手こぎボートでのコマセ釣りでヒラソウダにゴマサバをキャッチ【沼津・丸高水産】
手こぎボートでのコマセ釣りでヒラソウダにゴマサバをキャッチ【沼津・丸高水産】">
沼津で手こぎボート釣行 当初2日連続でのプレジャーボートでの釣りを予定していたが、予報では海況があまり良くなかったので、手こぎボートをイカダに係留して釣りができる沼津の丸高水産に前日電話で予約した。 …
プレジャーボートで釣りをした翌日は、手こぎボートをイカダに係留して釣りを楽しんできた。プレジャーボートとは違い水面までの距離が近い手こぎボートの魅力を再認識。真夏とは違う空や風を感じながら季節の変化を感じた。初めて食べたヒラソウダの刺し身は噂通りの絶品だった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
沼津で手こぎボート釣行
当初2日連続でのプレジャーボートでの釣りを予定していたが、予報では海況があまり良くなかったので、手こぎボートをイカダに係留して釣りができる沼津の丸高水産に前日電話で予約した。
まきエサ釣りで狙う
当日は風が強い予報のため沖には出ずに、イカダに係留してまきエサを効かせてマダイやその他青物を狙いたいと考えた。
当日のタックル

エサはオキアミとネリエサ。まきエサはオキアミを2人で3kg用意。
釣具屋へ寄り道
9月22日(月)天気は晴れ。風が強く昼頃から波も高まってきた。当日は沼津市内にある妻の実家から出発。途中国道414号沿いにある釣り具の「タイシ」に寄り、前日に電話で予約しておいた全解凍のまきエサや当店オリジナルのマダイ仕掛けなどを購入。

ちなみに筆者は、仕掛けなどのオリジナルという言葉に無性に弱い。
丸高水産でボートレンタル
現地に向かう途中、静浦マリーナへ寄って海の様子を見ると風もなく凪。判断を誤ったかと思いながらも「そのうち風が吹き出して海も荒れてくるはず」と自分に言い聞かせてマリーナを後にした。
丸高水産で受付け
西浦立保の「丸高水産」に到着。乗船名簿に記入して料金を支払い、マダイやイサキのポイントを尋ねると、沖に出るポイントだったため今回は諦めて作戦通りにイカダに係留して釣ることにした。
イカダにボートを係留
8時。手こぎボートに荷物を積み込んでいざ出船!

イカダに係留して釣り開始
手前から3番目のイカダ゙の列の内側中央からやや先端付近に係留して釣りを開始(水深は約24m)。まきエサカゴにオキアミを入れてハリにも同じくオキアミを付けて投入。
一旦底までオモリを落として仕掛けが潮に馴染んだらハリスの長さの半分巻いてロッドを一度大きく振ってまきエサを出して、さらに仕掛けの半分巻いて再びロッドを振って待ってみる。
一切アタリがない
しかし、妻も筆者も一向にアタリがないしエサも取られない。タナを微調整したり、付けエサのオキアミをネリエサで包むようにダンゴにしたりしても状況は変わらず。

ポイント移動
夏から秋のまきエサ釣りの楽しさの一つにはアタリが多くて、何かしらの魚が釣れるところにあると思うがこれだけアタリがないのは辛い。せめてサバやソウダガツオ位は釣れるだろうと思っていただけに想定外の展開だ。
筆者以上に退屈そうにしていた妻が何度も移動を提案してきたので、2番目のイカダの列の外側先端に移動してみることにした。
ヒラソウダがヒット!
こちらのポイントの水深もあまり変わらず26m位だった。アタリがないことに加えて風も強く吹き出してきた。妻には「まきエサが効いてくる昼頃にソウダガツオなど寄ってくるかも知れないから頑張って」と希望を持たせながら釣っていると、11時頃遂に彼女が「キター!」と言ってラインを手繰りだした。
どうやらまきエサをカゴに詰めている時に、船べりから垂らしていた仕掛けにヒラソウダがヒットしたようだ。抜き上げても良いが、当日貴重な1匹になるかもしれないので、ここは慎重にタモで掬ってキャッチ!

青物の入れ食いタイム到来かと思い、筆者も気合を入れてまきエサを振ったがアタリはない。
妻が連発
しばらくすると、再び妻にヒット。今度は底付近でアタリがあったようだ。水面近くまでリールで巻き上げて、最後にハリスを手繰るように言うと、彼女はその強い引きに「できない、できない、できない」と言いながらもラインを手繰り寄せて何とかヒラソウダをキャッチした。
ゴマサバにマルソウダ
筆者にもようやくアタリが到来。エサはオキアミの1匹掛け。ヒラソウダだと良いなと思いながらキャッチしたのはゴマサバ。

少し残念だったが、オデコを逃れて一安心した。一度水面で良型のソウダガツオをバラしてしまったが、その後マルソウダをゲット。
さらにゴマサバを連発して、秋のまきエサ釣りらしくなってきてテンションも上昇。一方妻は手前マツリに苦戦して、道糸が云々と呟きながら解いていた。
彼女は釣りを始めておよそ10年だが、釣りの専門用語などには無頓着だったため、筆者は彼女の口から「道糸」という言葉を今回初めて聞いて驚いた。後半は、ネリエサとオキアミを使用したダンゴ釣りで狙った彼女だったが撃沈。
当日の最終釣果
13時30分。もう少し釣りをしていたかったが、強風は収まる気配がなく波も高くなってきたので沖上がりにした。係留ロープをイカダから解くと、風と潮の影響で一気に沖に流され、イカダとブイを繋いでいるロープにボートが引っ掛かってしまう。

困ったことに、しばらく身動き取れなかったが、2人で何とかボートを動かして脱出に成功。もし一人だったら恐ろしかったと思った。
当日の最終釣果
筆者:マルソウダ1匹(32cm)、ゴマサバ3匹(24.5~29cm)
妻:ヒラソウダ2匹(30~32cm)
静浦のナギの海に後悔
静浦マリーナに戻ると西浦とは逆で、風は殆どなく海を眺めると凪。マリーナスタッフによると終日穏やかな状況だったようで、プレジャーボートでの釣り中止の判断を後悔した。
しかし、当日は予報が悪かったため、我々以外の釣り人もキャンセルが多かったようなので中止の判断は仕方がなかったのかもしれない。
ヒラソウダの刺身に舌鼓
釣ったヒラソウダは、今回もマックスバリュー沼津南店内にある「山正鮮魚部」で刺身にしてもらい、他に購入した魚の刺身と一緒に盛り付けてもらった。

2人とも始めてヒラソウダの刺身を食べたが、脂が乗っていて噂通りの美味さに舌鼓をうった。
手こぎボート釣りを満喫
プレジャーボートでの釣りをキャンセルして後悔したが、久し振りにイカダに係留してのんびり釣りができる「丸高水産」でのボート釣りはとても楽しかった。手こぎボートはエンジン音がなく静かなことに加えて、ボートと水面との距離が近いので自然との一体感も味わえてとても魅力的だ。
前日までの夏のような日差しとは違い、当日は今シーズン初めて秋の気配を感じながら釣りができて、物凄くリフレッシュできたことも最後に書き加えておきたい。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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