米国の“荒れ地コース”でも「性能を発揮するんです」 ハワイ在住の“マルチ選手”はクロムツアーを信頼【ヒロインたちの“ボール愛”】
クラブはもちろんだが、なかなか自分に合ったものを選ぶのが難しいのがボール。ではいったい、プロとしてツアーを戦う選手たちは、どのような基準で今のボールにたどりついたのだろうか? 25歳以下のプロテスト合格を目指す選手たちがしのぎを削る「マイナビネクストヒロインツアー」に出場する選手たちに、その“ボール愛”を語ってもらった。みなさんもこれを読んで、選択する基準の参考にしてみてはいかが? 今回は15日に開催された「acom Ladies Cup」にも出場した、ハワイの大学に在学している22歳の中山真碧(なかやま・もあな)に聞いた。
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日本生まれ、ハワイ育ちの中山は、現在もハワイの大学に通う“現役女子大生ゴルファー”だ。「日本でも試合がしたかった」という理由で、ネクヒロにも参戦。ハワイを拠点に米国本土、そして日本で競技ゴルフに励んでいる。「1週間だけ日本に…ということもよくあります」という、その動きは精力的だ。
そんな中山が使用するボールがキャロウェイの『クロムツアー』。もともと、「ギアに関してはあまり替えず、これと決めたら長く使う」というのが信条だが、今年に入り「最初に打った時の打感が、自分好みで良かったんです」と、このボールにスイッチした。
「Xのように硬いと、球が上がりづらい」と、どちからといえば軟らかめのボールが中山の好み。それゆえ球の上がりやすさという性能はもちろん、「スピンの効きがいいのと、飛距離も伸びました」という点も採用の基準になった。
また、こんな使用感も。「日本はすごくコースがキレイに仕上がっているところが多いけど、アメリカは(芝が)伸ばしっぱなしというコースも少なくない。そういった荒れた場所でも、性能を発揮してくれるんです」。場所を選ばず、同じクオリティで使用できるというのも、日米を股にかける中山にとっては重要なポイントになる。
キャリーで平均飛距離240ヤードを誇る飛ばし屋。だが、一時はドライバーに悩んでいたという。それを機にスイングを改造し、ギアも選び直したことで出会ったボールでもある。「新しいスイングにもマッチしてくれました」。一度使用を始めたら長く愛用するだけに、このボールもしばらくはいい相棒になってくれそうだ。
香川県で生まれ、生後3カ月で米国に渡った中山は、米国でのティーチング資格も持つ。さらにハワイではラジオパーソナリティまで務めるマルチな才能の持ち主だ。最後に“教えるプロ”としてボール選びのコツを聞いてみた。
すると「トラックマンとかデータを測れるような場所で、フィッティングをするといいかもしれません。ボールはなんとなく選びがちですが、数値は大事です。私も今のボールでデータが安定してきました」とニコリ。ぜひ、参考にしてみてはいかがだろうか?
<ゴルフ情報ALBA Net>
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