天満川のトップチニングで42&47cmのチヌをキャッチ!【広島】満潮狙いが的中
天満川のトップチニングで42&47cmのチヌをキャッチ!【広島】満潮狙いが的中">
天満川でチニング釣行 9月上旬、中潮3日目、午前6時50分が満潮、潮位は255cmとコンディションの良い状態でチニングには好条件とみた。理由は潮位の高さ。翌日から大潮になり、最終日の潮位は367cm。 …
最近の台風は上陸寸前に勢力が増し、先の15号も気圧そのものよりも雨・風が甚大な被害をもたらした。さいわい広島は大した影響もなく、私(アルカジックヘルパー)はチニング狙いに天満川に向かった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・川原直毅)
天満川でチニング釣行
9月上旬、中潮3日目、午前6時50分が満潮、潮位は255cmとコンディションの良い状態でチニングには好条件とみた。理由は潮位の高さ。翌日から大潮になり、最終日の潮位は367cm。つまり1.1mも違うわけだ。
潮位の差はチニングにおいて干潮から満潮になるに従って水位が上ってくるのだが、例えばチヌの体高よりもやや水深が深い場合は、チヌの背びれが波紋となってチヌのサイトフィッシングが可能になる。

ルアーの使い分け
チヌのサイトフィッシングが可能な状況の時は、チヌも海面に浮かぶフロートタイプのペンシルで十分釣れる。
いわゆるトップウォーターゲームで私が使用している、くろポップ(45mm、3.9g)はスレたチヌ向きでストレートな動きを基本にポッパーとしてトリッキーな動きが可能、スアレス(60mm、7.0g)はリーリングによって独特のドッグウォークをする。
いずれも海面のアクションでチヌにアピールするので好みで使い分ければいい。取りあえず暗いうちは派手なアカキン、南国トロピカル、バッタ、バイトチャートなどを使用する。また、夜がうっすらと明けてくると、マーブル、箔イワシ、サンセット、こざかな、どクリアーなどを使用する。

当日のタックル
ロッドはインスピレーション・S69 スプリットシーカー、リールはルビアスFC LT2500S、ジギングPEラインパワーゲームX8の0.6号、リーダー・ショックリーダースムーズロックプラス1.5号、ローリングスイベル・インターロック付き10号(0.17g)を組んだ。

当日の状況
仕掛けの準備ができたところで潮下を目がけて超遠投する。海底はほとんど砂地と泥、場所によってカキの稚貝を養殖する棚があるが、このようなストラクチャーは潮位の高い時にはチヌの格好の隠れ家となり、仮にチヌをヒットさせても取り込みが難しい。
当日は潮位がそれほど高くなかったので上げ潮五分くらいからが本格的に狙いめだったが、遠投性に優れるくろポップ・箔イワシで潮下から潮上へ単純にリーリングしてみた。
これではチヌの食い気が上がらないのか箔イワシの動きに変化を付けるため、急速にリーリングしてドッグウォークにストップをかけ、アタリをきいてノーバイトであれば再度これを繰り返す。
この釣り場もチニング愛好者が頻繁に入っているのでチヌもスレッカラシが多いのだろう。
どクリアーに良型42cmチヌ
しかし、満潮になればかなり上流域でもチヌはヒットするのでここは辛抱強くキャスティングを繰り返す以外に解決策はない。
ポッパーのカラーチェンジも打開策のひとつだ。時期的にハゼの子はまだ早いがボラの子は集団で行動するためにどクリアーに交換してみた。同時にそれまでのキャスティングの方向も縦方向から横方向に川を横断させるようにルアーを引いてみた。
結果はすぐにでた。何と1投目に川のほぼど真ん中近くでチヌが真下からルアーを食い上げた。チヌの背ビレが見えたわけではないが、海面に何となく三角の波紋らしきものが見えた直後だった。
チヌは42cmとまずまずの良型で勢いよく左右に走る。かなり興奮しているのか口周りのルアーが気にくわないのかチヌは頭を振っている。強引に引き寄せてネットインさせた。
くろポップ・サンセットで47cmゲット
すぐにスカリに入れて次を狙う。2尾目のチヌは、くろポップ・サンセットに交換してアタリをきいてみた。上げ潮に乗って河川に入ってきたのだろうか、先ほどヒットしたポイントから10m下流でヒットした。
このチヌも良型で散々暴れまくって4分ほど遊ばれてやっとネットに入った。型は47cmあった。
夜もすっかり明けており、満潮を待たず、写真を撮ってリリースした。まだまだ水温も高く当分の間、チニングは各河川で楽しめそうだ。

<週刊つりニュース西部版APC・川原直毅/TSURINEWS編>
記事提供元:TSURINEWS
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