」(90度ずつ回転していく技)に挑戦すると…師匠ジークが綺麗に90度ずつピタッと止まるのに対し、ミッキーは静止角度もスピードもバラバラ。思わず「めちゃくちゃ難しいですね」と漏らす。
そもそも、F-15戦闘機とブルーインパルスのT-4では、求められる技術が根本的に異なる。「F-15は上空の高いところでダイナミックに動かすが、ブルーインパルスに求められるのは“魅せる飛行”。コントロールがセンシティブというか、動し方やキレとか、やっていることが違う」(ミッキー)。

エリートパイロットでさえ困惑する、ブルーインパルスのハイレベルな操縦技術。
だがミッキーは、師匠ジークのもと5番機のソロ技9個を訓練し、約2カ月かけて全てクリアした。
ゴールは、ブルーインパルス隊長・江尻 卓2佐(TACネーム:エッジ)による最終試験。
クリアできなければ「ブルーインパルスのパイロットになれない。去ってもらわないといけない」(江尻隊長)。それほどまでに厳しい世界なのだ。

2024年12月、配属2カ月目。ソロ技をクリアしたミッキーは、6番機との2機技に挑む。ソロでは自由に動けたが、2機技は6番機と完全にシンクロしなければならないため、より高度な技術が必要に。

5番機は、1番機に次ぐ操縦経験豊富なパイロットが担当するブルーインパルスの副編隊長(※取材当時)。6番機との2機技では、スタートの号令も5番機が担当するため、技の見栄えは5番機にかかっている。

ミッキーが特に難しいと語るのが「ハーフスローロール」。
6番機と一枚岩のように横回転しながら飛行する技で、2機が同じタイミングで一定のスピードで回転しなければならない。
訓練では、ミッキーの機体が一定のスピードで回転できず、距離も6番機から離れてしまった。

もう一つの難関は、「キューピッド」。ハートを描くスピードやスモークのタイミングを、6番機とピッタリ合わせなくてはならない。
ミッキーが描いたハートは一見綺麗に見えるが、本来の形と見比べると、スモークを出す、切るタイミングがずれていた。
さらに同時進行で、6機技の訓練もスタート! 覚える技の数は5番機が一番多く、その数は約40個。「野球と一緒です。1000本ノック…体で覚えろみたいな」(ミッキー)。

最終試験まで3カ月。この日から、「航空祭」を想定して基地上空での訓練が始まった。
これまでは自分の技を磨いてきたが、今度はタイムマネジメントが必要になる。
1番機の技が終わってから5番機の技が始まるまでの間隔が秒単位で決まっており、ズレると全体の連携が崩れてしまうのだ。
「イメージトレーニングはいっぱいしたので、その通りにできればいいのですが、恐怖心もあります」と語るミッキーに対し、「何もできないと思いますよ」と厳しい言葉を投げかける師匠ジーク。

いよいよ、基地上空での訓練開始! まず挑んだのは、海上で繰り返し訓練した2機技「ハーフスローロール」だ。綺麗にできているように見えたが、ミッキーの技を始めるタイミングが遅く、展示点(技を見せるべき場所)を大幅に超えてしまった。

最も苦手な「キューピッド」では、スモークのタイミングをミスした上、6番機との呼吸も合わず、いびつなハートに。
さらに、タイムマネジメントでも痛恨のミス。1~4番機の技のタイミングと被ってしまい、6番機との2機技をスキップする事態に。「航空祭」本番では許されない致命的なミスだ。

苦手な技に加え、タイムマネジメントという大きな壁にぶつかったミッキー。最終試験はもうすぐだが…果たして合格を勝ち取れるのか!?
続きは「TVer」、「ネットもテレ東」でチェック!
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「テレ東プラス」では、「ブルーインパルス・エース5番機の新人パイロット最終試験に初密着!」の内容を紹介する。
【動画】<ブルーインパルス>新人パイロット最終試験に初密着!「クリアできなければ去ってもらう」

6機編成の華麗な飛行で多くのファンを魅了するブルーインパルス。番機ごとに担当パイロットが決められており、その任期はわずか3年。3年ごとに新人パイロットが配属され、師匠から弟子へと飛行技術が一子相伝で受け継がれていく。
派手なソロ技を担当することから“エース”と呼ばれる5番機。今回は、その新人パイロットの最終試験に完全密着する。

2024年10月、ブルーインパルスの本拠地・松島基地(宮城県)。
ブルーインパルスに配属されたのが、5番機の新人パイロット・浦 祐眞3佐。
TACネームは“ミッキー”で、「夢と希望を与えたい」という思いと、自身の誕生日がミッキーと同じであることから名づけたそう。
ミッキーは、沖縄県那覇基地でF-15戦闘機のパイロットとして活躍。領空侵犯が発生した際は緊急出動し、日本の空を守ってきたエリートで、その腕前を見込まれ、ブルーインパルスのエース候補に抜擢された。ここから、約1年かけて過酷な訓練がスタートする。

師匠“ジーク”こと藤井正和3佐が見守る中、ソロ技の一つ「4ポイントロール」(90度ずつ回転していく技)に挑戦すると…師匠ジークが綺麗に90度ずつピタッと止まるのに対し、ミッキーは静止角度もスピードもバラバラ。思わず「めちゃくちゃ難しいですね」と漏らす。
そもそも、F-15戦闘機とブルーインパルスのT-4では、求められる技術が根本的に異なる。「F-15は上空の高いところでダイナミックに動かすが、ブルーインパルスに求められるのは“魅せる飛行”。コントロールがセンシティブというか、動し方やキレとか、やっていることが違う」(ミッキー)。

エリートパイロットでさえ困惑する、ブルーインパルスのハイレベルな操縦技術。
だがミッキーは、師匠ジークのもと5番機のソロ技9個を訓練し、約2カ月かけて全てクリアした。
ゴールは、ブルーインパルス隊長・江尻 卓2佐(TACネーム:エッジ)による最終試験。
クリアできなければ「ブルーインパルスのパイロットになれない。去ってもらわないといけない」(江尻隊長)。それほどまでに厳しい世界なのだ。

2024年12月、配属2カ月目。ソロ技をクリアしたミッキーは、6番機との2機技に挑む。ソロでは自由に動けたが、2機技は6番機と完全にシンクロしなければならないため、より高度な技術が必要に。

5番機は、1番機に次ぐ操縦経験豊富なパイロットが担当するブルーインパルスの副編隊長(※取材当時)。6番機との2機技では、スタートの号令も5番機が担当するため、技の見栄えは5番機にかかっている。

ミッキーが特に難しいと語るのが「ハーフスローロール」。
6番機と一枚岩のように横回転しながら飛行する技で、2機が同じタイミングで一定のスピードで回転しなければならない。
訓練では、ミッキーの機体が一定のスピードで回転できず、距離も6番機から離れてしまった。

もう一つの難関は、「キューピッド」。ハートを描くスピードやスモークのタイミングを、6番機とピッタリ合わせなくてはならない。
ミッキーが描いたハートは一見綺麗に見えるが、本来の形と見比べると、スモークを出す、切るタイミングがずれていた。
さらに同時進行で、6機技の訓練もスタート! 覚える技の数は5番機が一番多く、その数は約40個。「野球と一緒です。1000本ノック…体で覚えろみたいな」(ミッキー)。

最終試験まで3カ月。この日から、「航空祭」を想定して基地上空での訓練が始まった。
これまでは自分の技を磨いてきたが、今度はタイムマネジメントが必要になる。
1番機の技が終わってから5番機の技が始まるまでの間隔が秒単位で決まっており、ズレると全体の連携が崩れてしまうのだ。
「イメージトレーニングはいっぱいしたので、その通りにできればいいのですが、恐怖心もあります」と語るミッキーに対し、「何もできないと思いますよ」と厳しい言葉を投げかける師匠ジーク。

いよいよ、基地上空での訓練開始! まず挑んだのは、海上で繰り返し訓練した2機技「ハーフスローロール」だ。綺麗にできているように見えたが、ミッキーの技を始めるタイミングが遅く、展示点(技を見せるべき場所)を大幅に超えてしまった。

最も苦手な「キューピッド」では、スモークのタイミングをミスした上、6番機との呼吸も合わず、いびつなハートに。
さらに、タイムマネジメントでも痛恨のミス。1~4番機の技のタイミングと被ってしまい、6番機との2機技をスキップする事態に。「航空祭」本番では許されない致命的なミスだ。

苦手な技に加え、タイムマネジメントという大きな壁にぶつかったミッキー。最終試験はもうすぐだが…果たして合格を勝ち取れるのか!?
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記事提供元:テレ東プラス
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