「予選を通るのが難しく感じて…」 馬場咲希がカットなしのアジアシリーズで得たいもの
<BMW女子選手権 事前情報◇15日◇パインビーチGL(韓国)◇6785ヤード・パー72>
ポイントランキング上位者のみが出場できる秋のアジアシリーズ。ルーキーの馬場咲希は日米共催「TOTOジャパンクラシック」を含めた全4試合に出場できる。このシリーズでは予選落ちがないため、最終戦出場に向けたポイントの稼ぎどころ。それだけでなく、上昇気流に乗るための試金石になりそうだ。
7月以降トップ10入りはなく、“CUT”が目立つようになった。「最近は予選を通るのが難しい、と感じていた。これまでは(試合で)試そうと思っても、予選落ちを意識しすぎてやりきれなかったり。4日間試すことができなかった」。そんな消化不良の日々を送っていたが、このアジアではその心配はない。
いま取り組んでいるのは「フェードを打ちたいので、ドローが出ないスイング」。球の打ち出しをしっかりと頭に描きながら、ダウンスイングからインパクトゾーンにかけてのイメージを整えている。「予選落ちがないので、いろんなことを試しながら試合ができる。先週は(スイングを)大げさにやったら、いい球が多かったので良かった。4日間やれるということは、次の試合にも生きる」。
先週の「ビュイックLPGA上海」では、最終日にボギーフリーの「66」をマーク。初日「71」、2日目「70」の連続アンダーパーもうれしい。「その流れに乗って、今週もいいプレーができるように頑張りたい」と力も入る。
開幕2日前のプロアマには出場しなかったが、選手全員参加のパーティに出席したあと、午後4時からコースに飛び出し、「全部回れました。かなり暗かったけれど…」と日没ギリギリでハーフを回り切った。この日は朝から残りのハーフをラウンド。自身の体調と相談し、当初の予定を変更しながらも、18ホールを確認した。
「(韓国のご飯が)すごくおいしい。いっぱい食べて、いっぱい寝て、頑張りたいです。4日間、最後までいいプレーができるように頑張ります」。初めての韓国に胸を躍らせながら、あすの開幕を見据えた。(文・笠井あかり)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。