京王7000系「KTR」社名の旧塗装車両は10/28運行開始!「復刻記念 D型硬券付き記念乗車券」は10/23から限定発売を開始
京王電鉄は、運行開始から40周年を迎えた通勤電車「7000系」の1編成を、2002年以前の旧塗装「アイボリー×エンジ帯」に復刻し、2025年10月28日から運行を開始します。
この復刻では、旧社名「京王帝都電鉄」の略称である「KTR」の社名板も忠実に再現。運行開始から40周年の節目を迎え寄せられていた、往年の配色を求める声に答えた復刻となります。また、この往年の雰囲気を纏った車両の登場に合わせ、D型硬券を使用した記念乗車券の発売も10月23日から実施されます。
初のステンレス製車体「京王7000系」
京王7000系は1984年に登場した京王線の通勤電車で、同線として初めてステンレス製の車体を採用したといいます。さびにくく耐久性が高いことから長く使われており、登場から40年以上が経った現在も、制御装置のVVVF化や行先表示器のLED化、バリアフリー設備の整備など、時代に合わせた改良が続けられているということです。

往年のファン感涙!「KTR」と旧書体ナンバープレートが復活
京王帝都電鉄は1948年、京王電気軌道と帝都電鉄を統合して誕生した社名で、英語名「Keio Teito Electric Railway」の頭文字をとった「KTR」と呼ばれていたといいます。1998年、会社設立50周年を機に現在の「京王電鉄」に社名が変更されました。
今回の復刻では、外装のアイボリー×エンジ帯を再現するだけでなく、旧書体のナンバープレートや旧社名・京王帝都電鉄(KTR)の社名板も製作し、1980〜90年代の京王線の雰囲気を細部まで再現したとされています。
復刻車両の運行区間は京王線全線で、運行開始は10月28日(火)から当面の間を予定しています。

記念乗車券はD型硬券!
この復刻を記念した記念乗車券は、A5横型の特製台紙に、京王線・井の頭線の一日乗車券(大人用・小児用 各1枚のD型硬券)と、車号ステッカー1枚(全10種ランダム)をセットにしたもの。
発売は10月23日から、価格は2000円(税込)、限定3000セットです。
発売駅は、新宿(西口)・明大前・桜上水・府中・高幡不動・京王八王子・京王多摩センター・橋本、渋谷・吉祥寺の計10駅、有効期間は10月28日から2026年3月31日までということです。

京王7000系復刻塗装車両は、10月28日から京王線全線で運行を開始します。40年の歴史が詰まったこの車両は、「KTR」の社名板や伝統のカラーリングなど、細部にまでこだわりが光ります。10月23日発売の記念乗車券など、多くの記念企画が用意されています。ぜひこの機会に、京王線の歴史を感じる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(画像:京王電鉄)
鉄道チャンネル編集部
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