70歳の倉本昌弘が『67』の3位発進 16回目のエージシュート達成も「別に何回もできる」
<ファンケルクラシック 初日◇17日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)◇6986ヤード・パー72>
70歳の倉本昌弘が7バーディ・2ボギーの「67」をマークし、シニアツアーでは今季4度目、通算16度目のエージシュートを達成し、首位と2打差の5アンダー・3位タイで滑り出した。
2019年の「スターツシニア」以来、6年ぶりの優勝が狙える位置で週末に進むが、「優勝なんて無理に決まっている。グランドシニア賞を取るのに頑張ります」と、60歳以上に設定された『グランドシニア特別賞』(1位は150万円)に狙いを定めている。現時点での60歳以上の2位は、21年大会覇者でもある61歳・田村尚之の2アンダーで、倉本とは3打差だ。「エージシュートは別に何回もできる」と簡単に言い放つ70歳は2日目、最終組の1つ前の組からスタートする。
倉本はレギュラーツアーで通算30勝、シニアツアーで通算8勝を誇っている。現在はシニアツアーでは選手として、レギュラーツアーでは日本ゴルフツアー機構の副会長として二足のわらじを履き、忙しい日々を送っている。軽快な語り口と背筋をピンと伸ばして歩く姿は、とても70歳とは思えない。
「健康でいられるか、いられないかは、みんながよく分かっているように、節制できるか、できないかだけ。食事もそうだし、トレーニングもそうだし、いろんな意味ですべてが節制できれば健康でいられる」
倉本が普段の食生活で気を付けているのは塩分の摂取量だ。「塩分を摂り過ぎると、体がむくんじゃうから良くないし、成人病にも決して良いわけではないので、家ではほぼ減塩で生活しています」。トレーニングでは「週1回のペース」でジムに行って1時間以上は体を動かす。そして時間さえ許せば、「階段を歩くとか、タクシーに乗らずに歩くとか」と普段から足腰に刺激を入れることを心がけている。セルフケアを徹底する70歳のパワフルなショットに注目だ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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