V賞金2億円超でリディア・コは“生涯27億円”突破! 7位の西郷真央、岩井明愛ら日本勢はいくら稼いだ?
<AIG女子オープン 最終日◇25日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>
男女の今季メジャー大会9試合が、すべて終わった。最後を締めくくったのはパリ五輪金メダリストのリディア・コ(ニュージーランド)で、2015年「エビアン選手権」、16年の「ANAインスピレーション」(現・シェブロン選手権)に続くメジャー通算3勝目(米国女子ツアー通算21勝目)をつかんだ。
今年は金メダル獲得、そして殿堂入りという栄誉を手にしているリディアは、この優勝によりビッグマネーも得ることになる。今回の賞金総額は史上最高を更新する950万ドル(約13億6800万円)で、優勝したリディアは142万5000ドル(約2億520万円)を受け取る。今大会がメジャーに昇格した2001年の優勝賞金が22万1650ドル(当時のレートで約2660万円)だったことを考えると隔世の感すらする。
ちなみにリディアはこの勝利で、生涯獲得賞金を“1900万ドル突破”の1921万2009ドル(約27億6652万円)とした。これにより歴代獲得賞金ランキングでパク・インビ(韓国)を抜いて史上4位に浮上。歴代1位はアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の2258万3693ドルで、以下、カリー・ウェブ(オーストラリア、2029万3617ドル)クリスティ・カー(米国、2017万9848ドル)となっているが、レジェンドたちに肩を並べる勢いだ。(1980年以降)
今大会では2位になった申ジエ(韓国)、リリア・ヴ(米国)、ネリー・コルダ(米国)、イン・ルオニン(中国)もそれぞれ59万4759ドル(約8564万円)をゲット。これが“優勝賞金”と言われても違和感のない額でもある。
なお日本勢は7位に入った西郷真央と岩井明愛が23万6366ドル(約3403万円)を獲得。日本ツアーなら高額賞金がかけられた大会の優勝に匹敵する。22位タイの大里桃子も9万1414ドル(約1316万)を日本に持ち帰る。
今年の「全米女子オープン」では、優勝した笹生優花が240万ドル(約3億7000万円)、2位の渋野日向子も129万6000ドル(約2億300万円)を稼ぎ出したことも話題のひとつになった。「アムンディ・エビアン選手権」で勝った古江彩佳も120万ドル(約1億9000万円)を獲得と、こちらも高額だ。女子ゴルフのメジャー大会も近年、男子と足並みをそろえるように賞金の高騰が目覚ましい。この流れは、来年も続くのだろうか?
【日本勢の獲得賞金】
7位T:西郷真央、岩井明愛=23万6366ドル(約3403万円)
22位T:大里桃子=9万1414ドル(約1316万)
29位T:勝みなみ、河本結=6万8572ドル(約987万円)
37位T:古江彩佳、畑岡奈紗=4万5568ドル(約656万円)
55位T:川崎春花=2万4943ドル(約359万円)
60位T:佐久間朱莉=1万9105ドル(約275万円)
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