宮本勝昌は悔いが残る第2ラウンドも「みんな同じ状況」 地元大会3連覇へ「ベストを尽くすだけ」
<ファンケルクラシック 2日目◇18日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)◇6986ヤード・パー72>
2023、24年大会の覇者である宮本勝昌は、地元での3連覇がかかっている。この日は4バーディ・2ボギーの「70」で回り、首位に2打差のトータル6アンダー・3位タイで最終日を迎える。
雨が降ったり、止んだりと天候が優れない一日だった。「惜しいパットも惜しいショットもたくさんあったような気もしますけど、バーディをいっぱい取って、できることならトーナメントリーダーで1打でもリードして最終日を迎えたかったというのが本音。一番それが理想でしたけど、なかなかちょっとそこは行けなかったので…しょうがないですね」と、悔しい表情を浮かべる。
あと一筋…。というパッティングシーンが後半の16番ではカップ横、17番はカップ手前でボールが失速し後ろにひと転がり戻ってしまうなど、何度かあった。会場となる裾野カンツリー倶楽部(静岡県)のグリーンは「微妙な傾斜が多いので、読み切るのが難しい」とアンジュレーションが効いていてライン読みは容易ではない。
それでも「それはみなさん同じ状況だと思うし、きょうはラインの読みもそうですけど、自分の打ち方もいまいちのパッティングが多かった。なるべくしてなった結果かなと思います」と話す。状況のせいにはせず、どんな場面でも対応できなかったのは自身の実力不足だと受け止める姿勢は、なんとも宮本らしい。
同組のタマヌーン・スリロット(タイ)が「68」をマークし、トータル8アンダーで単独首位に立った。宮本が狙うのはただ一つ、逆転優勝だけ。勝てば髙橋勝成(2001~03年)に続く大会史上2人目、そして自身初の3連覇となる。
「もちろん優勝を目指してベストを尽くすだけですけど、それが結果、一番上に名前がいけば、いいなと思います」と勝利への意欲を示した。家族、多くのファンが集う地元大会で、歴史に名を刻みたい。(文・高木彩音)
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