【ネタバレ】韓国ドラマ「カーテンコール」キャストの魅力&見どころ
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イチオシスト
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テレ東では、毎週月曜~金曜 朝8時15分より、韓流プレミア「カーテンコール」(主演:カン・ハヌル、ハ・ジウォン、全21話)を放送中!
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【STORY】

ホテルチェーン「楽園」の新設ホテル完成を祝うパーティーで、支配人のセヨン(ハ・ジウォン)は感慨に浸っていた。
しかし、兄のセジュン(チ・スンヒョン)が理事会を開き、突然「楽園」の売却を発表。そこへ、入院中のはずだった会長で祖母のグムスン(コ・ドゥシム)が現れ、理事会を中断させる。だが彼女は、すでに余命宣告を受けていた。
残された時間の中で、北朝鮮に残してきた生き別れの孫に会いたいと願うグムスン。
そんなある日、無名俳優のユ・ジェホン(カン・ハヌル)のもとに奇妙な依頼が舞い込む。それは“グムスンの孫を3カ月間演じる”という仕事だった。
ホテルの売却を巡って対立する家族たち、次第に惹かれ合っていくセヨンとジェホン。
やがて、本物の孫が姿を現れて――。
本作を手がけるのは、ユン・サンホ監督と脚本家チョ・ソンゴルという実力派コンビ。
ユン監督は「師任堂(サイムダン)、色の日記」や「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」などで知られ、登場人物の心の機微に寄り添う演出で高い評価を受けている。
一方のチョ・ソンゴルは、映画「ポイントブランク~標的にされた男~」でリアルなアクションと緊迫感ある構成を武器に注目を集めた脚本家。今作では一転、“優しい嘘”をモチーフに、人々の細やかな心の交流を丁寧に描いている。
そんな2人が紡ぐのは、戦争で引き裂かれた家族と、余命わずかな老女の願いから始まる再会の物語。一世一代の“嘘”という芝居をきっかけに、交わらなかった人生が、そっと重なり始める――。

無名の舞台俳優ユ・ジェホンを演じるのは、カン・ハヌル。祖母の願いをきっかけに、“偽の孫”という役を引き受ける心優しい青年を、コミカルかつ繊細な表現でリアルに体現している。
劇中では、北朝鮮訛りのセリフに挑戦。亡命者から直接指導を受け、自然な発音を目指して工夫を重ねたという。

ジェホンは、余命わずかな祖母・グムスンのために奔走し、理想を貫こうとする青年。
ホテルの総支配人で孫のセヨンとの交流を通して少しずつ揺れ動く心情をナチュラルに表現し、物語を牽引する。
共演のハ・ジウォンも「本当に優しくて、何事にも一生懸命。心がきれいで、演技への熱量もすごい」と語っており、2人の距離が縮まるにつれて芽生える“ときめき”に注目だ。
2007年のデビュー以来、着実にキャリアを重ねてきたカン・ハヌル。「椿の花咲く頃」で国民的俳優の地位を築き、映画「ミッドナイト・ランナー」では、アクションとシリアスを自在に行き来する演技力で魅了。近年は主演作が続き、「イカゲーム シーズン2」では人懐っこい元海兵役を演じ、世界的な注目を集めた。
誠実な人柄も知られ、兵役も模範的に務め上げたハヌル。現場では、明るく謙虚な姿勢で共演者やスタッフの信頼も厚く、その人間味がジェホンというキャラクターに立体感をもたらしている。

「ホテル楽園」の総支配人パク・セヨンを演じるのは、国民的女優ハ・ジウォン。祖母が築いたホテルを支える責任感の強い女性を、品格としなやかさを併せ持つ芝居で体現。
幼い頃に両親を亡くし祖母に育てられたセヨンが、“偽の孫”ジェホンと心を通わせていく様を、軽妙かつ繊細に表現している。

本作では、1950年代の若きチャ・グムスン役も兼任。戦争に翻弄され、愛する夫と引き裂かれたグムスンを、セリフに頼らず熱演した。
また、ハヌルも同様に、現代の俳優・ジェホンと、回想シーンで登場するグムスンの過去の夫・ジョンムンを演じ分けている。
「シークレット・ガーデン」「奇皇后~ふたつの愛 涙の誓い~」などで、日本でも人気を集めたハ・ジウォンは、ジャンルを問わず第一線で活躍。アクションからラブストーリーまで柔軟にこなし、スタントも自ら務めるほどストイックだ。
近年は「チョコレート」で深みのある演技を見せ、「カーテンコール」は3年ぶりの出演作となった。
現場では、常に明るく自然体。温かな人柄と確かな演技力で、セヨンというキャラクターに芯の強さを宿らせている。

北朝鮮出身で「ホテル楽園」を一代で築き上げた創業者チャ・グムスンを演じるのは、韓国演劇界の名優コ・ドゥシムだ。
デビュー以来、幅広いジャンルで活躍し、“国民のお母さん”として親しまれてきたコ・ドゥシムが、温かさと威厳を併せ持つ佇まいで、余命宣告された老女の複雑な心情を巧みに表現している。
グムスンという人物について、「50年間積み重ねてきた私の演技が、すべて込められている」と明かしたコ・ドゥシム。戦争を生き抜き、家族と離れながらも気丈に振る舞うグムスンに、実生活でも孫を持つ彼女自身の人生が重なったようだ。
自ら方言指導に取り組み、「これまでとは違う自分を見せられる」という手応えも。
カン・ハヌルとは「椿の花咲く頃」以来の共演となり、息の合った芝居を見せている。

さらに、2003年「天国の階段」でブレイクし、ペ・ヨンジュンらとともに韓流ブームの先駆けとなったクォン・サンウが、特別出演。セヨンの元婚約者で、巨大財閥サムウグループの御曹司ペ・ドンジェを演じている。
ドンジェは、企業買収も辞さない冷徹さと、かつての恋人への未練という複雑な内面を抱えており、セヨンとジェホンの関係に波紋を広げるキーパーソン。野心と孤独を抱えた男の心の揺れを繊細に表現し、単なる恋のライバルにとどまらない奥行きのあるキャラクターに仕立てあげている。
プライベートでは、2008年に俳優のソン・テヨンと結婚し、2児の父でもあるサンウ。積み重ねてきたキャリアと人間的な深みが、今作でも自然とにじみ出ている。
南北分断という歴史を背景に描かれる、家族の再会と別れの物語。“たった一つの嘘”から始まった関係が、いつしか本物の絆へ――。
物語の軸になるのは、人生の終幕を迎えようとするグムスンと、彼女の側に集う人たちとの交流。セヨンとジェホンの揺れる思い、壊れかけた家族の関係、ホテル経営を巡る駆け引き、かつての婚約者との再会…さまざまな思いが交差する。
誰かのためについた嘘が、誰かの心を救うこともある。「カーテンコール」は、そんな“赦し”と“つながり”を描く物語。世代や立場を越えて心が触れ合う、その一つ一つの場面を、しっかりと見届けたい。
(文/斉藤和美)
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【STORY】

ホテルチェーン「楽園」の新設ホテル完成を祝うパーティーで、支配人のセヨン(ハ・ジウォン)は感慨に浸っていた。
しかし、兄のセジュン(チ・スンヒョン)が理事会を開き、突然「楽園」の売却を発表。そこへ、入院中のはずだった会長で祖母のグムスン(コ・ドゥシム)が現れ、理事会を中断させる。だが彼女は、すでに余命宣告を受けていた。
残された時間の中で、北朝鮮に残してきた生き別れの孫に会いたいと願うグムスン。
そんなある日、無名俳優のユ・ジェホン(カン・ハヌル)のもとに奇妙な依頼が舞い込む。それは“グムスンの孫を3カ月間演じる”という仕事だった。
ホテルの売却を巡って対立する家族たち、次第に惹かれ合っていくセヨンとジェホン。
やがて、本物の孫が姿を現れて――。
実力派コンビが描く「優しい嘘」と「再会の奇跡」
本作を手がけるのは、ユン・サンホ監督と脚本家チョ・ソンゴルという実力派コンビ。
ユン監督は「師任堂(サイムダン)、色の日記」や「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」などで知られ、登場人物の心の機微に寄り添う演出で高い評価を受けている。
一方のチョ・ソンゴルは、映画「ポイントブランク~標的にされた男~」でリアルなアクションと緊迫感ある構成を武器に注目を集めた脚本家。今作では一転、“優しい嘘”をモチーフに、人々の細やかな心の交流を丁寧に描いている。
そんな2人が紡ぐのは、戦争で引き裂かれた家族と、余命わずかな老女の願いから始まる再会の物語。一世一代の“嘘”という芝居をきっかけに、交わらなかった人生が、そっと重なり始める――。
カン・ハヌル&ハ・ジウォン 名優たちが夢の共演

無名の舞台俳優ユ・ジェホンを演じるのは、カン・ハヌル。祖母の願いをきっかけに、“偽の孫”という役を引き受ける心優しい青年を、コミカルかつ繊細な表現でリアルに体現している。
劇中では、北朝鮮訛りのセリフに挑戦。亡命者から直接指導を受け、自然な発音を目指して工夫を重ねたという。

ジェホンは、余命わずかな祖母・グムスンのために奔走し、理想を貫こうとする青年。
ホテルの総支配人で孫のセヨンとの交流を通して少しずつ揺れ動く心情をナチュラルに表現し、物語を牽引する。
共演のハ・ジウォンも「本当に優しくて、何事にも一生懸命。心がきれいで、演技への熱量もすごい」と語っており、2人の距離が縮まるにつれて芽生える“ときめき”に注目だ。
2007年のデビュー以来、着実にキャリアを重ねてきたカン・ハヌル。「椿の花咲く頃」で国民的俳優の地位を築き、映画「ミッドナイト・ランナー」では、アクションとシリアスを自在に行き来する演技力で魅了。近年は主演作が続き、「イカゲーム シーズン2」では人懐っこい元海兵役を演じ、世界的な注目を集めた。
誠実な人柄も知られ、兵役も模範的に務め上げたハヌル。現場では、明るく謙虚な姿勢で共演者やスタッフの信頼も厚く、その人間味がジェホンというキャラクターに立体感をもたらしている。

「ホテル楽園」の総支配人パク・セヨンを演じるのは、国民的女優ハ・ジウォン。祖母が築いたホテルを支える責任感の強い女性を、品格としなやかさを併せ持つ芝居で体現。
幼い頃に両親を亡くし祖母に育てられたセヨンが、“偽の孫”ジェホンと心を通わせていく様を、軽妙かつ繊細に表現している。

本作では、1950年代の若きチャ・グムスン役も兼任。戦争に翻弄され、愛する夫と引き裂かれたグムスンを、セリフに頼らず熱演した。
また、ハヌルも同様に、現代の俳優・ジェホンと、回想シーンで登場するグムスンの過去の夫・ジョンムンを演じ分けている。
「シークレット・ガーデン」「奇皇后~ふたつの愛 涙の誓い~」などで、日本でも人気を集めたハ・ジウォンは、ジャンルを問わず第一線で活躍。アクションからラブストーリーまで柔軟にこなし、スタントも自ら務めるほどストイックだ。
近年は「チョコレート」で深みのある演技を見せ、「カーテンコール」は3年ぶりの出演作となった。
現場では、常に明るく自然体。温かな人柄と確かな演技力で、セヨンというキャラクターに芯の強さを宿らせている。
コ・ドゥシム&クォン・サンウ 物語に深みを与える豪華キャストの存在感

北朝鮮出身で「ホテル楽園」を一代で築き上げた創業者チャ・グムスンを演じるのは、韓国演劇界の名優コ・ドゥシムだ。
デビュー以来、幅広いジャンルで活躍し、“国民のお母さん”として親しまれてきたコ・ドゥシムが、温かさと威厳を併せ持つ佇まいで、余命宣告された老女の複雑な心情を巧みに表現している。
グムスンという人物について、「50年間積み重ねてきた私の演技が、すべて込められている」と明かしたコ・ドゥシム。戦争を生き抜き、家族と離れながらも気丈に振る舞うグムスンに、実生活でも孫を持つ彼女自身の人生が重なったようだ。
自ら方言指導に取り組み、「これまでとは違う自分を見せられる」という手応えも。
カン・ハヌルとは「椿の花咲く頃」以来の共演となり、息の合った芝居を見せている。

さらに、2003年「天国の階段」でブレイクし、ペ・ヨンジュンらとともに韓流ブームの先駆けとなったクォン・サンウが、特別出演。セヨンの元婚約者で、巨大財閥サムウグループの御曹司ペ・ドンジェを演じている。
ドンジェは、企業買収も辞さない冷徹さと、かつての恋人への未練という複雑な内面を抱えており、セヨンとジェホンの関係に波紋を広げるキーパーソン。野心と孤独を抱えた男の心の揺れを繊細に表現し、単なる恋のライバルにとどまらない奥行きのあるキャラクターに仕立てあげている。
プライベートでは、2008年に俳優のソン・テヨンと結婚し、2児の父でもあるサンウ。積み重ねてきたキャリアと人間的な深みが、今作でも自然とにじみ出ている。
南北分断という歴史を背景に描かれる、家族の再会と別れの物語。“たった一つの嘘”から始まった関係が、いつしか本物の絆へ――。
物語の軸になるのは、人生の終幕を迎えようとするグムスンと、彼女の側に集う人たちとの交流。セヨンとジェホンの揺れる思い、壊れかけた家族の関係、ホテル経営を巡る駆け引き、かつての婚約者との再会…さまざまな思いが交差する。
誰かのためについた嘘が、誰かの心を救うこともある。「カーテンコール」は、そんな“赦し”と“つながり”を描く物語。世代や立場を越えて心が触れ合う、その一つ一つの場面を、しっかりと見届けたい。
(文/斉藤和美)
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