創価大学で地域住民も対象の「難民映画祭パートナーズ」を開催 映画『グレート・グリーン・ウォール』を上映
国連UNHCR協会が実施する「難民映画祭パートナーズ」に参加している創価大学(東京都八王子市)は、映画『グレート・グリーン・ウォール』 (フェルナンド・メイレレス監督製作総指揮)の上映会を10月12日(日)・17日(金)に開催する。
同大は、難民映画祭から派生する形で、国連アカデミック・インパクトへの参画を機に発足した学生団体「ASPIRE SOKA」との共催で、2018年から毎年上映会を開催している。今回上映する『グレート・グリーン・ウォール』(92分、日本語字幕)は、気候変動に苦しむアフリカ・サヘル地域を舞台に、マリ共和国出身の世界的な女性ミュージシャン、インナ・モジャが音楽で人々をつなぎ、人類史上最大規模の植林プロジェクトの実現へ向けて挑戦する音楽ドキュメンタリー。17日(金)の上映会では、同大のパン・アフリカン友好会によるアフリカのダンスも披露される。大学関係者だけでなく、地域住民などだれでも参加できる。
アフリカのサヘル地域は、気候変動に直面している地球上で最も脆弱(ぜいじゃく)な場所の一つ。気候変動を食い止めるため、2007年、アフリカ大陸を8000kmにわたって横断する人類史上最大規模の植林プロジェクト、「グレート・グリーン・ウォール(緑の長城)」計画が開始された。完成すれば多くの人々の生活を改善する世界的奇跡となる。壮大なアフリカン・ドリームを成功させるため、マリ出身の世界的ミュージシャン、インナ・モジャがアフリカ横断の旅へ。セネガルからエチオピアまでの道中、セネガルのヒップホップの創始者ディディエ・アワディ、マリのブルース・バンドのソンゴイ・ブルースや、ナイジェリアのワジェなどと楽曲を制作し、各地でライブを重ねていく。女性支援にも情熱を燃やす彼女は、現実の過酷さに衝撃を受けつつも、「夢を信じてほしい」とメッセージを発信していく――。
上映時間場所は、10月12日(日)が15時~17時、同大中央教育棟6F AC631教室(同会場で難民や本作品に関する展示も実施)。17日(金)が17時~19時、同大中央教育棟B1F ディスカバリーホールで(オープニングアクト・映画上映など)。参加費無料、事前申し込み制。申し込みは同大ホームページで受け付ける。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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