中古アイアンの人気1位は都玲華が愛用する『スリクソン ZX5 Mk II』 “お買い得”な名器『ゼクシオ10』が3位に急浮上【中古ギアランキング】
イチオシスト
9月の中古クラブランキングのアイアン部門は、軟鉄ながらやさしく打てる『スリクソン ZX5 Mk II』が獲得。各モデルの人気の理由や気になる価格など、現在のトレンドをゴルフパートナー藤沢長後店の店長を務める島田辰也氏とチェックしていこう。
1位にはダンロップの『スリクソン ZX5 Mk II』が返り咲いた。2022年発売で、昨今の軟鉄人気の流れを作ったモデル。根強い人気があることが伺える。
都玲華は現在も使用しており、「本当に良くて、構えたときの印象も抜けもいい。それに少しダフっても飛んでくれるので、とても助けられています」とコメントしている。
「プロが手にする軟鉄鍛造アイアンは、使ってみたいけど結果が伴わないと敬遠しがちですが、そんなネガティブイメージを変えたのが『ZX5 Mk II』です。アイアンらしいフォルムで見た目は文句なし。一方で、打ってみると、球が上がってミスにも強く、『意外と使える』ことがわかります」と、いい意味で見た目とのギャップがあるという島田氏。価格は6本セットで8万円からだ。
2位はテーラーメイドの『STEALTH』。アベレージゴルファーをターゲットとしたアイアンの中心とも言えるモデルで、飛距離と寛容性のバランスに優れている。
「中空構造で楽に飛ばせるモデル。アドレスでは『これなら当てられる』と安心できるヘッドサイズで、トップブレードにも厚みがあります。ソール幅が広く、ややグースがあるので、ダフリに強く球もつかまりやすい。経験が浅いゴルファーから90切りを目指すゴルファーまで、幅広い層にお勧めです」。価格は6本セットで5万円からと、手頃なのも人気の理由だろう。
3位には、前月の8位から順位を大きく上げたダンロップの『ゼクシオ10(2018)』がランクイン。
節目となるゼクシオの10代目で、7番でロフト29度、クラブ長37.25インチのストロングロフト&長尺化で飛びを追求したモデルだ。「多少ミスしてもグリーン周りに飛ばせるゼクシオのやさしさは、スコアを縮める上で大きな武器になります。節目の10代目で完成度が高く、今でも活躍できるポテンシャルがあるモデル。ひと昔前に比べて価格が落ちついているのも手にしやすい理由だと思います」。価格は6本セットで4万円から。
アイアンを選ぶ上では、顔や打感、飛距離に操作性など、人によって求めるもの、優先順位が異なるものだが、市場にはそうした要望に応えるモデルが用意されている。好みのアイアン探しに出掛けてみては。
【2025年9月の中古クラブランキング(アイアン編)】
1位 ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II
2位 テーラーメイド STEALTH
3位 ダンロップ ゼクシオ10(2018)
※ゴルフパートナーの9月の統計
■解説
ゴルフパートナー藤沢長後店 島田辰也店長
しまだ・たつや/ゴルフパートナー独自の社内認定制度「中古クラブアドバイザー」は、クラブの価値を正しく見極め最適な提案をするエキスパート。欲しいクラブがあれば「まずは相談してみて」と、予算に応じてベストなクラブを見つけてくれる。
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<ゴルフ情報ALBA Net>
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