Adoの“歌ってみた”動画、著作権問題で非公開に ユニバーサルミュージックが謝罪
今年4月に公開された「Ado」(登録者数853万人)の“歌ってみた”動画が非公開となりました。
著作権の問題で半年前に公開したMVを非公開に
Adoが所属するユニバーサルミュージックグループ(UMG)は14日、公式サイトを更新し、AdoがYouTubeチャンネルに公開していた「愛して愛して愛して」のミュージックビデオを公開停止にしたことを発表しました。
「愛して愛して愛して」はボカロPの「kikuo」(同149万人)の楽曲であり、PV制作を赤卵とさしみやまのユニット「さしたま」が担当。2015年に公開されたこの動画は現在までに1億1000万回以上再生されています。
UMGはkikuoの承諾を受け、Adoの“歌ってみた”動画の音源を2023年に制作。MV映像を作り今年の4月に動画を公開しました。しかし、「制作するにあたり、さしたま様が制作したオリジナルのMVをオマージュする意図はあったものの、著作権に関する認識不足、および法務確認のプロセスを怠ったことにより、そのクリエイティブの一部を無断で使用してしまいました」と明らかにしました。
UMGはさしたまに直接謝罪し、今後の対応について協議を進めているとのこと。あわせて、本件はUMGの管理体制の不備でありAdo本人やMVの制作チームは無断使用に一切関与していないことを強調します。
その後、UMGは再発防止策として社内教育の徹底や法務確認プロセスの強化、外部クリエイター作品の利用に関するガイドライン作成などを挙げ、「さしたま様をはじめ、アーティスト、ファンの皆様、関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。
Xでは「公開停止なだけでちゃんとした協議の末に再アップ版が投稿されることを切に願いながら続報を待ちます」「冒頭のアレですかね… 本家をリスペクトしてて凄く良いと思いましたがダメだったんですね…」「ちゃんと事実が確認されたことでちゃんとした対応を取って下さりありがたい事ですね」といった声が上がっています。
Ado「愛して愛して愛して」
ミュージックビデオに関するお詫びhttps://t.co/vIyfq4o73f— Ado Staff (@ado_staff) October 14, 2025
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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