秋のファミリーフィッシング【危険回避ガイド】 もしもの際のお助けアイテム3選も紹介
秋のファミリーフィッシング【危険回避ガイド】 もしもの際のお助けアイテム3選も紹介 ">
釣りでの危険 まずは、釣り場にどのような危険が潜んでいるかを簡単に紹介しよう。あくまで一例であることを忘れないでほしい。 シーバス(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志) 転落事故 海でもそうだ …
猛暑の夏も終わり、いよいよ本格的な秋がやってくる。楽しい行楽シーズンに子供と近所の川でハゼ釣りや、近くの堤防でアジでも釣ろう。なんて考えてる方も多いはず。しかし、ちょっと待ってほしい。堤防はもちろん、近所の川でも甘く見るとそこらじゅうに危険がいっぱいだ。中には重大な事故に繋がるものさえある。そこで、この記事では安心して釣りができるように、危険回避の基本を考えてみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
釣りでの危険
まずは、釣り場にどのような危険が潜んでいるかを簡単に紹介しよう。あくまで一例であることを忘れないでほしい。

転落事故
海でもそうだが、これは意外にも川で起こりやすい。スマホの普及によって水際の撮影が可能になったが、これが何より危ない。特に子供の撮影には注意が必要だ。よく周りと足元を確認して安全な場所で撮影してほしいものだ。

また、スマホは落としたら諦めよう。拾おうと入水したり、慌てて転んだりするのも危なすぎる。

危険生物
スズメバチやマダニ、ヘビやネズミにアライグマなど都心の川でも釣りに行くとこのような生物に高確率で出会う。特に注意したいのが秋になると活発になるマダニとスズメバチだ。どちらも刺されると、感染症や毒性の強さで命に関わることさえある。
これは海でも同じで、ヒョウモンダコやゴンズイ、エイなど危険な生き物は意外なほど多い。最低限の準備をして、万が一にも備える準備と知識は必要だ。
天候
雷やゲリラ豪雨、突風に熱中症など目まぐるしく変わる日本の気候と釣りはもはや無関係ではいられない。
雷やゲリラ豪雨は毎年のように起こるので、釣り場に入る前に必ず天気予報はチェックしたい。それでも急に風が吹きだしたり、怪しい雲が張り出したら注意が必要だ。そして夏場に多いのが熱中症だ。
大人はある程度平気でも抵抗力の弱い子供は別だ。朝から雲一つない快晴でも、必ず熱中症アラートを確認してからできれば夕方からの釣りをおすすめする。

もしもグッズ
では、万が一にも危険に遭遇した場合に助けとなるグッズを紹介しよう。必ずしも必要のないものもあるが、できれば揃えておいてほしい。
フローティングベスト
これは釣りに慣れているベテランでも揃えている必需品だ。特に子供と一緒なら必ず購入してほしい。海釣りではもちろんだが、川でも侮ってはいけない。
たとえ浅い水深でも急な深みがあったり、底がヘドロ帯になっていると、ハマって身動きが取れなくなってしまうのが川の怖さだ。そんなもしものためにもフローティングベストは持っていて損はない。

ポイズンリムーバー
必ず必要というわけではないがあると安心する。これは主に毒虫やヘビなどに咬まれたり刺されたりしたときに、毒液や針を吸いだして被害を軽減するものだ。
キャンプや山登りなどでは活躍するが、釣りではあまり馴染みがない。筆者もお世話になったことはないが、いざというときには心強いアイテムだ。
消毒薬
どんな釣りでも釣り針を使う。そして扱いに慣れていないと体のどこかに刺さって大けがをしてしまう。その他にも、魚のヒレが刺さったり転んで擦りむいたりとケガは付きものだ。そんな時に応急処置として役にたつのが消毒薬だ。荷物になるからと持っていかないと後で後悔する。

子供からは目を離さない
さて、ここまでファミリーで釣りを楽しむためのコツをいくつか紹介してきたが、釣りはなにも怖いことばかりではない。少しばかり周りに注意を払うことで気軽に楽しむことができる最高の遊びだ。だが、子供連れの釣りには注意をしてほしい。

テトラや水深のある川などの足場の悪い場所は、たとえ魚が釣れたとしても避けた方が無難だ。そしてどんな釣り場でも大人は子供から目を離さないようにしてほしい。

釣りに慣れているベテランですらヒヤリとすることは何度もある。楽しい思い出を作るため、安全第一で釣りを楽しんでほしい。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。