ユジン“スヨン”、かたくなに離婚を迫るチ・ヒョヌ“ミンチョル”に「覚えてない?初めて会った日のこと」<ファーストレディ>

「ファーストレディ」はLeminoで配信中
ユジン、チ・ヒョヌ主演によるドラマ「ファーストレディ」の第4話が10月2日にLeminoで配信。第4話では、スヨン(ユジン)、ミンチョル(ヒョヌ)夫婦の“20年前の出会い”のシーンが描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
韓国大統領に当選した夫、将来のファーストレディとなる妻。そんな2人の間で大統領就任までの67日間に巻き起こる、権力と愛、欲望の衝突と葛藤を描いた心理サスペンス「ファーストレディ」。
大ヒットを記録したドロドロ愛憎劇「ペントハウス」(2020~2021年)シリーズのユジン、ドラマ「紳士とお嬢さん」(2021年)で「2021 KBS演技大賞」大賞を受賞したヒョヌの共演、そして脚本家のキム・ヒョンワン氏が6年間の準備期間を経て執筆した作品ということで、「今年最も話題性のある新ドラマ」と配信前から注目を集めていた。
スヨンの娘の暴力騒ぎがネットで拡散…
大統領選当選の祝賀イベントの夜、ミンチョルはスヨンに突然の離婚宣言。絶対に離婚したくないスヨンとの間でにわかにドロ沼離婚劇が幕を開けた。2人の離婚劇はマスコミの格好のネタになり、第3話ではミンチョル側がスヨンを盗聴の疑いで刑事告訴。2人の関係がもはや修復不可能であることが国中に知れ渡る――という展開が描かれた。
第4話では、2人の娘・ジユ(パク・ソギョン)が学校で暴力騒ぎを起こす。その光景を同級生によって撮影され、インターネット上で動画が拡散されてしまった。まさに踏んだり蹴ったりの状況で、さすがのスヨンも観念。渋々離婚を承諾し、書類にサインをするためミンチョルの事務所を訪れた。
しかし、一筋縄ではいかないのがこの2人の離婚劇。いざ離婚書類にサインするタイミングになり、スヨンは「覚えてない?初めて会った日のこと」と、20年前の出会いについて言及する。その回想シーンが、スヨンとミンチョルの本来の人柄を実に魅力的に描き出した。

「ファーストレディ」キービジュアル
血気盛んな過去のミンチョル「ヒョン・ミンチョルに票をください!」
20年前、スヨンの父であり平和自由党の国会議員候補チャ・ジンテク(チョン・ノミン)の選挙後援会発足式。対立政党である国民党のジャンパーを着たミンチョルが、支援者たちの間をすり抜けて乱入してきた。
彼はマイクを握ると「古いドラマの再放送じゃあるまいし、選挙のたびに戻ってくるチャ議員はこの数十年の間、何をしましたか?ハソン市は元気になりましたか?」と、敵陣で痛烈な批判を展開。地元の有力企業がジンテクと癒着し、労働者に労災も認めず劣悪な環境で働かせている、と訴えた。止めさせようとする会場スタッフから逃げながら、若きミンチョルの口撃は止まらない。
ミンチョルは「間違った現実を変えなければいけません!ヒョン・ミンチョルに票をください!必ずハソン市を変えます!」とテーブルの上で声を張り上げる。前髪を下ろし、笑顔も交えながら持論を展開する姿は血気盛んな若き活動家そのもの。その姿から、ミンチョルの政治家としての信条と人としての誠実さがしっかり伝わってくる。冷たくスヨンに離婚を迫る20年後のミンチョルとは別人のようだ。
そして会場の一角には、そんなミンチョルを興味深く眺める若き日のスヨンの姿も。父の地盤と財団理事長の座を継ぐのが自分ではなく異母兄・ジョンヨン(ドユ)なのが不満なスヨンは、理想に燃える若きミンチョルに非凡なものを感じたのだろう。その場の誰もがミンチョルに非難の目を向ける中、彼に歩み寄り「私が票を入れるわ。きっとなれます、ハソン市の国会議員に」と手を差し出した。
“鉄の女”スヨンの強い決意
2人のなれ初めには、ミンチョルの誠実さやスヨンとの絆もあらためて感じられる。回想シーン後、スヨンはすっかり“鉄の女”の強さを取り戻していた。
一介の活動家でしかなかったミンチョルを大統領にまで押し上げたのは自分だという自負があるだけに、スヨンはあらためて「私の得意なことは、不可能を可能にすること。でももっと得意なのは、壊すこと。壊すほうがずっと簡単よ」とミンチョルを見据え、離婚書類を破り捨てた――。
今後も離婚を求めていくであろうミンチョルと、断固拒み続けることを決意したスヨンによるドロ沼の離婚劇が展開していきそうだ。
韓国ドラマ「ファーストレディ」は、毎週水・木曜に新エピソードをLeminoで配信中。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

「ファーストレディ」第4話より
記事提供元:Lemino ニュース
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。